あなた達にとってマンチェスターとは?
リアム:なんとも思ってないよ。ノースロンドンのとある市、そこに俺達は住んでる。他のところと同じようなもんさ、俺達がデビューする8ヶ月前まで、面白いバンドなんて一つもなかったんだ。そして今になって、マンチェスターのアナグマどもめ、最初から「OASISを応援していました。彼らならやってくれると思ってた」なんて顔してすましてやがる。でもマンチェスターが俺達をサポートしてくれたことなんて一度もなかった。1年前、俺達は観客ゼロの部屋でギグをやったんだからな。
今では部屋がはちきれそうなくらいに集まりますよね。あなた達にとってはリベンジのような感じなのでは
ノエル:成功したってことは確かに喜ぶべきことかもしれないが、それ以上でもそれ以下でもないね。2年前まで、OASISは有名になれるようなバンドじゃなかった。最悪だったんだ。
マンチェスターに帰ってきたお祝いに、クラブ・ハシエンダでコンサートを行ったようですが、あの場所はあなた方にとって特別な意味を持つのでしょうか?
リアム:いや。ひでえ場所だよ、ただのナイトクラブだ。ああいう場所を持ち上げようとかそんな気は全くない。これから活躍すべき俺達みたいなバンドが遺跡みたいなクラブでギグやって、マンチェスター・リバイバルだとか騒がれて、ロックンロールの再来とか囃し立てられてよ、アホらしいぜ!ニュー・オーダーとかファクトリーとかハシエンダは、俺の中では何の意味もないね。ファクトリーなんて、まともなレコードといったらハッピー・マンデイズの1stくらいしか出してねえだろ。ジョイ・ディヴィジョンなんて屁みたいなもんだぜ。ビョーキ野郎め。
ハッピー・マンデイズの元シンガー、ショーン・ライダーとは仲が良いんですね。
リアム:(憤慨して)・・・・どこがだよ!友達になりたいって言ってきたのはあいつの方で、俺は断固拒否だ。あんなやつと友達になれるわけねえだろ。今では落ち目だし。
ちょっと残酷ですよね。さっきまでハッピー・マンデイズに乗って踊ってたと思ったら、今度は一斉にあぶり焼きですから。
リアム:あの間抜けどもにはそれくらいの価値しかねえんだよ。1stアルバムの後、何もせずに平凡な方向へ向かってさ、這い上がろうとあがくことすらしないんだぜ、あいつら。それでこうなったってわけ。鬱憤はためずに、音楽にのせて解放しろってことさ。それがルールだろ。
ノエル:音楽がなかったらお前って何の価値もないからな。だから俺が、これ以上は無理ってくらいのエゴでもって曲を書いてやるのさ。自分の曲に感謝したいね。ドラッグに女、全てが手に入って、ついでに俺達の悪評は高まるばかりだからな。風を起こすには、良い曲を書くことが絶対条件なんだよ。そしてこれだけは言える。ハッピー・マンデイズは今の時代に合わない。
マンチェスター・ムーブメントが起こったことで、マンチェスターの環境は変わりましたか?
ノエル:クソみたいな環境さ。ラジオはろくなもん流さないし。実際、マンチェスターってストーン・ローゼズとハッピー・マンデイズしかなかったんだよ。それだけだぜ、最悪だろ!だからストーン・ローゼズが冬眠に入って、ハッピー・マンデイズが馬鹿なこと言い始めてから、マンチェスターはカオスに陥ったのさ。もし本当にムーブメントってものがあったんなら、若者が働く場所をちょっとばかし増やしてほしかったよな。
OASISはマッドチェスターの影響を受けていませんね。
リアム:俺たちは、フラストレーションとトラブルの影響を受けてるのさ。3年前、マンチェスターは最悪で、みんなどうしようもないって諦めムードが漂ってた。大量のドラッグに酒、眠れない夜。そんな時、俺は目覚めたんだ。ストーン・ローゼズが心に響いてきて、電撃が走るみたいに、俺は心を決めたのさ、自分の力で生きたい、この頭がイカレちまいそうな巣窟から抜け出してやるってな。他のやつらは馬鹿みたいに騒いでばかりいたが、俺はずっと考えてた。必死に自分の人生を作り上げようとしてたんだ。バンドを作って成功を収めるってことさ。マンチェスター、俺はそこで何かをしたかった。地域限定のムーブメントをぶちかます?たとえば、ストーン・ローゼズみたいにさ。彼らのリズムって他のバンドにはないもんだろう。
ストーン・ローゼズは、「俺達には才能がある」と言い切っていますが、あなた方はまずその自信を真似したってこと?
