Be Here Now

Noel Gallagher - Irish Times - 1997/12/06

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完売を帰したダブリンでの3日間ライブの後、OASISにうんざりした休暇を取るべきだと考えたノエル。彼は、今の心情をケビン・コートニーに事細かに話してくれた。

ギタリスト兼ソングライターであるノエル・ギャラガーの疲れの原因は、ツアーだけではないようだ。3日間ライヴの1日目が始まる数時間前、楽屋にいた彼は大きなあくびをした。それは時差ぼけや働きすぎが原因のあくびではなく、むしろ少しうんざりしているという無頓着なそれだ。基本的にノエルが何かに夢中になりすぎることは無く、それが見てとれた瞬間だった。

「俺はOASISにうんざりしている。だから、ツアーが早く終わって長い休暇を取るのが待ちきれないんだよ」。そう認めたノエル。

「もし誰かが今夜が最後のライブで、この先5ヶ月はギグをしなくてもいいと言ってくれたら最高だな。家に帰って、ビールを飲んで、テレビでフットボール観戦さ。みんな少しOASISに飽きてきたと思うんだ。俺とリアムにな。ビートルズからの影響とかドラッグや俺達のこともろもろにさ。だから休みを取る時なんだよ。ファンがOASISから離れる時間を作ったほうがいい」。

このインタビューの翌日、リアムが突然咽喉炎を理由に残りの2日間のギグを欠席した。ギグは予定通り行われたが、多くのファンはまたリアムがいつもの手を使ったと感じていた。

「OASIS の将来なんて予測できないよ。この先数ヶ月で何が起こるかも分からない」と、ノエル。

「俺達がここまで成功したことは驚くべきことだと思うよ、しかもまだ一緒にバンドをやってるだろ。今年の初めごろなんて、新しいアルバムは絶対に完成できなさそうだったし、ツアーも出来るような状態じゃなかった。けれど、アルバムを出していくらか売れて良いギグもやってきた。全体としては、俺達にとって最高の1年だった。でも、このツアーが終わったら、しばらくの間はOASISを見たり聴いたりしたくないはずさ」。

ノエルは、今回なら世間の関心から逃れることができるかもしれない。最近は、メディアでさえOASISへの関心が薄くなっている。以前なら、タブロイド紙はノエルとリアムの話を一日おきに書きたて、ギャラガー兄弟のすべての大喧嘩を慎重に書きとめ、間違って引用し、文脈を無視して解釈され無様な尾鰭を付けられていたというのに。

しかしながら最近は、話題の需要が少なくなってきて、OASISに言及しているページと言えば、レビューページくらいなもので、たいてい批評家は同じようなことを言っている。「大騒ぎされた3rdアルバム『Be Here Now』は期待はずれだった。OASISはクリエイティブな面でも商業的にもピークに達しており、あとは落ちるばかりだ」。

「そう書かれてるのか?」と、ノエルが尋ねる。

「笑えるな。それは読んでないよ。Morning Gloryの時がOASISの頂点だったとでも言いたいんだろう。でも、ニューアルバムはリリースされてから数ヶ月経った今でも、いまだに売れてるんだ。Morning Gloryと同じくらい売ろうなんてはなから思っちゃいなかったさ」。

「批評家たちはOASISに何を言いたいのかはっきりできないんじゃねえの?あいつらは他の意見を読むまで、自分達の意見を述べるのを恐れているんだよ。Morning Gloryが発売された時、あいつらはそのアルバムを酷評した。だけどキッズが他のアルバムより俺らのアルバムをたくさん買っているのを見た途端、あいつらは自分の意見をころっと変えて最高傑作だって言い始めやがった。『Be Here Now』は批評家達から最高のレビューをもらったけど、『Morning Glory』よりも売れなかっただろ、すると連中、考えを変えてこう言ったんだ。『こんなことを言うのは残念だけど、このアルバムはどうしようもない駄作だ』ってさ。自分の言ったことに責任を取ってもらいたいね。俺は自分が毎日言ってきたことに責任を取っているんだから」。

OASISはラッド・ロック最高期の終わりを表していると言う人もいる。しかし、ノエルと5分間も話せば、あなたは気づくはずだ。ノエルは賢いだけでなく、生まれながらロックンロールの才能を持っており、OASISを魅力的にすることに関してはへの異様なまでの洞察力を持っているということ、そして時に非常に相手の神経に障ることもあることを。自分の作り上げた伝説を客観的に眺めることができる彼は、大局を見据えている。

「俺はロックンロールの伝説を信じたことがないんだ。俺なんてバンドで曲を作ってギターを弾く普通の男にすぎない。その時に最高の曲が書けるようにベストを尽くすだけだ。OASISはキリストより偉大だと言ったこともないし、自分のことを天才だと言ったこともない。アホな雑誌がそう言って、みんながそう言い始めただけなんだよ。俺は天才じゃないし神がかってるわけでもない。そんなことちっとも信じられないね。特に飲み明かした翌日とかさ。ひでえ身なりで、しかもトイレの中で吐いてましたって時に、そういうのを読んでもな。鏡で自分を見ても、神様には見えない。リアムならロックンロールの伝説にぴったりくるかもな」。

