今でも自分は90年代のロックスターだと思いますか?それともそれは過去のこと?
リアム:今でもだよ。でもそれに満足して終わることはないと思う。たぶんその時ですらもこんな感じさ、「クソ、もっと仕事を続けられたら!」。
レノン君と公園に行った時、フォトグラファーが写真を撮ることを許しましたよね。
リアム:あいつといる時はストレス抱えたくないからさ。生後2ヶ月の赤ん坊を写真を撮ってくる連中との口論に巻き込みたくもない。冷静でに対処したかったんだ。だから「おい、そこにいとけよ、もし文句をがあるなら、そこから言え。ただ少しでも俺に近づいてみろ、そしたら…」って言ったんだ。近づいて写真を撮ることもできただろうが、そしたら俺もそれなりのことはしてやったさ。
ちょっと前にあった「イングランドで最も恥ずべき人物」の投票、新聞で見ました?
リアム:ああ。
…あなたとノエルはどちらも入ってましたね。真実に迫ってると思いますか?
リアム:おい、こういうことやる連中は他にやること無いのかよ。そっちのほうがよっぽど惨めだぜ。ふんぞりかえって「よし、今日は世界で誰が一番惨めか決めるぞ」。こんなことして、一体何を生きがいにしてるんだ?そいつが一番惨めなやつだ。どうして俺が入ってるんだよ?俺が笑顔で歩かないから、それともカメラに微笑みかけないからか?俺の子供の顔を狙ってカメラを構えやがったり俺やパッツィの荒捜しをするやつらに「失せろ」と言うから?そしたら俺についてクズみたいな記事を書くんだろ。そうさ、そういう理由だったら確かに俺は一番恥ずべき人物だ。たぶん誰に尋ねてもそうだろうよ。クソ面白れえ。俺は陽気な男だからな、そうだろ、何があったとしても上機嫌さ。
パオロ・へウィットの本「Forever The People」を読みました?
リアム:いや、読んでない。
Be Here Nowツアーでの経験が書かれてるんです。
リアム:あいつに何が分かるんだ?いつも寝てばっかりいたぜ、ザコめ。
私にはパオロがOASISと一緒にツアーに同行したことが驚きでした、彼、飲めないから。
リアム:確かに飲んでなかったな、ライト級だ。だからあいつが書いた本もクズ。毎晩10時に寝てたやつに俺達のことがわかるはずないだろ。本当に「つまらねえ」やつだ。俺は認めねえ、あんなの。でもこういうのって必ず誰かがやるんだよな。
まあ、とにかく、彼は「Be Here Now」が批判された時、OASISにはショックと戸惑いが走ったと書いてます。
リアム:いいや、嘘だね。曲を書いたノエルはショックを受けたかもしれないけど、あれは素晴らしいアルバムだ。確かに作りこみすぎで、コカインや酒がかなり入ってる。いつもパパラッチに追われて、家からスタジオまで5台の車で行き来してたよ。まさに「追われるバンド」だった。もし仕事をする時にイライラしてたら、それが結果に現れるだろ?その時まさに俺はイライラしてた。他のみんなもだ。それがあのアルバムの唯一の問題さ。そこらへんの馬鹿のアルバムよりよっぽど良い出来だよ。コカインや取り巻きがたくさんいたけど、それを除けば最高のアルバムだ。
あなたは前々から3rdをかばっていますが、ノエルはあのときを振り返って、「最高」とは思ってないようです。
リアム:そうだな。でも本当は俺と同じ気持ちなんだよ。あいつもあのアルバムが好きだからさ。ノエル。あいつは言ったことを忘れるタイプだからな。あれはマジで最高のアルバムだよ。もし最高じゃないんなら、どうしてレコーディングなんかしたんだ?ノエルがそういうことを言うたびに、むかついてくるぜ。だって、自分をけなす連中に賛成するってことだろ。まあ、どうでもいい。あれは良いアルバムで、ノエルも最高の出来だと思ってる。俺はあいつが曲を書いてるのを見てるからわかるんだ、かなり気に入ってたぜ。
あなた達が表から姿を消してる間に、マニックスやステレオフォニックス、カタトニアなどが出てきました。競争相手としてどう評価する?