ノエル:むしろ、自信だけが自分を認める手段だろう。俺はThe Pinksみたいなバンドはやりたくない、それだけだよ。2年前、ラジオを聞いたり新聞を読んだりしても、何も好きになれなかった。目に入るバンドは全部エネルギーが感じられなかった。何か新しいことをぶちかまさなきゃならなかったんだ、もう一度トーチを持って立ち上がるやつが必要だったのさ。それで俺にはそうする自信は十分にあったってわけだ。良い音楽を聴きたかった、それだけさ。インスパイラル・カーペッツはまともな曲を書くことができなかったから、俺がその仕事を請け負ってやろうってね。自分に言い聞かせたのさ。誰も俺の聴きたい曲を書かないなら、俺が自分で書いてやろう!ってね。上手く行けば、ここから抜け出せるかもしれない。もし誰も俺の曲に耳を貸さなければ、どん底に戻るだけ、とね。少なくとも俺は、カセットテープに残すだけの曲を書く才能はあると思ってた。
つまりデビューする時から、自分の才能に自信はあったと?
リアム:ロックンロールを歌うのに才能なんて必要ないんだよ。ステージに上がって、マイクの前に立つ。それだけさ。俺の声が特に良いってわけじゃない。OASISに入る前は、自分の声が嫌いだったくらいだ。でも今では、そんな俺が歌ってるんだからな。俺にはもう失うものなんてないんだ。
ノエルがメンバーになったことは、OASISにとってプラスとなったのでしょうか?
リアム:その前まではクソみたいなバンドだったぜ。曲は腐ってるしよ、ボーンヘッドが書いてたんだけど、マジで最悪・・・でもそれでも、俺はバンドを信じてた。俺を待ち受けてるくそったれどものはびこる生活の中に、バンド以外に一つとしてマシなことを見つけられなかったんだ。兄貴がバンドに可能性があると言ってくれた時から、俺達ならやれるかもしれないって思えた。一人メンバーが増えただけで、全てが動き出した感じだな。OASISは真のOASISになったんだよ。
ノエル:最初見た時のこいつらといったら、何の特徴もないバンドだったからな、でかい口だけ叩くリアムってスターを除けば。他のアホ面は、楽器と言う名前の楽器を持って突っ立てるだけさ。何の主張もありゃしなかったぜ。
ノエル、あなたはOASISに入る前から、家でギターを弾いたりしていたんですか?
リアム:長いことな。よく家で弾いてたよ。学校から帰ってきたら弾いてるし、学校に行く前も弾いてるし。ノエルが良い曲を書いてるってのは知ってたけど、あの頃の俺にとっちゃどうでも良かったから、外に遊びに行ってた。15の時は、音楽に興味なかったからさ。フーリガンやってフットボールできればそれで良かったわけ。一緒のバンドやるまで、ノエルと遊んだことなんてなかったぜ。
ノエル:俺達は5歳年が離れてる。5年だぞ、子供にとっては大きな壁だ。特に俺が5歳の頃なんて、こいつは・・・・とにかく、今はその壁もないようなもんだ。俺の方から歩み寄るようにしてるから、前よりは近づいてると思う。バンドに入った時には約束を交わしたんだ。リアムが俺に「俺は、お前とジョン・レノンの歌以外は歌わない」。俺が「俺は、お前とジョン・レノン以外に自分の曲を歌わせることはない」って答えたのさ。
リアムがOASISを結成した時、すぐにノエルが入らなかったのはなぜですか?
リアム:頼まなかったからさ。
その2,3ヶ月後に、どうして入ったの?