彼は、ロックンロールの神話ももはや息は長くないということも十分なくらいにわかっている。OASISの伝説が必ず輝きを失う時が来ることを知っているのだ。1995年から1996年にかけてやって来てそして去って行ったOASISの時代。それはビートルズの後にイギリスで一番大きな影響力のあるバンドになった時代だ。2ndアルバム「What's The Story(Morning Glory?)はイギリスで2番目の大ヒットを記録し、The Beatlesのアルバム「Sgt Pepper’s Lonely Hearts Club Band」の記録に達しようとしている。シングル「Wonderwall」と「Don’t Look Back In Anger」はポピュラーな賛歌となり、1996年8月に行ったネブワースでの野外ライブは、何十万人ものファンを魅了した。

「あんなことは二度とできない」と、ノエルは言う。

「あれは歴史的な瞬間だったんだ、ブリットポップの全盛期、まあ、何とでも言えばいいさ。ネブワースと同じようなギグはもうできないよ。再現しようとはするだろうが、きっと痛ましいことになるね。時代が俺達を求め、俺達はその瞬間をつかみとった。今はもう違う時代を生きている。だから次に進まなくちゃいけないんだ」。

「あの時と同じような興奮はもう感じないよ。今はもうあくまで仕事なんだ。リアムが恥ずかしいことをするまでは、楽しかったけどね。まあ、俺達を見るために金を払っているファンにとっては全然楽しくないだろう。だって、会場の外で列を作って『ギグは始まるのか?』なんてことを考えるんだぜ」。

ワールドツアーが終了してゆっくり休むことが出来るまで、OASISにはやらなけばいけないギグがまだ残っている。

新年には、アジアとオーストラリアへ出発する予定のOASIS。今夜からは、イギリスでの連日ツアーが始まり、故郷マンチェスターでギグを終える予定である。クリスマスシーズンにシングルをリリースする予定はない。評論家達は「All Around The World」がクリスマスにシングルチャート1位を獲得すると予測していたが、そのシングルは1月にリリースされることになり、スパイス・ガールズとテレタビーズのためにチャート1位の道が開かれることになった。

さあ、認めるのだノエル。リリースの予定日を後日へと遅らせたのは、OASISがフワフワしたぬいぐるみ4体と派手な女性5名に食われるを恐れているからだ。すると、彼は鼻で笑ってみせた。

「俺達がデブでマヌケな連中とThe Teletubbiesに怖気づいてるだって?そんなわけねえだろ。予定日を遅らせたのはミュージックビデオが撮り終わっていなかったからだ。チャートの順位なんて俺にとってはかまやしねえんだよ」。

「要はファンだ」とノエルは言う。彼はファンの忠誠心をあおることもしないと決めたようだった。ダフ屋がダブリン3日間ギグのチケットを300ポンドでファンに売りつける行為について、彼はどう思っているのだろう。

「どうかしてるぜ。俺だったらそんな大金を払ってまでOASISを見ようなんて思わない。そんな金があるなら、昔に戻ってSex Pistolsの1977年のギグを見に行きたいね」。

OASISの非公式サイトが閉鎖したことへの非難についてはどうだろう。非公式サイトのほとんどは商業的な利益を得ていない本物のファンによって運営されているというのに?

「俺達はそんなことやっちゃいないさ。ソニーがやったんだよ」と、ノエル。

非難の矛先がレコード会社に向けられたちょうどその時、インタビューの時間を知らせに部屋に入ってきた会社代表も不運だった。

「俺は家にコンピューターを置いてすらいないんだぜ。サイトやインターネット、ネットサーフィンのことは知っているけどさ。家にいる時は、Brookside(イギリスの連続テレビドラマ)を観たいんだ。だから、ワンルームに住んでいるどっかのバカに『俺のサイトが閉鎖された』と泣き言を言われてもな。俺を責めないでくれ。悪いのはソニーだ」。

最後に、ノエルとリアムの不安定な関係はどうなのだろう?二人はまだ兄弟喧嘩をしているのか、それともロックンロールという名の休戦中なのか?

「すべてが順調だよ。ちょうど今日リアムが俺のところにきて、俺に最高のキスをくれたよ。タブレットの消臭が効いていたな」。

Noel Gallagher - Big Issue - 1999/01/04

ネブワースのギグ、シングル「Wanderwall」の後に発表されたOASISの3ndアルバム、「Be Here Now」は、期待はずれの作品だった。紛れもなく一つの「イベント」ではあったものの、ハイプと過度の期待はバンドを低迷させることになる。長いギター・ソロとオーバーダブを必要以上に多用したアルバムは、以前のような輝きを持っておらず、大衆のバンドに対する考えをゆっくりと変え始めることになった。ノエルはOASISを失敗へと導くことになったのだ。弟リアムは夫婦生活の破綻と共に、昔ながらのロックスターのような自滅的状態の中でもがいているように見えたし、飲酒問題と絡んで起こした飛行機での事件は、タブロイドの表紙を飾る格好の材料となった。だが、ノエルはドラッグをやめたと公言し、首相官邸でトニー・ブレアのもとに馳せ参じたことを心から悔やんでいた。彼は、分別あるロック界の良心へと成長しようとしているのだろうか。それともただ単にポップ・スターに中年の危機がおとずれただけのことなのか。

若者文化の歴史をひもといた時、90年代はどんな風に書かれていると思います?OASISはどこに位置づけされるのでしょうか?

