標準OASIS学

UKロックバンド、OASISのブログです

マリファナ

Noel Gallagher - Melodymaker - 1996/04/27 pt2

あなたはラジオのインタビューを始めとして、いろんなことを自分でやりますよね。

ノエル:あいつらが勝手に俺とリアムに言ってくるんだよ。(L.Aのアクセントで)「あなたとリアムの喧嘩をショーにしたいの」「それより、俺達がお前を ぶちのめすってのはどうだ?」「いい考えね!5分後に、私を叩きのめすふりをしてよ」「ふりじゃなくて本気でやってやるよ。鼻は確実に折れるぜ」。MTV でそいつは「ショーが始まったら、まず私にヘッドロックをかけてくれない?」「いやだね」「冗談よ」「俺は本気だぜ。どういう意味かわかってるよな?」と 言ってやった。ああいう連中は、Sonic Youtuはパンクだとか平気で思ってるからな、俺はそうは思わないけど。ちなみにGreen DayはDickiesの現代版だな。

OASISの活動が終わるときのことを考えたことは?

ノエル:わからない。OASISにはまだまだ可能性があると思うんだ。あの時もっとああすればとか考えたくないから、思う存分挑戦してみようと思ってる。Pulpには「スタジアムでプレイするのは馬鹿だけだ」と言われたけどね。

今よりさらに良くなる自信は?

ノエル:The SmithもThe Jamも充分に活動した後に解散した。The Smithの5枚のアルバムはどれも優劣がつけられない素晴らしい作品ばかりだろう。良い時期に解散したね。

5枚もアルバムを作れる?

ノエル:少なくとも3枚は作るつもりさ。The Jamみたいに。彼らはうだうだ活動を続けなかった。現実には5枚くらい作るかもしれないけど、俺は3枚で辞める気持ちで作るって意味だよ。

バンドでやりたいことがなくなったら、どうします?

ノエル:セッション・ミュージシャンにはならない。俺にもリアムにも歌えない曲がたくさんあるだろ、声域の幅とかそういう問題じゃなくて。ロッド・スチュ ワートのために曲を書き続けるかもな。レーベルを立ち上げたり、プロデューサーになったり…バンドを作って、曲は書くけど俺はメンバーじゃないってのも良 いかも!俺としては、そろそろ70年代音楽のリバイバルが来てもいい頃だと思うんだよ。

メンバーは誰にします?

ノエル:俺、ジョニー・マー、ポール・ウェラー。1枚アルバムを出してさ、ツアーは最高のものになるぞ、きっと。最後はアジアで締めて。ポール・ウェラー が歌って、キーボードを弾いて。俺はリズム・ギター。ジョニーはリード・ギターだ。ドラムとベース?Stone Rosesからレニをつれてくる。大所帯バンドが好きなんだ。SlyとかFamily Stoneみたいな、15人くらいのバンド。

ベースにはジャン・ジャック・バーネルをどうでしょう。

ノエル:失せろ。

「Some Might Say」は騒々しさと緊迫感がたまらない名曲だと思います。いつ書いたの?

ノエル:「Whatever」をレコーディングしていた時。俺はチジックに住んでて、残りのメンバーはコロンビアに泊まっていたんだ。メゾン・ラウンジで ギグを終えて、翌朝の11時にはスタジオに入る予定だった。みんなはホテルに戻り、そこで馬鹿なことをやってホテルを追い出され、一晩中騒いだらしい。 で、俺が翌朝11時きっかりスタジオに到着すると、誰もいねえんだ。そのままなんと夜の8時になるまで誰も来なかったんだぜ。午後2時ごろにあんまり退屈 で書いた曲が「Some Might Say」なんだよ。

他の曲もそういう風に書いたの?

ノエル:「Talk Tonight」はそんな感じかな。その時はテキサスにいて「Whatever」のB面をレコーディングしてた。俺とオーウェンは時間通り1時にスタジオに到着、他のメンバーは4時に到着。あいつらが来る前にレコーディングが終わったくらいさ。

「Acquiesce」は?