リアム:(真剣な顔で)・・・・俺が頼んだからさ。
ノエル:こいつらのステージって見れたもんじゃなかったから、俺が何とかしてやらなきゃなあって思ったんだ。でも今じゃ俺は紛れもなくバンドのチーフだろ。雑用品やギターやアンプを、稼いだ金で買ってるのは俺だ。給料をみんなに分けてるのも俺。どうやって楽器を演奏するか教えるのも俺。一日に5、6時間の仕事をとるために喧嘩を売るコツも俺が仕込んだんだ。ただヴォーカルに関しては口を出すことはなかったな。リアムはすでに自分のスタイルを持っていたから。こいつの強み。天性の声さ。
リアム:今わかってることは、俺はノエルに大きな貸しがあるってことだ。去年家でレコードを永遠とかけ続けて、俺に音楽を教えてくれたのもノエルだし。俺こうやって音楽を聴くのが好きなんだ。レコードを部屋でかけてから、廊下で壁ごしに聴くんだよ。Smithsの1stをそうやって聴いた時は良かったなあ。でも最高だったのは、ストーン・ローゼズの1stを聴いた時だな。その日、これから何をしたいかはっきりわかったんだから。そういう名作を聴くまで、これ以上昔のレコードなんて聴く必要ないって思ってたんだ。The Pinksやビートルズ、そして俺達の「Definitely Maybe」さえあれば、無人島で暮らせるってさ・・・・今はもうSmithsのレコードは聴かない。あまりにお行儀良すぎてセクシーじゃねえからさ。というより、俺、前からモリッシーって×××野郎だと思ってた。あいつがいなけりゃ、Smithsってもっと良いバンドだったぜ、きっと。ジョニー・マーはギャラガー家のヒーローさ。
ノエル:ジョニー・マーはめちゃくちゃ良いね。何と言ってもまず、OASISが大好きらしいし・・・・自分の意見を持った北部の男って感じさ。俺のオーディオプレイヤーには名曲しか入ってないんだ。ビートルズにSmithsに、十分評価されてないLa’s。リー・メイヤーズはいつまで怠けてるつもりだ・・・・まあ、俺よりも才能はあるけどね。今の時代では、一番だと思うよ。
ビートルズを語る時、マッカートニーは話に出てきませんね。
リアム:我慢できねえんだよ。あいつの書く曲って、ホモの曲ばかりだろ、なよなよしてさ(Let It Beの始まりを歌ってみせる)。俺向きじゃねえな。俺にはパンクロックのジョン・レノンの方が合ってる。聴きまくってるぜ。
ノエル:俺もパンクは好きだよ。セックス・ピストルズに、ダムド、バズコックスも大好きだ。でもクラッシュはクソバンドだと思うね、それとSham 69も・・・・学校でものけ者だったぜ、俺がパンクもビートルズも好きだったからさ。どっちか一つってのが普通だろ。
子供の頃のヒーローは誰?
ノエル:全て偉大なるソングライター達。ジョン・レノン、ニール・ヤング、レイ・デイヴィス、ジャガーとリチャーズ、ピート・トウシェンド、ポール・ウェラー。それとギタリストも。ギターってのは素晴らしいシンボルだと、すぐに気づいたよ。反抗、自由、崖っぷちで生きる人々のシンボルさ。
リアム:俺にはヒーローはいなかった。マジで何もやることなくて、バカやってただけだから。ヒーローを見つける時間もなかったしな。16歳の時俺がやってた音楽活動って、ビートルズやストーンズにのせてコンガを叩くことくらいだしな。あとは女の子追っかけるくらい。他に興味あることはなかったよ。
マンチェスターから出て、広い世界へとはばたく人たちを羨んだりは?
リアム:どうしてわざわざ遠くに行かなきゃならねえんだ?マンチェスターは俺の故郷だし、そこで幸せに暮らしてたんだよ。コンガと女がいれば良かったんだ。
ノエル:俺は旅をして、世界を見たいと思ってた。リアムがレンガ運びをしてる時も、俺はアメリカに行きたいと思ってたぜ。それでインスパイラル・カーペッツの間抜けどものローディになって、ギターのチューニングをしたり、機材を運んだりしてたってわけ。クソバンドだが、一緒にいれば世界中を回れるだろ。そこで一生を終えると思ってたよ。
他に仕事をやったことはある?
ノエル:なんでもやったよ。犬の散歩とか窓拭き、店でフルーツ売ったりもしてた。煙突掃除もしたな。だから色んなところで身分証明書を提出しなきゃならなくて。
「Married With Children」では、日常的なことがテーマとなっていますが、自分もそういう落ち着いた生活がしたいと思ったことはないの?
