伝統的なロックンロール・ドリームの中に生きる最後のバンド、OASIS。手を胸にあてがって耳を傾けさせるスタジアム級の曲を作り、あらゆることに対して辛辣な意見を持ち、そして彼らは過去を恥じることをしない。
今年2月、OASISが4年ぶりにポルトガルにやってくる。リアム・ギャラガーにインタビューを行ったBLITZは、その内容をみなさんにお伝えするため、無事生還することに成功した。
90年代はOASIS抜きで語れない。「Live Forever」や「Rock N Roll Star」を含む1stアルバム「Definitely Maybe」が最初の波を呼び起こし、今日でもかのアルバムは衝撃的なデビュー、多大なる成功を語る際には欠かせないものとなっている。1994年の夏、 「Supersonic」で登場したOASISのデビューアルバム「Definitely Maybe」は、発売して4日間で10万枚の売り上げとなり、その栄光は「Roll with it」、「Champagne Supernova」、「Wonderwall」などの名曲を含む「(What's the Story) Morning Glory?」の成功へと続いた。
真夜中のポルトガル、アメリカではまだお昼下がりである。インタビューの予定時間になり、リアム・ギャラガーは電話越しに、ミネアポリスの寒さについて軽 やかに話し、さらにコンサートの前夜のことを話してくれた。2月、リスボンで行われるギグは「昔の曲と新しい曲がバランス良く混じった」ものになるとい う。
「新曲、特にニューシングルに対する反応はとても良いと思う」と、リアム。
「でもさ、みんながどう思おうが俺にとっちゃ本当にどうでもいいことなんだ」。
これぞ、腕を後ろに回して歌うことで有名な、そして「I'm Outta Time」を手がけたシンガーならではの言葉だ。リアムは、この曲もファンのお気に入りの1曲と考えている。
「気に入ってるみたいだよ、最後には拍手もしてくれるし。これをシングルにするって案は、俺達のマネージャーが出したんだ。OASISは曲を作って、みんなが求めているものを提供してやるだけさ!」。
「俺は好きだ。シングルになろうがなるまいが関係ないね。アルバムも好きだしな」。
教養がないとみなされることの多いリアムとノエルだが、彼らには根っからの正直さとユーモアのセンスがある。インタビュー中、リアムはアルバムについて説明しようとしていたが、どうにも言葉が見つからないようだった。
「よく説明できねえけど、でもとてもサイケデリックなアルバムだと思う、わかるだろ?」。
よくわかる。
さらに「The Shock Of The Lightning」について、
「これを聴いたBLITZの連中の中には『そんな駄曲流さないでくれ!』って言うやつがいただろ?」と、リアムは言ってきた。
そこで、ファーストアルバムと比べた上でとても良い反応だったことを伝えると、彼は眉をひそませたようだ。
「The Shock Of The Lightningは確かに昔のOASISっぽい曲だけど、ファーストアルバムみたいだとは思いたくないな。でもよくわかるよ、つまりピュアでストレートなロックってことだろ?そういう音楽は時代を超えるもんな。クール!」。
21世紀に入った今、自分が年を重ねたことを感じるかと尋ねてみた。
「最近の音楽を聴いてってこと?なわけねえだろ!だせえのはむしろ今の連中だ。俺は今も変わってねえ」。
では今のバンドをどう思います?
「そいつら自身が悪いって言ってるんじゃない。問題なのは自分自身がちっぽけな存在だと思い込んでることさ。そんなの全然クールじゃないぜ。コンサートを 見に行けば、ビッグなミュージシャンになることを恐れてる連中を目にする羽目になる。やつらが感じてるのは恐怖だけなんだよ!」。
野心が感じられないと?