ノエル:90年代が、ただ1つの出来事で語れるはずがないんだよな。音楽はいつだって文化の最先端にあるわけだけど、俺は、音楽がこれまでみたいに大きなインパクトを持ってるとは思わない。今は、コンピュータ・ゲームやらドラッグやら他の要素があふれてるだろ。若者文化を代表するようなイコンになりたい。誰だってそう思うさ。俺達は若者文化における象徴的な場面を頭に思い浮かべている。ネブワース、メインロード、スコットランドで行われたギグ。でも、OASISがあらゆる人々にとって人生の全てを占める存在であるわけがないんだ。若者文化はなくなっちゃいない。細かく分断されただけなんだよ。だから、音楽の一時代を築くようなムーブメントが起こることはもうないんだろうな。50年代のプレスリー、60年代におけるマリファナとビートルズ、70年代におけるコカインとレッド・ツェッペリン、80年代におけるデュラン・デュランとシンセサイザー。90年代なら、ストーンローゼス、エクスタシーとか.....色々あるけどさ。

ダンス・ミュージックは新しいロックンロールだと思いますか?

ノエル:音楽はただの音楽だよ。みんなダンス・ミュージックは一番モダンで進んでる音楽だと思ってるけど、Prodigyを見りゃわかるだろ、やつらの音楽はここ10年変わってない。1989年には、ロックンロールの終わりだの何だの騒がれていたけど、そう言ってた当の本人達は今じゃ外に出てライブやったりしてるんだぜ。で、ちょっとだけダンスミュージックを取り入れてる連中と、俺達みたいにストレートにロックをやってる連中が入り混じってる状態が今ってわけだ。

でもあなたもダンスミュージックに手を出してるような....

ノエル:俺個人ではね。バンドとしてはやってないよ。

そう?ジャングル(ダンスミュージックの一種)を取り入れたニューアルバムが聴けたりするのでしょうか?

ノエル:俺がジャングルに行かない限り、それはないね。リアムをラスタファリアンみたく歌わせるのは難しいだろうな。エレクトリック・ミュージックは好きなんだ。敵対心も持ってないし、だからといって信者ってわけでもない。Chemical Brothersとやったいくつかの作品はとても誇りに思ってるしね。

OASISのコピーバンドについてどう思います?

ノエル:昔の曲ばかりやってるよな。

いえ、私はOcean Colour SceneとCastのことを言ったつもりだったんですが。


ノエル:ああ.....(笑う)。あいつらの悪口は言うべきじゃないな、何人かは友達だから。君が俺を焚きつけてると思うと、おもしろいね。「ノエル・ロック」を批評する批評家、だけど人が何かやったのを、後から後ろ指さして批判するのは簡単だよな。

OASISのカバー・グループを見たことがありますか?それについてはどうですか?面白い?それとも嬉しく思います?


ノエル:両方だね。俺はNo Way Sisしかみたことがないんだけどさ。The Forumでね。完売だったよ。連中は、食っていくために必死なんだ。空き巣をやって稼いでるわけじゃない。どん底の生活でくすぶってるわけじゃなく、いろんな国をまわって大学でプレイしてるんだ。20年後に振り返ってみたらいつの間にかたっぷり金を儲けてたことに気付くんだろうな。OASISをビートルズのコピーバンドって言う奴もいるけど、それはまた別の話さ....。

1年前、労働党が政権を執り、一気に英国に希望の光が満ち、ブレアは史上初のロックンロール首相ともてはやされましたよね。それが今では、彼を非難する人が多くなっています。あなたもその中の1人ですか?


ノエル:というよりも、どんな時もブレアは保守党よりマシだと思うな。だけど、NHSや学校にどうやって金を出してるのかというと、ひとり親の家から巻き上げてるんだぜ、そんなのみたら「ちょっと待てよ、一体何が起きてるんだ?」って思うだろ。言ってる意味分かる?首相官邸に行ったのは、俺の「education, education, education」(トニー・ブレアが、労働党が政権を取った時の演説で、絶叫した言葉「いまイギリスには三つの問題がある。それは、Education、education and education!」より)の一環だったんだよ。話は変わるが、アラン・マッギーが音楽産業の死について長々しゃべってるよな、誰もアルバムを売らないだの....アルバムが売れたことなんてなかっただろ、OASIS以外はな。俺達はとても大きな期待をかけられてるんだ。レコード会社のボスのコカイン中毒をなあなあにするために、成功の基本形を欲しがってるんだよな。A&Rの奴は必要以上に金を出して、バンドの影は薄くなるばかりだ。OASIS一晩で出てきたバンドのように見えるだろう。だけど、俺達はあの2ndアルバムを作るためにハードワークをたくさんこなしてきたんだ。たくさんの若いバンドは、ひどい目に遭ってるよ。彼らは進化する時間を与えられないんだ。音楽業界ってのはおかしなところさ。レコード会社は大手銀行みたいなもので、ぶったまげるくらいの大量の金を持っていて、俺達はそいつらにレコードを渡すんだ。ほかにもやり取りは少しはあるけど、俺はそこらへんには興味ないんでね。俺はただレコードを作るだけさ。みんな、若者はもうレコードを買ったりギグに行ったりしないと言う。だけど、若者がみんなそろって1つのものに興味を示すわけがないだろ。そうは思えないな。多分若者の数自体減ってるんだろう。

90年代後半は、エイズの問題や終身雇用制度の撤廃などがありましたが、そういうプレッシャーが若者にとって厳しい状況を作っていると思いますか?