リアム:俺は腕に3人のバカなガキ抱えて暮らしたいなんて思わねえ。そういう生活には魅力を感じない。
どういう生活をしたいの?
リアム:冒険やリスクにあふれた生活だよ。そして出来る限りたくさんの女の子がいれば文句なし。俺達をおっかけるグルーピー達、見たことあるか?ああ、もっと群がってくれたらいいのになあ。女、いすぎて困るってことはないね。俺にはもっと必要だよ、もっとな!
今では、あなた達は女の子たちの憧れとなっています。ナンパしても拒絶されたりすることはないの?
リアム:皆無だな。俺は昔からハンサムだったから、女には困ったことがないんだよ。・・・(さらに強く主張)マジで女の子の方から寄ってくるんだから。男の数に比べて女が少ないとか、ありゃ嘘だな。いつだってすぐそこに余るほどいるぜ。
ノエル:俺は何年も付き合ってた子がいたけど、ダメになった。悲しい話だろ。でも俺はポジティブだから、今じゃイングランドだけで8人のガールフレンドがいるんだ。良いだろ、色々大変ではあるけど。1日に1人と決めてるが、日曜日は選り取り見取りで、1日に2人さ。
どうして寄ってくるんでしょうねえ。
ノエル:理由は簡単さ。俺達が有名だからだ。有名人大好きの女の子達の相手をして喜ばせることで、俺も利益を得る、どちらも損することはない。ほとんどの子は俺の名前すら知らないぜ。OASISのギタリストと軽く一発ヤリたいだけなのさ。ロックンロールだな。それ以上でもそれ以下でもない。女の子達と遊ぶのはコンサートの後のお仕事みたいなもんだ。
リアム:この間、変な女が俺の腕に抱かれたいって聞かなくってさ。リアムリアム言ってうるさかったぜ。
ノエル:嘘だな。女が寄ってくるのは、俺の方だ。このバンドでは俺だけが大人で、後のメンバーは未だにガキんちょなんだよ。
変なムシもくっついてきてるとか。
ノエル:エヴァン・ダンドーのこと?悪いやつじゃないぜ、あれもグルーピーの一種さ。
リアム:なんとも思ってないよ。ノースロンドンのとある市、そこに俺達は住んでる。他のところと同じようなもんさ、俺達がデビューする8ヶ月前まで、面白いバンドなんて一つもなかったんだ。そして今になって、マンチェスターのアナグマどもめ、最初から「OASISを応援していました。彼らならやってくれると思ってた」なんて顔してすましてやがる。でもマンチェスターが俺達をサポートしてくれたことなんて一度もなかった。1年前、俺達は観客ゼロの部屋でギグをやったんだからな。
今では部屋がはちきれそうなくらいに集まりますよね。あなた達にとってはリベンジのような感じなのでは
ノエル:成功したってことは確かに喜ぶべきことかもしれないが、それ以上でもそれ以下でもないね。2年前まで、OASISは有名になれるようなバンドじゃなかった。最悪だったんだ。
マンチェスターに帰ってきたお祝いに、クラブ・ハシエンダでコンサートを行ったようですが、あの場所はあなた方にとって特別な意味を持つのでしょうか?
リアム:いや。ひでえ場所だよ、ただのナイトクラブだ。ああいう場所を持ち上げようとかそんな気は全くない。これから活躍すべき俺達みたいなバンドが遺跡みたいなクラブでギグやって、マンチェスター・リバイバルだとか騒がれて、ロックンロールの再来とか囃し立てられてよ、アホらしいぜ!ニュー・オーダーとかファクトリーとかハシエンダは、俺の中では何の意味もないね。ファクトリーなんて、まともなレコードといったらハッピー・マンデイズの1stくらいしか出してねえだろ。ジョイ・ディヴィジョンなんて屁みたいなもんだぜ。ビョーキ野郎め。
ハッピー・マンデイズの元シンガー、ショーン・ライダーとは仲が良いんですね。
リアム:(憤慨して)・・・・どこがだよ!友達になりたいって言ってきたのはあいつの方で、俺は断固拒否だ。あんなやつと友達になれるわけねえだろ。今では落ち目だし。
ちょっと残酷ですよね。さっきまでハッピー・マンデイズに乗って踊ってたと思ったら、今度は一斉にあぶり焼きですから。
リアム:あの間抜けどもにはそれくらいの価値しかねえんだよ。1stアルバムの後、何もせずに平凡な方向へ向かってさ、這い上がろうとあがくことすらしないんだぜ、あいつら。それでこうなったってわけ。鬱憤はためずに、音楽にのせて解放しろってことさ。それがルールだろ。
ノエル:音楽がなかったらお前って何の価値もないからな。だから俺が、これ以上は無理ってくらいのエゴでもって曲を書いてやるのさ。自分の曲に感謝したいね。ドラッグに女、全てが手に入って、ついでに俺達の悪評は高まるばかりだからな。風を起こすには、良い曲を書くことが絶対条件なんだよ。そしてこれだけは言える。ハッピー・マンデイズは今の時代に合わない。
マンチェスター・ムーブメントが起こったことで、マンチェスターの環境は変わりましたか?