ノエル:「Some Might Say」のセッションをしてる時だったかな。もう1曲書かなきゃいけなくて、スピード感のあるリフが頭にあったんだ。そしたら、スタジオに向かうときにセ バーントンネルで電車が止まって2時間半も閉じ込められてさ。俺はアコースティックギターを持ってたから、時間つぶしに書いた曲がこれだ。同じ客室には女 が1人いて(気取った声で)「何をしてるの?」「見ての通り曲を作ってるんだ」「ああ!あなた、ポップ・グループのメンバー?」「見ての通りOASISの メンバーだよ」「娘があなたの曲聴いてたと思うわ」「それって俺の女?」ってな。まあ、どの曲も退屈しのぎに作った曲ってことだ。

歌詞を書くのは嫌いなんですよね。

ノエル:歌詞ね、許されるなら歌詞は書きたくないな。我慢できねえんだ。ムカつくぜ。

リアムについて書いたことはある?

ノエル:ああ、「ナル野郎」ってね(笑う)。「Take Me Away」はあいつのことを思い浮かべて書いたんだ。「お前は俺になれる。すぐになれるさ」ってところ。

「Acquiesce」の「俺達は互いに必要としてる。互いに信じあってる」というところは?

ノエル:リアムはそう思い込んでるみたいなんだよな。俺とあいつについて書かれた曲を、交互に歌いあうっていうのがこの曲のコンセプトだと、リアムは思ってる。でも、「お前馬鹿だろ。あれは俺とガールフレンドのための曲だ。俺にお前は必要ねえんだよ」と言ってやったよ。

リアムについてどう考えてる?

ノエル:でかい口を叩いてばっかりいる。いつも馬鹿なことやってるし。ある夜なんて、誰も一緒に遊んでくれないからって理由で、バンドをやめるとか言い出 したんだぜ。俺はそんな気分じゃなかった。大体俺は外で遊ぶのは好きじゃない。やることねえだろ、特にアメリカではさ。あるバーではステージで暴れるのが 趣味な連中でいっぱいで一晩中喧嘩するはめになって、またあるバーでは年寄りだらけで面白くねえ。まあとにかく、あいつにはいつも笑わせてもらってるよ。

本当にリアムがバンドを辞めるって言ったら?

ノエル:「わかった。それがお前の意志なら許そう」と言うかな。でも誰かがバッグ一杯のドラッグを持って現れたら俺達もさっさとやめてやるよ。

去年1年でリアムは変わった?

ノエル:馬鹿度が増したね。口に出すことはますます常軌を逸してる。あいつは毎回自分の能力以上のことをやろうとするんだ。俺はリアムがギャーギャーわめ いてる時に「この馬鹿を絞め殺せばこれ以上聞かずにすむのにな」と思ってる。で、次の日、あいつがまた騒いでる。仕方ないから「お前一体何が言いたいん だ?」と聞いてやる。リアムは自分が言いたいことを上手く表現できないからな。そしたらあいつは「肉とポテト入りのパイが食いてえって言ってんだよ」。 たったそれだけのことで騒ぐんだぜ。

リアムは学校ではどんな感じだったの?

ノエル:あいつが入学してきた時には、俺はもういなかったんだけど、小さい頃は、まともだったんだ、信じられないだろう。今じゃ、頭おかしいけどさ。 The Fallのマーク・E・スミスタイプの狂い方じゃなくて、ファッキンマッドだ。おかしい。狂ってる。頭がイカレてる。面白い話があるぜ。さっき話したマー ク・E・スミスのことだけど、俺があいつのことでわめき散らしてたんだ。ファッキンリバプール野郎ってね。あの男があまりに喋ってばかりいるからさ。一度 も口を閉じずに1時間延々と喋りまくるんだぜ。リアムは俺がわめいている間、ずーっと黙ってた。そして最後に俺をちらっと見て「あいつの女房もリバプール 出身だぜ」と言うんだ。俺は、「だから何だ、あいつの女房に謝れって言うのかよ、俺は俺の信念を貫いてみせる」と思って、「そいつもうるさい女に決まって るさ」と返した。そしたらリアムは「俺が言いたいのは、人の話に口を挟むなってことだよ」と言いやがった。な、妙にまともだろ。

これまでのスター扱いに関しては?