「そうさ。曲の歌詞からも欠けてる。でもそんなもんなんだろうな、誰もがビッグになれるわけじゃない」。
そう言って、リアムは笑った。
2008年Q Magazineが行ったOASIS特集にて、バンドのインタビューが行われ、その中で他のミュージシャンがOASISに対してメッセージを送っている。 New Orderのピーター・フック、U2のエッジ、Irvine Welshは、OASISの曲からお気に入りの曲を選び出し、Kasabianのトム・ミーガンは、リアム・ギャラガーのことを至上最高のロックスターと 褒め称えさえしている。
「Kasabianは好きだよ、とても良いバンドだ。自分達をビッグだと思ってるしね!」。
「やつの言いたいことはわかるよ、俺の存在がロックだと言いたいんだろ!俺もトムはロックだと思う。でも俺が最後のロックスターだとは思いたくないんだ。伝統を途切れさせちゃいけない」。
リアムの言葉から感じられるほどの自信、それが昨今のバンドには足りないのかもしれない。彼の歩んできた道は決して恵まれたものではなかった。しかし、15歳で学校を退学したことも、彼曰く誇りであり、恥ずべきことではないらしい。
「バカやったから追い出されたのさ、それでガーデニングセンターで働き始めた」。
そうリアムは、Q Magazineで話している。
「他のやつらが勉強してる時に、俺は働いて週50ポンド稼いでたんだ。金曜の午後には給料が出るだろ、そしたら学校に行って元クラスメイト達に金をみせびらかすのさ。『ざまあみろ、クソッたれども!』」。
リアム・ギャラガー、彼についてはこう言っても差し支えないだろう。生まれた時からロックスターだったと。
「もちろんさ」。
リアムは興奮した様子で答える。
「バンドに入る前から、ロックスターだって自覚はしてたぜ。それがマンキュニアンの生き方だからだ。自信満々なんだよ。マンチェスターでは、みんな自分のことをクールだと思ってる・・・普通に働いてた時から俺はすげえクールだった。ただチャンスをうかがってたのさ」。
ステージでの映えは生まれつきのものだと話すリアム。彼に自信を与えたのは、生まれ故郷のマンチェスターだと言う。それ以外の場所ではありえなかったのだ。
「ロンドンなんてクソの集まりだぜ。偽善者ばかりだしよ・・・マンチェスターの人間は何事に対しても率直なんだ。つまり、ロンドンは良いところだよ、良い ものたくさん持ってるしな!でも冷たい人間ばかりだ。助けを求めても誰も反応しない。でもマンチェスターでは、親身になって助けてくれるんだ」。
ギャラガー兄弟の歯に衣着せぬ物言いは、やはり北部のルーツが関係しており、人々を好き好んで攻撃してるつもりもないらしい。
「自分の意見。これこそ俺がいつでも持ってるものさ。俺が何も言わなくなったら世界の終わりだぜ!クソみてえなバンドもろもろのことを喋る他にも俺にはや るべきことがたくさんあるんだ。でも好きか嫌いかと質問されれば、話してやるってだけだ。朝起きた時から『今日はあのバンドをけなしてやろう』なんて考え てるわけじゃねえんだよ。OASISを嫌いやがる連中もいるが、俺はそんなの気にしねえ。みんなも気にしすぎんなよ」。
ここで我々は、リアムのユーモアセンスを試してみることにした。OASISのシンガーは、自らのバンドを批評することはできるのだろうか?
リアムは、面食らったようだった。
「俺がOASISだ!OASISが俺の選んだ道。いつもOASISやってるわけじゃねえけど・・・音楽を作ってギグをするためにこのバンドにいる。でも、 ちょっと待てよ、OASISの批判・・・ああ、ステージで動き回ってばかりいるところとか。ちょっとは落ち着いてほしいよな!」と、ジョークを飛ばすリア ム。
リアムが上機嫌になったところで、2008年ノエルを重傷へと追いやったあの事件についても聞いてみることに。カナダはトロントで行われたギグの途中で、男がステージに乱入し、ノエルを押し倒したのだ。
「もう恐くないよ、過去のことなんだから。記憶の片隅さ。もう悩んだりはしてない」。
しかしネットに投稿されるビデオを見ていると、リアムはいまだに不安感を持っているように感じられる。
「だからってどうすりゃいいんだ?前に進むしかねえだろ。もっと悪い事態になる可能性だってあったんだぜ、銃を持っててもおかしくなかった。ノエルは今でも気にしてるかもしれない。けど俺は違う」。
男が事件を起こした理由として思い当たるふしがあるかどうか尋ねると、リアムの答えはすぐに返ってきた。
「警察が捕まえたから、いつかはわかるさ。ちょっと頭がおかしいんだろ。OASISの曲は俺が書いたとか何とか思ってるんだろうさ・・・イカれてるよな」。
このようなことがOASISに起きたのは、それが初めてではなかった。
「2,3年前、スコットランド人の男が『俺がDefinitely Maybeを書いた』って怒鳴り込んできたんだ。だから俺は『おい、いいか、お前が書いたんなら俺もそのことを知ってるはずだよな!』と言ってやった。あ あいうやつはちゃんと薬でも飲んだ方がいいよな。世界中どこにでもおかしなやつはいるんだ。OASISにもいるし」。
そう言って、彼は笑う。
ジョー・サトリアーニが、Coldplayのアルバム『Viva La Vida』は自分が書いたと主張していることについても、リアムはコメント。