リアム:俺の相手じゃねえだろ。
大ヒットアルバムを出したTravisは?
リアム:トラヴィスはきれいな曲を作るよな、大好きさ。素晴らしい曲を書く。でも相手じゃない。絶対に違う。たとえ良いバンドでもだ。カタトニアは、最初から俺達の相手じゃない。あの女も気に入らねえ。マニックスは良いバンドだけど俺の相手じゃない。ステレオフォニックス、あの声は好きだよ、ブライアン・アダムスを思い出す。それでも競争相手じゃない、そうなることを願うけどな。
4thアルバムについて話しましょう。レコーディングする時、3rdの批判から、プレッシャーを感じなかった?
リアム:いや、神に誓ってない。アルバムに入ってる曲を聴いた時、ノエルのソングライティングの才能を100%感じたからだ。何の疑問もわかなかった。プレッシャーがあったとしたら、ノエルだろう、曲を書いてるんだからな。みんなが「このアルバムは、くだらない」と言ったらがっかりだけど、俺以上に落ち込むのはノエルさ。みんなに曲を披露するのはあいつなんだから。「Little James」をみんなが気に入らなかったら落ち込むよ、あれは俺にとって初めての挑戦だから、好きになってくれたら嬉しい。でもそうならなかったとしても、別に死ぬわけじゃねえし。
4thアルバムによって、バンドの評価は元に戻ると思う?
リアム:わからねえし、興味もねえな。なぜなら「Be Here Now」の時みたいに結局批判されるからさ。あいつら最初は飛びつくくせに、しばらくすると嫌いとか言いやがるんだ。で、俺はクソ精神科医じゃないから、そういうレビューを書くやつの精神状態なんてわからない。それはそいつらの問題で、俺は関係ねえからな。今回のアルバム、俺は大好きだぜ。こういうのが作れて幸せ、幸せなんだよ、だからみんなに気に入られようがいられまいが、絶対ツアーしてやる。
そのような評価をされることは予想していた、と。
リアム:そうそう。
以前、4thアルバムをサイケデリックなものにしたかったと言ってましたね。音楽に味を加えたかったと。そういうことですか?
リアム:そう。変な方向に向かわなくても良い曲は書けるってことさ。「I Am The Warlus」はアコースティック・ギターにのせた名曲だ。シンプルだから今でも残ってる。今度のアルバムはただのロックンロールじゃなくて、味を出したかったんだ。そしてちゃんとそれは達成できたと思う。誰が好きになろうが嫌いになろうが、俺達自身のために曲を作ったんだ。批評家やファンのためじゃない。
「Little James」はとてもセンチメンタルですね。これまでのロック界のワイルドな男というイメージに合わないと非難されると思う?それともみんなも同じ気持ちで聴いてくれると思う?
リアム:そう願うよ。ちゃんと魂をもってるやつなら、そして一日一日をちゃんと生きてるやつなら分かってくれると思うんだ。家に帰って、リラックスして子供を抱きしめて、ゆっくりテレビを見る。そんな一日が大切だってことにな。この曲をけなすやつは、心が無いか生きる意味が分かってないってこと。そういうやつらは、外で出歩いて毎日毎日毎日毎日同じことをしやがるクソったれだ。わかるだろ。
ジェームスはこの曲をどう感じてる?
リアム:大喜びさ。
パッツィは?
リアム:可愛らしい曲だって言ってる。この曲は俺とジェームス、そしてパッツィのことを書いてる。そして「みんなもうすぐ消えてしまうんだから」って歌詞は、小さな子供にこう言い聞かせてるところなんだ。「家の外でたむろってるあの連中、メディアのやつら…」。
まだいるの?