ノエル:クソみたいな環境さ。ラジオはろくなもん流さないし。実際、マンチェスターってストーン・ローゼズとハッピー・マンデイズしかなかったんだよ。それだけだぜ、最悪だろ!だからストーン・ローゼズが冬眠に入って、ハッピー・マンデイズが馬鹿なこと言い始めてから、マンチェスターはカオスに陥ったのさ。もし本当にムーブメントってものがあったんなら、若者が働く場所をちょっとばかし増やしてほしかったよな。
OASISはマッドチェスターの影響を受けていませんね。
リアム:俺たちは、フラストレーションとトラブルの影響を受けてるのさ。3年前、マンチェスターは最悪で、みんなどうしようもないって諦めムードが漂ってた。大量のドラッグに酒、眠れない夜。そんな時、俺は目覚めたんだ。ストーン・ローゼズが心に響いてきて、電撃が走るみたいに、俺は心を決めたのさ、自分の力で生きたい、この頭がイカレちまいそうな巣窟から抜け出してやるってな。他のやつらは馬鹿みたいに騒いでばかりいたが、俺はずっと考えてた。必死に自分の人生を作り上げようとしてたんだ。バンドを作って成功を収めるってことさ。マンチェスター、俺はそこで何かをしたかった。地域限定のムーブメントをぶちかます?たとえば、ストーン・ローゼズみたいにさ。彼らのリズムって他のバンドにはないもんだろう。
ストーン・ローゼズは、「俺達には才能がある」と言い切っていますが、あなた方はまずその自信を真似したってこと?
ノエル:むしろ、自信だけが自分を認める手段だろう。俺はThe Pinksみたいなバンドはやりたくない、それだけだよ。2年前、ラジオを聞いたり新聞を読んだりしても、何も好きになれなかった。目に入るバンドは全部エネルギーが感じられなかった。何か新しいことをぶちかまさなきゃならなかったんだ、もう一度トーチを持って立ち上がるやつが必要だったのさ。それで俺にはそうする自信は十分にあったってわけだ。良い音楽を聴きたかった、それだけさ。インスパイラル・カーペッツはまともな曲を書くことができなかったから、俺がその仕事を請け負ってやろうってね。自分に言い聞かせたのさ。誰も俺の聴きたい曲を書かないなら、俺が自分で書いてやろう!ってね。上手く行けば、ここから抜け出せるかもしれない。もし誰も俺の曲に耳を貸さなければ、どん底に戻るだけ、とね。少なくとも俺は、カセットテープに残すだけの曲を書く才能はあると思ってた。
つまりデビューする時から、自分の才能に自信はあったと?
リアム:ロックンロールを歌うのに才能なんて必要ないんだよ。ステージに上がって、マイクの前に立つ。それだけさ。俺の声が特に良いってわけじゃない。OASISに入る前は、自分の声が嫌いだったくらいだ。でも今では、そんな俺が歌ってるんだからな。俺にはもう失うものなんてないんだ。
ノエルがメンバーになったことは、OASISにとってプラスとなったのでしょうか?