「さっさと黙りやがれって感じだよな。あんなアルバムを書いたなんて、俺なら恥ずかしくて絶対言えないぜ!公の場で、あのアルバムは自分が書いたなんて言うなんてよ!へえ、そうなんだ?訴えられても知らねえぞ!」。
これまで、乗れない車、住むことのない家、そしてドラッグにお金を費やしてきたと伝えられるOASIS。今では2人とも落ち着いた生活を送っているようだが、リアムは過去を悔やむことはしない。
「昔に戻りたいとは思わない。これまでやってきたことを後悔もしてない。でも昔からやってきたバンドだとは思えねえんだ。つい昨日始めたみたいな気分さ。 俺達は今でも同じ道を歩んでるんだと思う。良い音楽を作って、良いギグをして、音楽をみんなに伝えて、世界中を旅する。壁を取り払う。俺達はいつでもそう だった。デビューした頃から。届けたいメッセージは今でも同じだよ」。
これからもOASISが変わっていくことがないように、リアムもまた変わらずリアムであり続けるのだろう。話題は、ソロアルバムへと続く。
「何?ソロアルバム?俺はないね!ノエルは話すことがあるけどな、せいぜいやってろって感じだぜ。でも俺には必要ない。俺のエゴはソロじゃ収まりきれねえ。
周りの連中に『見ろよ、一人であれだけできるとは』なんて言われても嬉しくねえんだよ。周りの評価なんていらない。俺は今でも十分に最高なんだ。そんなこ と言われて嬉しがるのはロビー・ウィリアムズみたいな連中だろ。ノエルには勝手にソロアルバムでも作らせてやれよ、その間俺は家で子供達と楽しく遊んどく から」。
あなたのことがみんなの記憶に残るように、何かを作るとしたら、銅像とパブ、どっちがいい?
「パブがいいな!銅像だと、鳩のフンだらけになるし、ガキどもがバカな落書きして回るだろ。断然パブだね!」。
それでは、他の有名人達、ピート・ドハーティ、エイミー・ワインハウス、クリスティアーノ・ロナルドについてはどう考えているのだろう。
「クリスティアーノ・ロナルドは好きじゃない。女みてえだ。エイミー・ワインハウスなんて冗談だろ。ニューアルバムを作るまで刑務所に放りこんでおいた方がいいぜ。ピート・ドハーティ・・・ったく!全然クールじゃねえ、風呂に入れよ」。
今年2月、OASISが4年ぶりにポルトガルにやってくる。リアム・ギャラガーにインタビューを行ったBLITZは、その内容をみなさんにお伝えするため、無事生還することに成功した。
90年代はOASIS抜きで語れない。「Live Forever」や「Rock N Roll Star」を含む1stアルバム「Definitely Maybe」が最初の波を呼び起こし、今日でもかのアルバムは衝撃的なデビュー、多大なる成功を語る際には欠かせないものとなっている。1994年の夏、 「Supersonic」で登場したOASISのデビューアルバム「Definitely Maybe」は、発売して4日間で10万枚の売り上げとなり、その栄光は「Roll with it」、「Champagne Supernova」、「Wonderwall」などの名曲を含む「(What's the Story) Morning Glory?」の成功へと続いた。
真夜中のポルトガル、アメリカではまだお昼下がりである。インタビューの予定時間になり、リアム・ギャラガーは電話越しに、ミネアポリスの寒さについて軽 やかに話し、さらにコンサートの前夜のことを話してくれた。2月、リスボンで行われるギグは「昔の曲と新しい曲がバランス良く混じった」ものになるとい う。
「新曲、特にニューシングルに対する反応はとても良いと思う」と、リアム。
「でもさ、みんながどう思おうが俺にとっちゃ本当にどうでもいいことなんだ」。
これぞ、腕を後ろに回して歌うことで有名な、そして「I'm Outta Time」を手がけたシンガーならではの言葉だ。リアムは、この曲もファンのお気に入りの1曲と考えている。
「気に入ってるみたいだよ、最後には拍手もしてくれるし。これをシングルにするって案は、俺達のマネージャーが出したんだ。OASISは曲を作って、みんなが求めているものを提供してやるだけさ!」。
「俺は好きだ。シングルになろうがなるまいが関係ないね。アルバムも好きだしな」。
教養がないとみなされることの多いリアムとノエルだが、彼らには根っからの正直さとユーモアのセンスがある。インタビュー中、リアムはアルバムについて説明しようとしていたが、どうにも言葉が見つからないようだった。
「よく説明できねえけど、でもとてもサイケデリックなアルバムだと思う、わかるだろ?」。
よくわかる。
さらに「The Shock Of The Lightning」について、
「これを聴いたBLITZの連中の中には『そんな駄曲流さないでくれ!』って言うやつがいただろ?」と、リアムは言ってきた。
そこで、ファーストアルバムと比べた上でとても良い反応だったことを伝えると、彼は眉をひそませたようだ。
「The Shock Of The Lightningは確かに昔のOASISっぽい曲だけど、ファーストアルバムみたいだとは思いたくないな。でもよくわかるよ、つまりピュアでストレートなロックってことだろ?そういう音楽は時代を超えるもんな。クール!」。
21世紀に入った今、自分が年を重ねたことを感じるかと尋ねてみた。
「最近の音楽を聴いてってこと?なわけねえだろ!だせえのはむしろ今の連中だ。俺は今も変わってねえ」。
では今のバンドをどう思います?