リアム:いや。もういないよ。今はな。でも俺がジェームスをだっこして外を歩くとそういうやつらに会うんだよ。大きくなってきたら「あの人たち誰?」と聞くんだ、そういえば考えてみれば変だよな。だからこう言い聞かせるんだ。「もうすぐいなくなるから」って。
ジョン・レノンの「Beautifle Boy」とビートルズの「Hey Jude」からアイディアを得たように聴こえます。
リアム:そうだなあ。どっちも入ってる。特に「Beautifle Boy」。音楽は音楽だ。だからこういうことをいうやつらはどうしようもねえな、やつらはこう言うんだ、「ロック界でワイルドを売りにするなら、優しさなんて見せるな」。そして俺がちょっと優しいところを見せたら、ホモ扱いするんだぜ。
でもそれがみんなの「リアム・ギャラガー」像ですよね?
リアム:それは俺じゃなくて、あいつらの問題だ。
自分の曲が壮大なバラッドに仕上がったことには満足してますか?
リアム:してる、してる。アコースティックなものにしたかったんだ。レノンのデモを聴いたことあるか?ものすごくパチパチ雑音が入ってて、あとはギターにのせて歌ってるだけだ。俺はそういうのが書きたかった。でも彼がもしOASISのアルバムに参加したら、もうすこし曲を豪華にすると思うだろ?ノエルにこの曲を聴かせたら、バンドメンバーと一緒に部屋から出て行って、しばらくすると、「こんなのはどうだ?」「最高」。
ノエルの「Sunday Morning Call」も同じように丁寧に作られたバラッドですね。
リアム:そうだな。
アルバム全体を通していえると思います。威厳がある。
リアム:だろ。大好きだよ。
今のOASISはスタジオでは仲良いの?
リアム:なんだか「前と違って」とでも言いたいみたいだな。楽しんでるさ。
道がそれてることはない?ちゃんと良いバランスを保ってる?
リアム:上手くいってると思うぜ。スタジオで多くの時間を過ごして、本当に熱心にやってる。前まではただロックするだけだっただろ、「さっさと外行ってギグしようぜ」ってな。俺はこの2年間、スタジオにちゃんと入ってやってました、なんて言わない、やってないからだ。でも今は、スタジオでのことはちゃんと掌握してる。
「Little James」の歌詞は楽しげで、このアルバム内のノエルの歌詞とは違いますね。彼の歌詞はある意味ダークで絶望的でしょう。
リアム:そう、そうだな。
それが曲を書いたときのノエルの気持ちなの?
リアム:たぶんね。
歌詞についてノエルと話をしたことは?
リアム:あいつは説明しないだろ?したくないからしないのさ。
あなたの場合は、自分なりに自作の曲を説明するの?
リアム:ああ、自分の曲についてはやる。他人の曲を解説するのは好きじゃない、俺の曲じゃないからだ。俺の場合、感じたことをそのまま歌にするんだ・・・。
ノエルは罪悪感を感じてるの?歌詞を見ると、彼の幻滅を感じるんだけど。
リアム:罪悪感?あいつはやりたくないことはやらないから、罪悪感なんて無いと思うぜ。賢いんだ。自分がやりたいことを、確実に分かってる。
このアルバムでノエルは、何人かともめてますよね。
リアム:友達ともめることはないだろ、そうする必要はないからな。・・・何を言いたいんだよ、それも罪悪感からって言いたいのか?
もめたのは取り巻きと、です。
リアム:ただの見世物さ。「俺のテーブルに集まってもいいが、イスまでは持ってくるな」ってことだよ。押しかけるやつらに対してだぜ。そういうことだろ。
あなたは彼らともめませんね。
リアム:誰と?
取り巻き連中と。
リアム:そうだな。俺の家は、俺がくつろぐためのもので、パーティ会場じゃないから当然だ。とにかく取り巻き連中はそろいもそろってクズばかり。金持ちはみんなパーだしな。あいつらが俺をどう思ってるか知ってるけど、俺は互いに褒めあって陰でけなしあうあいつらとは違う。面と向かって言ってやるよ、アホどもめ。
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