ノエル:終身雇用なんてそもそも実現されたことがないだろ。だけど、おれが16だった頃は、今ほど酷くはなかったね。ドラッグを簡単に手に入る時ほど、ドラッグ・カルチャーにハマりやすい状況はないんだ。スポーツ、音楽、教育に大した金は投資されていない。公共住宅に住んでる若者は、兄貴がぴかぴかの車に乗って、腕に女をぶら下げてるのを見て、それをクールだと思うんだ。ロール・モデルを見つけることが難しくなってるのさ。60年代に若者だった奴らは、90年代の連中は堅物だとか言う。そういう奴らこそ堅物だな。くだらねえ奴らだよ。

自分が時代のスポークスマンであることに対して、どう感じます?

ノエル:それが心地いいってことはないね。俺は自分について話すが、それがいけねえんだよな。どうして俺にマイクを向けるんだ?自分の発言が原因で、数え切れないくらい叩かれてるんだぜ。ビッグマウスなんだよな。

あなたが以前言った「マンチェスターの何軒かの家でやった」空き巣行為の発言がきっかけで、警察の空き巣調査班が事後調査をしてますよね、、、。


ノエル:正直になって責任を取ろうとしただけさ。何軒か空き巣はやったよ。それでドラマのヒロインみたいにデビューしたら、リポーターが「過去の自慢話」を聞かせてと言ってくるんだ、仕方ねえだろ。やったことを誇りには思ってない。正当化するわけじゃないけど、ワーキングクラスの人間らしくしなきゃならないっていうプレッシャーがあるんだよ。自分で自分の首を絞めて立場が悪くなると、他のレポーターがやってきてさらに言ってくる。「あなたの言い分を記事にしてほしい?」とね。「いいや、全然」さ。それで、俺は6週間国を離れざるをえなくなる。いいか、俺はこういう流れで、国を離れたことが何度もあるんだ。ナイトクラブから戻ってくるたびに......

「ドラッグは紅茶を飲むようなものだ」という発言についてですが。


ノエル:社会のことを少しでも知ってる奴なら誰でもその通りだって言うさ、OK、ドラッグは紅茶を飲むのと一緒ってのは少し大げさに聞こえるだろうが、だけど実際はマジでそれに近いんだよ。俺がそれを実行してるとは言ってないぞ。俺はやってない。でもみんな隠れてやってんだよ。病院やコミュニティセンターを建てたり

今はドラッグをやってないんですか?


ノエル:俺はこの9週間、どんな種類のドラッグにも触ってない。誰かが有り金全部リハビリに費やすのなんて見たくないんだ。それをやってる連中を非難してるわけじゃないぞ。俺とかみさんはドラッグを長い間やってた。もう十分だってくらいやって、飽きたのさ。はっきりと心に決めたんだ。ある場所を離れる時は危機を脱出する必要があることに気づいたってわけで.....そうだな...つまり、俺はだめになったりしなかったってこと。今も同じ友達と付き合ってるし、そいつらといっしょに食事に行くとするだろ。そいつらが毎分ごとにトイレに行って、分かるだろ(ドラッグを吸う音を立てる)。俺は、それがちょっとみすぼらしいって思う。煙草をやめた途端にそこら中咳払いしながら歩き回るようなバカにはなりたくないんだ。でも、かなり調子がよくなったよ。

これから何か計画はありますか?

ノエル:ただ気楽に、家で時間を過ごしてるよ。これが1年前だったら「汝はロックンロールスターらしくふるまえ」と考えてただろうね、でも今じゃそんなの退屈だと思うよ。

あなたは30代を迎えて、今では常識的になりましたか?

ノエル:俺はいつだって16歳のままでバンドをやっていたいんだ。人間だから年は取るかもしれないけど老いぼれていくわけじゃないだろう。分かるよな。

Noel Gallagher - SF Chronicle - 1998/01/25

頑然たる意志の成せる業で、世界一のロックンロールバンドへと成長したOASIS。 手のかかるギャラガー兄弟、ギタリスト兼ソングライターのノエル30歳と、シンガーのリアム25歳が、ロックンロールに妥協なき快楽を再びもたらした。彼らは「Wonderwall」、「Champagne Supernova」などのスタジアム級のアンセムを生み出したためだけではなく、その傍若無人な振る舞いでも名を馳せている。

1995年に発売された2ndアルバム「(What's the Story) Morning Glory?」は、世界中で1000万枚を売り上げ、アメリカでのセールスは300万枚を超えている。しかし、それでもまだアメリカが、OASISにとっての悩みの種であることは変わりない。2ndアルバムの売れっぷりにも関わらず、去年発売された3rdアルバム「Be Here Now」はまだ100万枚しか売れていないのだ。

明日の夜、Bill Graham Civic Auditoriumでギグをするノエルに話を聞くことができた。

イギリスではようやく、成功したといえるところまでたどり着いたわけですが、アメリカではなかなか上手くは行かないようですね。そのことは気にしてる?

ノエル:いいや。無名のままでも別にいいしね。イギリスでは有名にならないと成功したとは言えないけど、アメリカで有名になる必要なんてないんだよ、アメリカの良い所はそこだな。誰も有名になろうと足掻いていない。

あなたとリアム。どちらがより自己中心的だと思います?