ノエル:あいつがさらにイカレちまったのはそのせいなんだ。俺達も同じくね。俺達兄弟以外の3人はそれほどでもないかな。

彼はフロントマンだからさらに注目を集めるのでは?

ノエル:あいつの後ろにはたくさんの女の子達がついて回って、俺の後ろには、歌詞を研究しつくしたそばかすだらけの学生達がついて回る。俺はあいつより年上だから、あのちっちゃな頭で何を考えてるかなんて想像もつかないよ。

彼はみんなに注目されてると思ってるようですが、実際そうですよね。

ノエル:ああ、マスコミの前に出ていって「俺は生まれたときからスターだ」とわめくタイプだね。「カート・コバーンは悲しい曲しか書けなくて、運命を自分 の思い通りにすることも出来ないやつだから聞いててムカつく」とか抜かすタイプさ。でもみんなに注目されることで天狗になるんなら、結局、方向は違うけど カート・コバーンと大差ないぜ、だろ?だからあいつはそういうことを言うべきじゃない。

彼はむしろフランク・シナトラに似てません?

ノエル:(にっこり笑って)そうだね。

もしあなたが「もうこれでおわりだ」と言ったらリアムはどうするでしょう?

ノエル:俺が他の誰かのために曲を書いて、プロデューサーをして、釣り堀経営を始めたらってこと?ああ!あいつは心身ともにぼろぼろになるだろうな。今で も俺がバンドを一緒に続けてるのは、ただ一つの理由からだ。おふくろにお願いされてるからだよ。「リアムは1人じゃ何も出来ないから」ってな。俺はおふく ろのためだけにバンドを続けてるんだ。だからあいつはおふくろに感謝すべきだね。

今度のツアーでは、リアムはまともだったようにみえますが実情は違うんでしょうね。あなたもツアー中は好きなことをいろいろしたんじゃないですか?

ノエル:全然普通じゃねえよ。あいつも自分で自分は異常だとわかってるんだ。いつも外でうろうろして、未だにジョークを理解できねえ。俺はロンドンで ジョークに触れてるからわかるんだけどさ。女の子達を引き連れてると、絶対に一人、馬鹿なやつが「私、あなたのバンドってくだらないと思うわ」と言ってく る。俺なら「俺もそう思うぜ」「あなたも馬鹿よね」。そしたら俺は、50ポンドを渡して「お前達、ただ飲む金がほしいだけなんだろ?」と、さらっと受け流 すぜ。リアムときたら、全て本気にとるからな。

うぶですね。

ノエル:この世を生き抜く秘訣さ。

彼、これからどうなるんでしょう。

ノエル:俺が知るかよ。実を言うとどうでもいい。

何か将来の計画はある?

ノエル:ああ、本を書きたいんだ。OASISの歴史をね。もう題名も考えてある。「悲しいけどこれが真実、OASISの栄光と堕落」

今夜歓迎会があるとしたら行く?