「そいつら自身が悪いって言ってるんじゃない。問題なのは自分自身がちっぽけな存在だと思い込んでることさ。そんなの全然クールじゃないぜ。コンサートを 見に行けば、ビッグなミュージシャンになることを恐れてる連中を目にする羽目になる。やつらが感じてるのは恐怖だけなんだよ!」。
野心が感じられないと?
「そうさ。曲の歌詞からも欠けてる。でもそんなもんなんだろうな、誰もがビッグになれるわけじゃない」。
そう言って、リアムは笑った。
2008年Q Magazineが行ったOASIS特集にて、バンドのインタビューが行われ、その中で他のミュージシャンがOASISに対してメッセージを送っている。 New Orderのピーター・フック、U2のエッジ、Irvine Welshは、OASISの曲からお気に入りの曲を選び出し、Kasabianのトム・ミーガンは、リアム・ギャラガーのことを至上最高のロックスターと 褒め称えさえしている。
「Kasabianは好きだよ、とても良いバンドだ。自分達をビッグだと思ってるしね!」。
「やつの言いたいことはわかるよ、俺の存在がロックだと言いたいんだろ!俺もトムはロックだと思う。でも俺が最後のロックスターだとは思いたくないんだ。伝統を途切れさせちゃいけない」。
リアムの言葉から感じられるほどの自信、それが昨今のバンドには足りないのかもしれない。彼の歩んできた道は決して恵まれたものではなかった。しかし、15歳で学校を退学したことも、彼曰く誇りであり、恥ずべきことではないらしい。
「バカやったから追い出されたのさ、それでガーデニングセンターで働き始めた」。
そうリアムは、Q Magazineで話している。
「他のやつらが勉強してる時に、俺は働いて週50ポンド稼いでたんだ。金曜の午後には給料が出るだろ、そしたら学校に行って元クラスメイト達に金をみせびらかすのさ。『ざまあみろ、クソッたれども!』」。
リアム・ギャラガー、彼についてはこう言っても差し支えないだろう。生まれた時からロックスターだったと。
「もちろんさ」。
リアムは興奮した様子で答える。
「バンドに入る前から、ロックスターだって自覚はしてたぜ。それがマンキュニアンの生き方だからだ。自信満々なんだよ。マンチェスターでは、みんな自分のことをクールだと思ってる・・・普通に働いてた時から俺はすげえクールだった。ただチャンスをうかがってたのさ」。
ステージでの映えは生まれつきのものだと話すリアム。彼に自信を与えたのは、生まれ故郷のマンチェスターだと言う。それ以外の場所ではありえなかったのだ。
「ロンドンなんてクソの集まりだぜ。偽善者ばかりだしよ・・・マンチェスターの人間は何事に対しても率直なんだ。つまり、ロンドンは良いところだよ、良い ものたくさん持ってるしな!でも冷たい人間ばかりだ。助けを求めても誰も反応しない。でもマンチェスターでは、親身になって助けてくれるんだ」。
ギャラガー兄弟の歯に衣着せぬ物言いは、やはり北部のルーツが関係しており、人々を好き好んで攻撃してるつもりもないらしい。
「自分の意見。これこそ俺がいつでも持ってるものさ。俺が何も言わなくなったら世界の終わりだぜ!クソみてえなバンドもろもろのことを喋る他にも俺にはや るべきことがたくさんあるんだ。でも好きか嫌いかと質問されれば、話してやるってだけだ。朝起きた時から『今日はあのバンドをけなしてやろう』なんて考え てるわけじゃねえんだよ。OASISを嫌いやがる連中もいるが、俺はそんなの気にしねえ。みんなも気にしすぎんなよ」。
ここで我々は、リアムのユーモアセンスを試してみることにした。OASISのシンガーは、自らのバンドを批評することはできるのだろうか?