ノエル:そうだなあ。俺ならリアムと答えるし、リアムなら俺って答えるさ。

あなた達2人とも、子供の頃からスターになってやるという意識はあったの?

ノエル:俺は思ってたよ。特別なことをやると思ってた。14,15まではそれが何なのかまではわからなかったんだけどね。結局は運次第だ。俺達はラッキーだったんだよ。

これまでのOASISは自由奔放に振舞ってきましたが、これからも大人しくなることなく続けていくのかしら?

ノエル:うん、そうしたいね。いつかは落ち着かなきゃならないんだろうが、できることならこのままでいたいよ!

バンドのインタビューではよくあなたが登場しますよね。リアムが出てこないのは、早口すぎて何を話しているのか聞き取れないから?

ノエル:ジャーナリストの大半は、あいつが何をくっちゃべってんのか半分も理解できないからさ。兄の俺ですら、意味不明だぜ。

アビーロードでのレコーディングで、プレッシャーを感じたり、自分が小さくなった感じはしなかった?

ノエル:いやそんなに。もしBeatlesが使ってたのと全く同じ部屋で、全く同じ器材を使ったなら、そう感じたかもしれないけどね。でも今は全部取っ替えられてるだろ。あそこって最悪なんだぜ、マジで。夜通し仕事ってのができねえんだよ。決まった時間に開いて決まった時間に閉まるから、どうしても出なきゃならねえんだ。

スタジオは今でも固く守られていたわけだ。

ノエル:ああ全くだね。まさに悪夢だった。俺達が途中でアビーロードをやめたのは、隣にいた野郎のせいなんだよ。ドアをノックして「ボリューム下げてくれない?」と来た。どうやらそいつにはちょっとばかしうるさかったらしい、というのも隣でどっかのクソバンドのミキシングをしてたらしくて、俺達が爆笑してる間に、出て行ったよそいつは。初めてだぜあんなの、レコーディングスタジオで「静かにしろ」と言われるなんてさ。

ジョージ・ハリスン、あなたにとっては英雄のような存在だと思いますが、リアムがインタビューで散々に言っていますよね。弟のことを恥ずかしく思うことはない?

ノエル:恥ずかしくはないさ。でも年寄りをけなす以外にも他にやることがたくさんある、そうだろ?馬鹿だよな、ほんと。

バート・バカラックにご執心のようですが。

ノエル:おお、メロディのセンスが抜群なんだよ。かっこいい、この一言だね。だって、アンジー・ディッキンソンと結婚したんだぜ、わかる?「女刑事ペパー」さ!(うなり声をあげる)。

ダイアナ妃追悼アルバムを作ろうという運動をどう思います?

ノエル:ひでえアイディアだよな。

あなたは参加していないの?

ノエル:してないよ。マネジメントに依頼の電話はあったと思うけど、たぶん俺達が馬鹿やってばかりいたから話はなかったことになったのさ・・・この国、この国のメディア、権力層ってのはな、OASISを嫌ってるんだよ、俺達の志、若者が酔っぱらって良い気分になるためのやかましいロックンロールをね。なのにレコードの売り上げを伸ばそうとの魂胆で「そうだ、OASISを入れよう」とやってくる。見え見えだろ。

確かにイギリスのプレスはあなた達を嫌っているようですが、同時に愛しているようにも見えます。

ノエル:うん、まあね、俺達が歴史に残る馬鹿をやらかしてくれるのを待ってるんだよ。それに乗っかって面白い記事が書ければOKなんだろ。だから俺達はあの連中の1歩前を行かなきゃならない。

OASISは、ドラッグやお酒のことをためらいなく口にしますが、アメリカでは色々政治的に規制がかかるんですよ・・・

ノエル:(おどけた口調で)90年代が聞いて驚くね。俺は、人間はどんな時でも自分のやりたいことをやる権利があると信じている。だから質問されれば、自分が考えていることを話す権利が俺にはある。俺は嘘つきじゃないし、猫かぶりもしない。俺達の言ったことを問題にするなら、はなからそういう馬鹿みてえな質問をするのはやめておくんだな。

プレスはOASISと他のバンドを対立させたがる傾向にありますが、今好きなバンドはいる?

ノエル:The VerveとOcean Colour Scene、それと若手のTravisは好きだよ。Chemical BrothersとProdigyも。その他は馬のクソだね、どいつもこいつも。

Noel Gallgher - buzzjack - 1998/06/15

「Wonderwall」、ネブワースのギグと、2大快進撃を収めたOASIS。しかしながら、去年発売された3rdアルバム「Be Here Now」の売れ行きは、芳しいものでは決してなかった。確かに「ビッグイベント」ではあったが、バンドの周りで渦巻いていたハイプや自信満々な態度は、結果として彼ら自身を貶める方向に働いたのだ。長すぎるギターソロと重ねられすぎた音が特徴の、とてもじゃないが素晴らしいとはいえないこの作品により、バンドの評価は変わり始めた。

OASISが失敗への道を歩み始めたことに気づいたノエル・ギャラガーはショックを隠せなかった。弟のリアムは、公共物の破壊、飲酒がらみの喧嘩、プレスの一面を飾ることとなる飛行機での騒動など、ロックスターのイメージに身動きがとれなくなり、自滅へと進んでいた。

「ドラッグはもう止めた」と明かすノエル。さて常識を持った兄、ノエル・ギャラガーの復活を見ることができるのだろうか。それともポップスターにありがちな破滅へと突き進むのか。

ノエル・ギャラガーのインタビューである。

若者文化について考えた時、90年代はどのような年だったと言えるでしょう。またその中でOASISはどのような位置を占めると思いますか?