ノエル:冗談だろ?リアムと一緒に行ったことがあるけど、部屋に入ったとたん、全員立ち上がって賞賛の嵐だ。「今すぐ、消えろ」と思ったね。男が「リーラ ンドさんとノートンさんが来てくれて嬉しいです」と紹介しやがったから、俺はその馬鹿に「お前には俺がモーターバイク(訳注:ノートンというバイクのメー カーがある)に見えるのか?」。するとそいつは俺を見て「何ですって?」。俺の代わりにリアムが「うちの兄貴がモーターバイクに見えるのかって聞いてんだ よ」と返してさ。あいつらが俺達の名前だけでもちゃんと言えたら、素晴らしい夜になってたのにな。あの連中は、どんなに俺達のために力を尽くしてきたか、 どんなに良いチームか誇りに思え、そういうことばかり言ってくる。俺は「ちょっと待ってくれ、俺は曲を書くのに忙しいんだ、だから誇りに思うのは、俺と OASISだけだ。もちろんお前は論外」と言ってやるよ。あいつらが「でも私達があなた方のためにすばらしい仕事をしているのを知ってほしいんです」と 言ってきたら「わかった、で、いくら払えって言うんだ?!お前はそういう仕事をして給料をもらうんだろ、クソったれ!」と言うさ。

で、それに対して彼らはどう答えてきました?

ノエル:「さすがイギリス人!あなたのユーモアセンスはジョン・クリース並みね!」。

それが最後の歓迎会?

ノエル:その後にも1回行った。どっかのレコード会社がディナーを用意してて、俺達は食うものがなかったから「仕方ない、行って何か食ってこう」ってこと になった。広い部屋に入っていったら、他のバンドメンバーは来ても俺は来ないと思ってたらしい。だから妙に感謝されてね。「本当にありがとう」「俺はただ 飯を食いにきたんだ。誰とも話すつもりはない」。食事の後、そいつはスピーチをぶった。「バンドに感謝を。ノエルには話しかけないで」。みんな拍手。

アメリカでは、専用のマネージャーを雇うんですか?

ノエル:いや。みんなイギリスにはイギリス、アメリカにはアメリカのマネージャーがいるようだけど、俺達は違う。「意味わかんねえよ?!俺達にはもうマ ネージャーがいる。どうしてさらに他人に20%払わなきゃいけねえんだ?」ってな具合さ。マーカスとは契約さえしてないんだ。ただ握手しただけ。一枚の紙 切れより重みのある握手だよ。

彼が金の半分を持って逃げたら?

ノエル:訴える。

でも、最初から契約してないんですから。

ノエル:じゃあ、家を燃やそう。心当たりがあるだろうから誰が犯人かすぐにわかるだろ。俺は得しないが、それはやつも同じだ。

■ノエルのフェイバリット

アルバム:
1.The Beatles - 67-70
2.Sex Pistols - Never Mind The Bollocks
3.The Jam - Snap!
4.The Who - Greatest Hits
5.The Small Faces - Ogden's Nut Gone Flake
6.Paul Weller - Stanley Road
7.Primal Scream - Screamadelica
8.The Stone Roses - The Stone Roses
9.The La's - The La's
10.Happy Mondays - Pills Thrills and bellyaches
11. The Stooges- The Stooges

シングル:上のバンドのシングル全て。

本:本は読まない。

映画:
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
スカーフェイス
キング・オブ・コメディ
タクシー・ドライバー
ダーティー・ハリー
レザボア・ドッグス
イエロー・サブマリン

Noel Gallagher - Melodymaker - 1996/04/27 pt1

アメリカに行っている間に母国での人気を失うのでは、という不安はある?

ノエル:Inspiral CarpetsやNeds Atomic Dustbinがそうだったな。全く、時間が流れるのは早いもんだ。ストーン・ローゼズが帰国した時も話題にならなかったし、最近の若い連中は飽きるのが早すぎるんだよ。

今までにはないくらい長い期間、アメリカでツアーをすることにプレッシャーは?