リアムは、面食らったようだった。
「俺がOASISだ!OASISが俺の選んだ道。いつもOASISやってるわけじゃねえけど・・・音楽を作ってギグをするためにこのバンドにいる。でも、 ちょっと待てよ、OASISの批判・・・ああ、ステージで動き回ってばかりいるところとか。ちょっとは落ち着いてほしいよな!」と、ジョークを飛ばすリア ム。
リアムが上機嫌になったところで、2008年ノエルを重傷へと追いやったあの事件についても聞いてみることに。カナダはトロントで行われたギグの途中で、男がステージに乱入し、ノエルを押し倒したのだ。
「もう恐くないよ、過去のことなんだから。記憶の片隅さ。もう悩んだりはしてない」。
しかしネットに投稿されるビデオを見ていると、リアムはいまだに不安感を持っているように感じられる。
「だからってどうすりゃいいんだ?前に進むしかねえだろ。もっと悪い事態になる可能性だってあったんだぜ、銃を持っててもおかしくなかった。ノエルは今でも気にしてるかもしれない。けど俺は違う」。
男が事件を起こした理由として思い当たるふしがあるかどうか尋ねると、リアムの答えはすぐに返ってきた。
「警察が捕まえたから、いつかはわかるさ。ちょっと頭がおかしいんだろ。OASISの曲は俺が書いたとか何とか思ってるんだろうさ・・・イカれてるよな」。
このようなことがOASISに起きたのは、それが初めてではなかった。
「2,3年前、スコットランド人の男が『俺がDefinitely Maybeを書いた』って怒鳴り込んできたんだ。だから俺は『おい、いいか、お前が書いたんなら俺もそのことを知ってるはずだよな!』と言ってやった。あ あいうやつはちゃんと薬でも飲んだ方がいいよな。世界中どこにでもおかしなやつはいるんだ。OASISにもいるし」。
そう言って、彼は笑う。
ジョー・サトリアーニが、Coldplayのアルバム『Viva La Vida』は自分が書いたと主張していることについても、リアムはコメント。
「さっさと黙りやがれって感じだよな。あんなアルバムを書いたなんて、俺なら恥ずかしくて絶対言えないぜ!公の場で、あのアルバムは自分が書いたなんて言うなんてよ!へえ、そうなんだ?訴えられても知らねえぞ!」。
これまで、乗れない車、住むことのない家、そしてドラッグにお金を費やしてきたと伝えられるOASIS。今では2人とも落ち着いた生活を送っているようだが、リアムは過去を悔やむことはしない。
「昔に戻りたいとは思わない。これまでやってきたことを後悔もしてない。でも昔からやってきたバンドだとは思えねえんだ。つい昨日始めたみたいな気分さ。 俺達は今でも同じ道を歩んでるんだと思う。良い音楽を作って、良いギグをして、音楽をみんなに伝えて、世界中を旅する。壁を取り払う。俺達はいつでもそう だった。デビューした頃から。届けたいメッセージは今でも同じだよ」。
これからもOASISが変わっていくことがないように、リアムもまた変わらずリアムであり続けるのだろう。話題は、ソロアルバムへと続く。
「何?ソロアルバム?俺はないね!ノエルは話すことがあるけどな、せいぜいやってろって感じだぜ。でも俺には必要ない。俺のエゴはソロじゃ収まりきれねえ。
周りの連中に『見ろよ、一人であれだけできるとは』なんて言われても嬉しくねえんだよ。周りの評価なんていらない。俺は今でも十分に最高なんだ。そんなこ と言われて嬉しがるのはロビー・ウィリアムズみたいな連中だろ。ノエルには勝手にソロアルバムでも作らせてやれよ、その間俺は家で子供達と楽しく遊んどく から」。
あなたのことがみんなの記憶に残るように、何かを作るとしたら、銅像とパブ、どっちがいい?
「パブがいいな!銅像だと、鳩のフンだらけになるし、ガキどもがバカな落書きして回るだろ。断然パブだね!」。
それでは、他の有名人達、ピート・ドハーティ、エイミー・ワインハウス、クリスティアーノ・ロナルドについてはどう考えているのだろう。
「クリスティアーノ・ロナルドは好きじゃない。女みてえだ。エイミー・ワインハウスなんて冗談だろ。ニューアルバムを作るまで刑務所に放りこんでおいた方がいいぜ。ピート・ドハーティ・・・ったく!全然クールじゃねえ、風呂に入れよ」。