ノエル:90年代、一言では片付けられない時代だな。音楽はいつも文化の最先端を行くものだが、昔のような影響力は失っている思う。今や俺達にはコンピューターゲームやドラッグなんかがあるからさ。確かに若者文化のアイコンとしてトップに名を連ねたいと思うのが普通だろう。俺達も文化の一端を担う役割は果たしていると思う。ネブワース、メインロード、スコットランドでのギグ。でもOASISがあらゆる人にとって、欠かせない存在だったってわけでもないだろう。文化は廃れはしない。ただ時が経つにつれ分枝していくだけさ。音楽が全てってわけでもない。50年代は、エルヴィス・プレスリー。60年代はマリファナとThe Beatles、70年代はコカインとLed Zeppelin、80年代はDuran Duranにシンセイザー、90年代はThe Stone Rosesにエクスタシー・・・・時代によって違うし、文化は音楽以外の要素によっても支えられているんだ。

ダンスミュージックは、ロックンロールの新たな形といえるでしょうか?

ノエル:音楽は音楽。今はダンスミュージックが一番モダン、最先端を行ってると思われてるが、The Prodigyを見てみろ、すでに10年前から手を着けてるんだ。1989年の終わりに、ロックンロールの終焉を叫んでいたやつが、今もギグを見に行ったり演奏したりしてるしな。結局いつの時代もダンスミュージックをやるやつもいれば、俺達みたいにストレートにロックンロールをやるやつもいるってことさ。

でもあなたはダンスミュージックもかじってますよね・・・・。

ノエル:俺はね。OASISは、ロックンロール一筋だ。

そうですか?ニューアルバムでは新たな未開地を開拓しても良いのでは?

ノエル:俺が未開地に行かない限り、そういうことはないね。まずリアムをラスタファリ主義者みたく歌わそうとすると、苦労するのは目に見えてる。俺自身は、エレクトロニックミュージックは好きだよ。否定はしないが、だからといって信奉してるわけでもない。The Chemical Brothersと一緒にやった作品は、とても上手く出来たと思うけどね。

OASISを真似するバンドについてどう思いますか?

ノエル:そうだな、昔の曲が、忘れ去られずにすむからどんどんやってほしいね。

いえ、私が言ってるのは、Ocean Colour SceneやCastのことです。

ノエル:ああ・・・・(笑)。あいつらのことを悪くは言えないな、付き合いがあるから。誰かからの影響を、しっかり自覚することは大切なことだと思う。音楽評論家は「ノエル風ロック」と批判するだろうが、俺の考えとしては、後から出てきたバンドの方が、オリジナルを超える可能性を秘めてると思うね。

OASISのコピバンをどう思う?楽しむ、それともいらだつ?

ノエル:どっちもさ。俺が見たことがあるのはNo Way Sisだけだ。チケット完売だったぜ。あいつらも結局は食べていくために必死なんだ。少なくとも空き巣で生計を立てるよりはましだろう。全く無一文ってわけでもない。色んな国を回って音楽を演奏してる。20年後振り返ったら、けっこうな金を稼いでるはずだ。OASISはThe Beatlesのコピバンというやつがいるが、それはまた別の話だぞ。

1年前労働党の総選挙がありましたね。ブレアは初のロックンロール首相と呼ばれ、支持を集めていましたが、その後、多くの人が彼を反対する立場に変わっています。あなたもその一人?

ノエル:俺はいつでも労働党支持さ。でも一方でNHSや学校に金を寄付しながら、もう一方で片親に対して厳しい政策を取る様子を見ていれば、「おいおい、何が起こってるんだ?」ってなるのは仕方ないだろう?Number 10に行ったのは、俺の勉強、勉強、絶え間ない勉強の一部にすぎない。アラン・マッギーが音楽業界の死についてしつこく話すだろう、あらゆる人に受け入れられるアルバムを、もう誰も作ろうとしないとかなんとか・・・OASISをのぞいて。目立ちすぎる例外だな。レコード会社は、ボスのコカイン常習を正当化するために、なんらかの成功の証がほしいのさ。むやみに高い契約金でバンドを釣って、過剰にプロモーションをする。多くの人が、OASISは一晩で成り上がったと思ってるが、2ndアルバムを発売するまでどれだけのことをやってきたと思ってるか全くわかってない。最近の若手バンドはみんなだまされて引っ張り出されて、自分の音楽を突き詰める暇も与えられない。この業界はおかしいんだ。レコード会社はちょっとした銀行のようなもので、くそ多い金をため込む。俺達はそいつらとレコード契約をする。いろいろ仲介役もいるがが、俺はそこまで興味はない。俺はレコードを作るだけだからさ。そんなものを作っても、最近の若者はもう、レコードを買ったりギグに行ったりはしないという意見もあるだろう。でもみんながみんな、そろいもそろって興味を示すものなんて、あるか?ない。だから音楽だけが、興味をひかなくなったわけじゃない。そもそも、若者の数自体が少なくなってるんだろう。