ノエル:ある程度はあるよ。レコード会社にアメリカまで来いと言われ、俺達もちょうど時間が空いていたから行ってやるんだ。どんなにビッグになろうが、行けと言われる場所がイギリスだろうがアメリカだろうが、俺はやりたいことしかやらない。それにビッグでいるのは別にイギリス内だけでいいと思ってるしね。そこまで金に困ってもないし、アメリカのために全てを犠牲にするつもりはない。俺達はあくまでイギリスを拠点としたバンドなんだ。それに加えて、日本、ヨーロッパ、オーストラリアにも行く。特に日本はアメリカと同じくらい俺にとっては大切なんだよ。

わかりますよ、でもアメリカ人はロックンロールの歴史を築くあなた達の訪米を待ち望んでいるし、アメリカこそがその歴史の始まりになると思っているんです。

ノエル:そういうことより、結局大切なのは俺達の曲を聴いてくれるファンなんだよ。もちろん日本のファンも。だからこそワールドツアーをやろうってことになった。ギグではみんな往年の名曲を期待してくる。でも俺はいつまでも昔の曲ばかりでギグをするつもりはない。4年間セットリストに入れっぱなしの曲もあるんだ。例えば「Rock N Roll Star」、「Live Forever」、「Cigarettes & Alcohol」とかさ。実はもう飽きちゃったんだけど。

あなたのマスタープランは?

ノエル:うーん、何が起こってもおかしくないからなあ。歌詞にもあるとおり来週何が起こるかもわからない。

でもどこに行き着きたいか、希望はあるでしょう?

ノエル:バンドを始めた頃に描いたゴールは、すぐにぶっ壊しちまったんでね。

この成功に値段を付けるとしたら?

ノエル:無名のバンドをうらやましいとは言わないけど、でも…俺はまだアルバムも出さずにギグをして回っていた時のほうが好きだったりするんだ。追い求めるものがあった頃がな。今みたいになると、何もかも簡単に達成できてしまうだろう。だって俺が適当に書いた曲でもトップ10に入るんだぜ、何が起こるかわかってると興味も失せちまう。

この生活にはすぐ慣れました?

ノエル:ああ、貪欲な連中が言い寄ってくる前から「みんなの気があるうちに、アルバムでも出してみないか」と言ってくる人達がいたんでね。OASISがステージに立てるバンドであることは誰に言われずとも分かってたことなんだ。あとはこれから立て続けに起こることを順次処理していくだけだ、とね。

EPはこれからも出していくつもり?

ノエル:もちろん。伝統だよ。AdamにAnts、The Jam、Madnessもやってきたことだろ。

ということは、これからも名曲をB面におさめてしまうということですね。

ノエル:「Acquiesce」は、シングルになってもおかしくなったな確かに。スタジオに向かう電車の中で書いたんだ。レコーディングしてるときに「これはシングルになる!」と思った。でもThe JamとかThe SmithみたいにB面にも名曲を持ってきたかったんでね。

アメリカで一番腹が立ったことは?

ノエル:モッシュさ。イギリスでは「Live Forever」みたいな曲はたとえギグでやったとしてもじっくりと聴いてくれたのに、ここでは喧嘩にモッシュ、ステージ・ダイビング、それにお互いを罵り合う連中。ステージの上からその様子を眺めていると「お前ら俺達の曲てんで聴いてねえだろ、そういうノリの曲じゃねえんだよ」と一言言ってやりたくなるぜ。これがもし、「Bring It On Down」、「Headshrinker」、「Fade Away」みたいな曲だったら、まあ、そういうことをしてもいいかもしれないけど、「Live Forever」は違うだろ。この曲はファイティング・チューンじゃない。

バンド内で重要な決定を下すのは誰?

ノエル:俺とマネージャーのマーカスで話し合うんだ。俺で勝手に決めて終わりってこともあるけどな。俺達の考え方は似てるから。

この2、3年に起きたことについて話してください。

ノエル:うーん(15秒ほど考えて)…いろんなところに生意気な口を叩きまくった時期だったかな。もうみんなこりごりだろ。でも俺が言ったことは全て理に適ってるし真実だ。というか、俺の言ったことってどれも面白いし笑えるしくだらねえだろ。俺達、昔のインタビューを読んで頭抱えて笑ってるんだぜ。「Supersonic」から1stアルバムまで、OASISはコントロール不可能な状態だった。クリエイションのやつらも他のバンドのマネージャー連中もみんな「こいつら、来年には消えてるぜ。今にも殺し合いでも始めそうだ」と話してたくらいだぞ。