リアム:その前まではクソみたいなバンドだったぜ。曲は腐ってるしよ、ボーンヘッドが書いてたんだけど、マジで最悪・・・でもそれでも、俺はバンドを信じてた。俺を待ち受けてるくそったれどものはびこる生活の中に、バンド以外に一つとしてマシなことを見つけられなかったんだ。兄貴がバンドに可能性があると言ってくれた時から、俺達ならやれるかもしれないって思えた。一人メンバーが増えただけで、全てが動き出した感じだな。OASISは真のOASISになったんだよ。
ノエル:最初見た時のこいつらといったら、何の特徴もないバンドだったからな、でかい口だけ叩くリアムってスターを除けば。他のアホ面は、楽器と言う名前の楽器を持って突っ立てるだけさ。何の主張もありゃしなかったぜ。
ノエル、あなたはOASISに入る前から、家でギターを弾いたりしていたんですか?
リアム:長いことな。よく家で弾いてたよ。学校から帰ってきたら弾いてるし、学校に行く前も弾いてるし。ノエルが良い曲を書いてるってのは知ってたけど、あの頃の俺にとっちゃどうでも良かったから、外に遊びに行ってた。15の時は、音楽に興味なかったからさ。フーリガンやってフットボールできればそれで良かったわけ。一緒のバンドやるまで、ノエルと遊んだことなんてなかったぜ。
ノエル:俺達は5歳年が離れてる。5年だぞ、子供にとっては大きな壁だ。特に俺が5歳の頃なんて、こいつは・・・・とにかく、今はその壁もないようなもんだ。俺の方から歩み寄るようにしてるから、前よりは近づいてると思う。バンドに入った時には約束を交わしたんだ。リアムが俺に「俺は、お前とジョン・レノンの歌以外は歌わない」。俺が「俺は、お前とジョン・レノン以外に自分の曲を歌わせることはない」って答えたのさ。
リアムがOASISを結成した時、すぐにノエルが入らなかったのはなぜですか?
リアム:頼まなかったからさ。
その2,3ヶ月後に、どうして入ったの?
リアム:(真剣な顔で)・・・・俺が頼んだからさ。
ノエル:こいつらのステージって見れたもんじゃなかったから、俺が何とかしてやらなきゃなあって思ったんだ。でも今じゃ俺は紛れもなくバンドのチーフだろ。雑用品やギターやアンプを、稼いだ金で買ってるのは俺だ。給料をみんなに分けてるのも俺。どうやって楽器を演奏するか教えるのも俺。一日に5、6時間の仕事をとるために喧嘩を売るコツも俺が仕込んだんだ。ただヴォーカルに関しては口を出すことはなかったな。リアムはすでに自分のスタイルを持っていたから。こいつの強み。天性の声さ。
リアム:今わかってることは、俺はノエルに大きな貸しがあるってことだ。去年家でレコードを永遠とかけ続けて、俺に音楽を教えてくれたのもノエルだし。俺こうやって音楽を聴くのが好きなんだ。レコードを部屋でかけてから、廊下で壁ごしに聴くんだよ。Smithsの1stをそうやって聴いた時は良かったなあ。でも最高だったのは、ストーン・ローゼズの1stを聴いた時だな。その日、これから何をしたいかはっきりわかったんだから。そういう名作を聴くまで、これ以上昔のレコードなんて聴く必要ないって思ってたんだ。The Pinksやビートルズ、そして俺達の「Definitely Maybe」さえあれば、無人島で暮らせるってさ・・・・今はもうSmithsのレコードは聴かない。あまりにお行儀良すぎてセクシーじゃねえからさ。というより、俺、前からモリッシーって×××野郎だと思ってた。あいつがいなけりゃ、Smithsってもっと良いバンドだったぜ、きっと。ジョニー・マーはギャラガー家のヒーローさ。
ノエル:ジョニー・マーはめちゃくちゃ良いね。何と言ってもまず、OASISが大好きらしいし・・・・自分の意見を持った北部の男って感じさ。俺のオーディオプレイヤーには名曲しか入ってないんだ。ビートルズにSmithsに、十分評価されてないLa’s。リー・メイヤーズはいつまで怠けてるつもりだ・・・・まあ、俺よりも才能はあるけどね。今の時代では、一番だと思うよ。
ビートルズを語る時、マッカートニーは話に出てきませんね。
リアム:我慢できねえんだよ。あいつの書く曲って、ホモの曲ばかりだろ、なよなよしてさ(Let It Beの始まりを歌ってみせる)。俺向きじゃねえな。俺にはパンクロックのジョン・レノンの方が合ってる。聴きまくってるぜ。
ノエル:俺もパンクは好きだよ。セックス・ピストルズに、ダムド、バズコックスも大好きだ。でもクラッシュはクソバンドだと思うね、それとSham 69も・・・・学校でものけ者だったぜ、俺がパンクもビートルズも好きだったからさ。どっちか一つってのが普通だろ。
子供の頃のヒーローは誰?