90年代前半、あなたも20代だったわけですが、やはり辛い時代だったのでしょうか。例えばエイズ問題や雇用問題など。

ノエル:雇用の需要と供給がつりあうことなんてないさ。でも俺が16の時は今の状態ほどは悪くなかったんだ。ドラッグが容易く手に入る時は、すぐにドラッグ文化が栄えちまうからな。スポーツや音楽、教育にかけるだけのお金がないのさ。自分の兄貴が良い車に女を乗せて走り回ってるのを見てクールだと勘違いする。良い見本が見つけられないんだ。

60年代に青春を過ごした人は、90年代の若者は保守的だと言いますね。

ノエル:60年代の方がよっぽど保守的だ。身の毛がよだつぜ。

時代の代弁者である自分をどう思う?

ノエル:愉快な気分はしないね。言いたいことを言えるだけ言っちまうのが俺の欠点だから。どうして俺にマイクを向けてくるのかわからないよ。これまで言ったことで後悔することはたくさんあるんだ。自分で自分につばを吐きたいね。

たとえば「マンチェスターで何件か空き巣をしたことがある」と発言したことで、実際に住居侵入罪で警察が捜査を進めたり・・・。

ノエル:自分のしたことに正直に責任を持とうとしただけだ。確かに何件かやったさ、だからといって悲劇の主人公ぶって同情を買ったり、リポーターに「過去を自慢してますね」なんて言われたいわけじゃない。空き巣をやっていた過去を、誇りに思えるわけないだろう。侵したことを正当化するつもりはないが、典型的なワーキングクラスに成り切ってみせないとという、ある種プレッシャーみたいなものもある。と、こういう風に自分をどうにもならない状況に追い込んで、リポーターに「同情してほしいの?」と聞かれ、「そんなわけねえだろ。それと忠告しておくがお前、6週間はこの国を離れたほうがいい。ナイトクラブでべろんべろんになる度に、俺がさらなる悪事に手を染めてもおかしくないんだぜ・・・・」と脅してみたりするのさ。

他にも、「ドラッグは紅茶みたいなもんだ」という発言もありましたね・・・。

ノエル:イングランドの社会状況がどういう状態かわかってるやつなら、俺の言葉に納得してるはずだ。OK。ドラッグをやるのは紅茶を飲むのと同じだ、というのは少々言いすぎだが、ほぼそれに近い。俺がそうやってるとは言ってないぞ。そうだな、俺はやってないが、みんな裏ではやってるだろう。クリニックとコミュニティセンターを建設すれば解決する問題じゃないんだ。

今はドラッグはやらないの?

ノエル:これで9週間はドラッグに触れてもないよ。リハビリ施設に金をつぎ込む「過去の人」にはなりたくないんだ、実際そうしてるやつをコケにするつもりはないけどな。長いこと経験してきたから、俺もメグも、もう十分ってことさ。飽きたんだよ。だから良心的な決断を下すことにした。一度違う世界を経験した後に・・・・うーん、つまり、縁を切ったってわけじゃない。今でも昔の仲間と付き合ってるし、食事もする。そいつらがしょっちゅうトイレに駆け込んで、こう(鼻で吸う)やってるのを見て、哀れだと思う、以前と違うのはそれだけさ。煙草もやめて、これ見よがしに咳してまわる聖人ぶった野郎にはなりたくないが、断然今の方が気分が良いよ。

これからのことで予定を立てていることはあります?

ノエル:そうだな、いろいろ・・・家で楽な気分で過ごすよ。1年前なら「ロックスターらしいことでもやらかすか」なんて考えただろうが、今は何もせずに過ごすのが好きなんだ。

30になりますが、精神的にも大人になったと思う?

ノエル:中身はいつまでも16歳のままだよ、これからもバンドを続けたいんだ。年は重ねても年を取りたくはない、分かるよな。

Noel & Liam Gallagher - NME - 1998/12/19

ノエルとリアム、二人をつくりあげた音楽とは?

最初に思い浮かぶレコードといえば?

ノエル:ビートルズの「Ticket To Ride」。俺は音楽を分析することなんてしないから、どうして好きかは分からないけどな。最初に好きになったレコードはセックス・ピストルズの「Anarchy In The UK」で、あの怒りに満ちた騒がしさが好きだったんだ。

リアム:Peters & Leeの「It Was You Who Tripped Me Up」だろ、ボケ。

学生時代を思い出す曲は?

ノエル:The Jamの「Going Underground」。学校に関しちゃ良い思い出が一つもないんだ、学校もクラスにいるやつらもみんな大嫌いだったからな、もちろん教師もだ。でも給食担当できれいな女性がいて、俺達にとって母親的存在だったんだ。とにかくこいつが(リアムを指して)入学してきた年にちょうど退学になってよかったぜ。

リアム:「Hey Teacher Leave Those Kids Alone」ってあるだろ。(ピンク・フロイドの「Another Brick In The Wall (Part 2)」中の歌詞のこと)。俺にはり倒される前に学校やめてラッキーだったな!

彼女と恋に落ちたときの曲は?