この調子だとホテルでの出来事も話してくれそうですね。

ノエル:あれは笑えたね。ボーンヘッドと一緒にホテルの中にあったものを全部窓から放り出したんだ。ギグジーは24時間完全に酔っぱらってたし…あいつと8ヶ月はまともな話をしなかった気さえするね。そして俺とリアムはまさにあのパンチとジュディ(訳注:古い歴史を持つ操り人形で、真っ赤なわし鼻とホッペのパンチが些細なことから妻のジュディを棍棒でポカポカ殴るといったドタバタ喜劇)みたいなもんだった。

ボーンヘッドはどこのホテルでそういうことをしていなかった?録音しておくべきでしたね。

ノエル:最初のホテルは(笑って)、いつが最初だったかなんて覚えてねえよ。あまりにたくさんやりすぎてさ。たぶんあいつがそんなことしたのは、前日にテレビを見すぎて飲みすぎて、他のバンドのやつらに「やってみろよ、お前それでも男か?窓から放り投げろ!」とけしかけられたせいだろうな。俺は部屋やバーでインタビューを受けてて、それに気づいたのはあいつらが3回目にものを放り投げたときだ。インタビューが半分ほど終わった時、誰かがやって来て「電気をつけてくれるか?」と言うんだ。つまり、そいつは俺達が犯人だと目星をつけて確かめようとしたんだろう。俺は窓を背にして座っていたから、そのジャーナリストに「違うぞ、誤解だ」と言ってどうにかおさめようとした。「俺達じゃない」とね。でもそこらじゅうに床を滑って移動したテーブルやらがあってジャーナリスト達は「確かに空を飛ぶテレビを見たんだけど」とか言って。俺は「そういうことが現実にあるわけないだろ」とごまかした。でも今度は壊れたテーブルなんかを持ったホテルマネージャーが現れてさ。まあ、結局ホテル側は特に問題沙汰にしなかった。俺達が弁償することを知ってたからな。俺達がしなくてもボーンヘッドがする。今ではああいうことをするのって時代遅れだけど、言っておこう。あれはあれで相当楽しかったぜ。

一番楽しかったのは?

ノエル:一番はスウェーデンでPrimal ScreamやThe Verveと一緒にやった時。強制退去させられて、3万ドルを賠償させられた。最高の思い出だよ。

ツアーをすると、おかしくなっちゃうみたいですね。

ノエル:ああ、そうだな。最初の2つのツアーはその頂点でさ、ツアーマネージャーやドライバー抜きで、2人のローディーと一緒にバンに全ての荷物を詰め込んで回ったんだ。自分達でホテルを予約して、チェックインして経費も持った。Whiteoutと一緒だったな。まるでイギリスに初めて侵入したバイキングの一団みたいだったぜ!Whiteoutはシングルを出していてすでにレコード会社とも契約していたから、彼らには豪華なバス、そして俺達はバン。そして連中には立派な器材にクルー達。ファンが間違えて俺達のバンを訪ねてきたりしてな。で、毎週カバン一杯の金をまるで小銭扱いでくれた。もちろん1時間もしないうちにドラッグに消えたけど。

誰があなた達にロビー集合時間とかチェックアウトの時間を指示したの?

ノエル:俺だよ。俺。つうか俺以外誰もやろうとしないからな!みんなをバンに乗せて、金を払うのも俺だ。請求書に追加料金があったら、一見ちゃんと払うように金を数えながら、バスをコーナーまで移動させていつでも発車できるようにエンジンをかけておいた。で、従業員が「390ポンドと2つのテーブル分が追加料金となります」とかなんとか言ったら「小切手帳を取ってくる」と言ってそのまま逃げるんだ。俺達の旅行代理店はそういう未払いの請求書をかき集めて俺達に支払わせようと苦労してたもんさ。そういうことばかりやっていたから、4つのホテルチェーンから出入り禁止になってさ。だからツアーの最後にはギグをする町から20マイルも離れたところに泊まるはめになった。グラストンべリーでホテルをとった時は偶然マネージャーにいつもの俺の作戦を見られちまって「みんな外に出てろ」と言われた。それからはコロンビアにまで出入り禁止になったよ、っていうのは誰かが窓からものを放り投げてマネージャーのメルセデスに当てたからなんだけどさ。

そういう生活をしてて、身体を壊さなかった?