ノエル:全て偉大なるソングライター達。ジョン・レノン、ニール・ヤング、レイ・デイヴィス、ジャガーとリチャーズ、ピート・トウシェンド、ポール・ウェラー。それとギタリストも。ギターってのは素晴らしいシンボルだと、すぐに気づいたよ。反抗、自由、崖っぷちで生きる人々のシンボルさ。
リアム:俺にはヒーローはいなかった。マジで何もやることなくて、バカやってただけだから。ヒーローを見つける時間もなかったしな。16歳の時俺がやってた音楽活動って、ビートルズやストーンズにのせてコンガを叩くことくらいだしな。あとは女の子追っかけるくらい。他に興味あることはなかったよ。
マンチェスターから出て、広い世界へとはばたく人たちを羨んだりは?
リアム:どうしてわざわざ遠くに行かなきゃならねえんだ?マンチェスターは俺の故郷だし、そこで幸せに暮らしてたんだよ。コンガと女がいれば良かったんだ。
ノエル:俺は旅をして、世界を見たいと思ってた。リアムがレンガ運びをしてる時も、俺はアメリカに行きたいと思ってたぜ。それでインスパイラル・カーペッツの間抜けどものローディになって、ギターのチューニングをしたり、機材を運んだりしてたってわけ。クソバンドだが、一緒にいれば世界中を回れるだろ。そこで一生を終えると思ってたよ。
他に仕事をやったことはある?
ノエル:なんでもやったよ。犬の散歩とか窓拭き、店でフルーツ売ったりもしてた。煙突掃除もしたな。だから色んなところで身分証明書を提出しなきゃならなくて。
「Married With Children」では、日常的なことがテーマとなっていますが、自分もそういう落ち着いた生活がしたいと思ったことはないの?
リアム:俺は腕に3人のバカなガキ抱えて暮らしたいなんて思わねえ。そういう生活には魅力を感じない。
どういう生活をしたいの?
リアム:冒険やリスクにあふれた生活だよ。そして出来る限りたくさんの女の子がいれば文句なし。俺達をおっかけるグルーピー達、見たことあるか?ああ、もっと群がってくれたらいいのになあ。女、いすぎて困るってことはないね。俺にはもっと必要だよ、もっとな!
今では、あなた達は女の子たちの憧れとなっています。ナンパしても拒絶されたりすることはないの?
リアム:皆無だな。俺は昔からハンサムだったから、女には困ったことがないんだよ。・・・(さらに強く主張)マジで女の子の方から寄ってくるんだから。男の数に比べて女が少ないとか、ありゃ嘘だな。いつだってすぐそこに余るほどいるぜ。
ノエル:俺は何年も付き合ってた子がいたけど、ダメになった。悲しい話だろ。でも俺はポジティブだから、今じゃイングランドだけで8人のガールフレンドがいるんだ。良いだろ、色々大変ではあるけど。1日に1人と決めてるが、日曜日は選り取り見取りで、1日に2人さ。
どうして寄ってくるんでしょうねえ。
ノエル:理由は簡単さ。俺達が有名だからだ。有名人大好きの女の子達の相手をして喜ばせることで、俺も利益を得る、どちらも損することはない。ほとんどの子は俺の名前すら知らないぜ。OASISのギタリストと軽く一発ヤリたいだけなのさ。ロックンロールだな。それ以上でもそれ以下でもない。女の子達と遊ぶのはコンサートの後のお仕事みたいなもんだ。
リアム:この間、変な女が俺の腕に抱かれたいって聞かなくってさ。リアムリアム言ってうるさかったぜ。
ノエル:嘘だな。女が寄ってくるのは、俺の方だ。このバンドでは俺だけが大人で、後のメンバーは未だにガキんちょなんだよ。
変なムシもくっついてきてるとか。
ノエル:エヴァン・ダンドーのこと?悪いやつじゃないぜ、あれもグルーピーの一種さ。