ノエル:うーん、よく覚えてないな…。

リアム:よし、俺の番だ。(テープを取り上げてマイクに向かって叫んで)どの女のことだ?いっぱいいすぎてわかんねえよ!!こいつにははっきり言えねえことでも、俺は堂々と言ってやれるぜ。(この頃、リアムとパッツィの仲は険悪になっている)。

ノエル:お前、後で後悔しても知らねえぞ。俺は言いたくない、きっとどうでもいい曲だとは思うけど…。

リアム:そのくらいで黙っとけよノエル、俺はThe Jamの「The Bitterest Pill」。

ノエル:今俺を馬鹿にしただろ!

リアム:してねえよ。

ノエル:いいや、したね、生意気にもな!わかった、わかったぞ!お前が好きなのは「The Bitterest Pill(苦すぎる薬)」じゃなくて(マイクを取り上げて)「The Morning After Pill(モーニング・アフター・ピル)」だろ!

失恋ソングは?

ノエル:Monty Pythonの「Always Look On The Bright Side Of Life」。

リアム:どっかのくだらねえやつが歌ってた「Perfect Day」。Lou Reedだったかな。

ノエル:「Ticket To Ride」も聴くと胸が張り裂けそうになるね。

リアム:失恋ソングってどういう意味だ?

ノエル:聴いた時に、別れた女のことを思い出して悲しい気持ちになる曲のことさ。

リアム:ああ、ああ、ああ。それなら「Perfect Day」だ。みんな、わかったかな?そんじゃ酒くれ。

ノエル:まず金払えよ。

リアム:いやだ、払わねえ払わねえ払わねえよ。

ノエル:だろうな!

リアム:払わないからな。「Perfect Day」、他にないだろ。この曲が俺の失恋ソングだ。

最高の時を呼び覚ます曲は?

リアム:Dodgyの「Going Out For The Summer」。

ノエル:嘘だろ!その曲は駄目だ!そういう意味の質問じゃねえよ。

リアム:(テープを近くの水槽に投げるフリをして)ったくなんだよ、くそったれ!何?一番良い思い出?The Stone Rosesの「She Bangs The Drums」。

ノエル:俺もそう。

リアム:ローゼズのアルバム全部。まさに幸せな瞬間だぜ。最高。さっさと次の質問に行けよ。

あなた達にとっての夜のアンセムといえば?

ノエル:まだ世に出てない曲、俺達の新曲さ。発売されるまで待つんだな。

リアム:ああ、今言えるのはそのくらいだ。今俺達休暇中なんだ。

ノエル:そう、俺達の新曲さ。

リアム:まだ黙っとけったら!

ノエル:分かったよ。そうだな、OASISは俺のバンドじゃないし。

リアム:じゃあ誰のバンドだ?

ノエル:お前のだろ。

リアム:今の聞いたか?俺のバンドだとよ!俺のバンド!録音したよな、ミスター・.ジャーナリスト?俺のバンド!

ノエル:お前のバンドだよ。

リアム:待てよ…俺のバンドじゃねえ、だって今の俺達はくだらなさすぎて誰にも愛してもらってねえだろ!みんなに愛されてた時のOASISこそ俺のバンドだ!この卑怯者!(ノエルのお尻に蹴りを入れるフリをする)。

バンドを組むきっかけになったレコードは?

ノエル:The Stone Rosesのファーストアルバム。

リアム:ノエルが作った曲。

ノエル:お前は俺が入るより前にバンド組んでただろ、このクズ!

リアム:わかったわかったよ。でも俺達がバンドを組んだのは、お前が作った曲を聴いたからだぜ。

ノエル:ああ、そうか、じゃあやっぱりOASISは俺のバンドだな。

リアム:そうさ、あとLed Zeppelinの「When The Levee Breaks」も。

ノエル:俺はThe Smithsの「The Queen Is Dead」。

リアム:ピストルズにローゼズにパンクパンク、ニューウェーブ。これこそ音楽だ。

ツアーバスの中で絶対に流れない曲は?

ノエル:ボーンヘッドの曲だろ、Cocteau Twinsに The Sugarcubes、The Stranglers、 あとA Flock Of Seagulls、Classix Nouveaux、Split EnzにKajagoogoo…

リアム:とことん言ってやるぜ、ロビー・ウィリアムズの曲だ!これ、絶対記事にしろよ!(シャドーボクシングをしながら)文句あるやつはいねえよな!!

ノエル:太っちょウィリアムズ。

リアム:そう、太っちょウィリアムズ、それに俺の言葉も書くんだぞ。ロビー・ウィリアムズのことを言い出したのは、俺だ、ノエルじゃないからな。ロビー・ウィリアムズ関連は全部クソだ、わかったか?

ノエル:俺達のツアーバスでは流したことないだろ。

リアム:当然だろ!もしあいつの曲が流れたら、俺はすぐバスから出て行くからな、歩いたほうがましだ、トレイラーにいたほうがましだ、つうかトレイラーの後について歩いたほうがましさ!

新年を迎える瞬間に聴く曲は?

ノエル:ロビー・ウィリアムズの「Millenium」じゃないな、うーん、多分俺達の曲。多分ここでは口に出せないが…。

リアム:俺が歌ってやるよ。それかThe Glockenspielの曲。

自分のお葬式に流したい曲は?

ノエル:The Jamの「Going Underground」。

リアム:Bob Marleyの「Natural Mystic」(NMEインタビュアーの股間をさわろうとしながら、頬にキスして立ち去る…)。
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