ノエル:1回ね。2日間何も食べず、ドラッグと酒だけ飲んでギグをしたんだ。胸が痛くなってそのままぶっ倒れて、デトロイトの病院に1日入院したよ。医者は「27歳で良かったですよ。もし47歳なら死んでいたところです。もっと大人の自覚を持って行動してください」と言われて、その時からちゃんと食べて睡眠もとることにしたんだ。

バンド専用の医者というのはいるの?

ノエル:精神科医みたいなのならいるぜ。俺がハーレイ通りに住んでた時のな(笑う)。ちっともロックンロールじゃねえよな。ジェイソン・ドノヴァンにクレイグ・マクラーハンと俺の3人。全くロックンロールだろ?(笑)俺の場合、耳がやばくてね、爆音で演奏するもんだから鼓膜がどうにかなっちまってる。

医者から学んだことは?

ノエル:俺の問題はドラッグに関することだけさ。医者の助言でもうマリファナは止めた。もともと低血圧だから、マリファナ吸うたびに失神しちまってね。あれ吸うと、鼓動が遅くなって、全身に血液が行き渡らなくなるらしい。だから俺はめまいがしたり呼吸困難になってたんだ。いつもそいつを大量に吸ってたら、ドクターから「自分がしてることで自分の身がどうなろうとかまわないんだな。それくらいマリファナが大事とは。全くクールなやつだ」とまで言われちまった(笑)面白えドクターだろ。

コカインは?

ノエル:前までは1日に2回はやってたぜ。最後のアメリカでのツアーの時、バンドのメンバーを集めてコカインを止めろと言ったんだ。俺が言わなきゃ、いつ止めればいいのかも分からない連中だからな。いや、死んじまった時にやっと分かるんじゃないかな。今はみんな落ち着いてきてるよ。昔は大量のコカと一緒に歩んでたといってもいいくらいだったから。

ミズーリみたいにOASISが知られてない場所でギグをすることになったら?

ノエル:企画したやつに「こういう風変わりなことをやるのがお前の趣味なのか?もしそうじゃないなら、ここでギグをしたら最悪なムードになって白けるのは目に見えてるぜ」と言うね。

レコード会社に期待することは?

ノエル:あいつらとは話したこともねえよ。アメリカでも自分達のことは自分でやった。結局は全て自分の身に返ってくるんだからレコード会社なんかにお伺いは立てない。

アメリカではレコード会社への挨拶にも行かなかったの?

ノエル:「近いうち、私の妻にも会ってほしい」「ぜひお会いしたい」とかのことだろ。あの連中は何を言っても怒らないけど、俺は契約書に対して難癖つけたことはないぜ。でも俺がローディをしてた頃の経験からいって、ああいう挨拶まわりは100%やる必要のないことだ。どのバンドも、みんなやってることだからとかいうくだらねえ理由でやるみたいだし、周囲からもやるよう言われるみたいだが、俺はこう言ってやった。「俺はやらない。タワー・レコードの連中とのテリトリー争いについての話し合いなんてどうでもいい。ただそいつらにこう言っとくんだな。俺がわざわざチェックしなきゃちゃんと仕事する気もないのか?もしもそうなら、契約はこっちから切ってやるぜ、クソったれ。ちゃんと自分の仕事をしろ」。俺達は次世代のバンドのためにもこういう行動をとる必要があるんだ。誰かが彼らに言ってやるのさ、「OASISはやらなかった。だから君達もやらなくていい」。
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