オリジナルの記事はこちら。↓
http://blogs.rockymountainnews.com/rocky_mountain_music/2008/12/noel_gallagher_interview_the_l.html
どこまでもビッグでどこまでもパワフルなバンド、OASIS。
それゆえにギャラガー兄弟は思ったことを好きなだけ口に出来るのだ。
しかし、ノエルは語りたくてたまらないのだ。過去にないほどタイトなロックンロールに的を絞ったニューアルバム「Dig Out Your Soul」。それをいかに誇りに思っているかを。
全てが順調というわけではなかった。今年の9月、ノエルは、トロントのステージでファンから乱暴に突き飛ばされるという目に合い、病院に搬送。その時の映像はYoutubeでも話題となった。
ツアー初日のバックステージにいるわけですが、もうあの事件のことでナーバスにはなっていない?
ノエル:いや、むしろ駆け出しのギグのチケットを買ったファンには悪いなと思うよ、何たって練習不足だからな。俺達はまだ・・・これまでに3回しかギグをしてないんだ。最初のギグはまとまりに欠けるものになるかもしれないが、それ以上悪いことなんてそうは起こらねえだろ?
トロントでは、起こってしまったわけですよね。
ノエル:まあ、うん、そうだな。じゃあ押し倒される以外には、ないだろ?ああいうことが再び起こる確率なんて100万分の1に過ぎねえんだ。そういうのを 除けば、何がある?たとえば、観客がおざなりな拍手をして立ち去るとか。くそったれ。そんなの俺の知ったこっちゃねえよ。
ドラマーがザック・スターキーからクリス・シャーロックへと代わりましたが、何か問題があったのでしょうか?
ノエル:大きな痛手だよ、ほんと大きな痛手だった。でも俺達はいつも前回に増してOASISに合ったドラマーを連れてくるんだ。クリスさ。ずっとバンドに いてくれたら思ってる。実は、やつもその気じゃないかと思うんだよ。クリスは俺と同じ世界、イングランド北部の出身なんだ、だからそういう点でもすでにつ ながりはあったってことさ。俺こそOASISにふさわしいなんていうエゴを持ってるというより、OASISが居心地いいって感じなんだろう。ドラムのスキ ルとしては、みんなそれぞれ強みを持ってる。ザックは毎晩安定したドラムを披露してくれる。クリスはそこらへんはルーズだが、よりOASISに合ったドラ ムを叩いてくれる。クリスって観察してても面白いやつだしな。まず、あの2人を比べることなんてできないよ。
「Dig Out Your Soul」は、とても一貫性のあるアルバムだと感じました。レコーディグの前からあらかじめ目指していた方向なの?
ノエル:大きく違うのは、俺がプロデュースに一切加わらなかったことだろうな。これまではいつも参加してきたんだ。誰も信じてなかったから。でもデイヴな ら信用できる。「さあ、俺に何をしてほしいのか言ってみろ」ってね。プロデュースに関して思い煩うことはもうないんだ。ミキシングデスクに座る代わり に・・・今夜飲みにいくことに思いを巡らす余裕ができたのさ。これって俺にとっては大事なことなんだよ、これまでは朝の6時まで器材をいじくったりしてた んだから。
あなた以外のメンバーも作曲活動に関わるようになってきましたね。いつからそのような流れに?
ノエル:みんなが作曲に貢献してくれる今のバンドの方が、俺は好きだね。バンドって本来こうあるべきだろう。俺は、1人で全曲書いて全曲レコーディングし て全曲プロデュースして、アルバムのアートワークのアイディアも出してっていう全ての作業にうんざりしてたんだ。俺名義でレコードを出すわけでもないの に、もうやってらんねえってさ、わかるだろ?ゲムとアンディにバンドに入ってもらった時にこう伝えたんだ、「曲を書く心構えをしててくれ。セッション ミュージシャンとしてOASISに入ったんなら、給料もそれ相応にしか払わない。バンドのメンバーとして入ったんなら、貢献するのが当然だろう」ってね。 最初の年はちょっと難しかったな、アンディもゲムも俺と同じような曲を書いてきたからさ。こう言ったことを覚えてるよ、「いいか、自分のスタイルで書いて くれ。俺のことは気にしなくていい。お前らが俺と同じような曲を書くことはできないだろう。俺は俺の曲を書く。俺の仕事を横取りしないで、自分の曲を書い てくれ」。
今では財産も知名度も地位も名声も賞の類も全て手に入れたわけですが、今も音楽を続ける理由とは?
ノエル:(しばらく考える)。うーん・・・一度頂点まで行ってしまうと、その後のペースは落ちていくもんなんだよな、正直言って。いや・・・よくわからな いな。ただ他にやることが思いつかないんだ。誤解するなよ。俺は今でもステージに上がって大勢のファンの前でギターを弾くのが本当に大好きなんだ。大体嫌 いなやつなんているのか?最高の見せ場だぜ、だろ?今回のレコードには心から満足してる。俺は今の状態をそこまで深く分析したりはしないんだ。朝目を覚ま し髭をそりながら、自問自答するのさ。俺は今幸せか?もちろん幸せさ。そうじゃなきゃ、さっさと他の仕事でも探しに行ってるぜ。でもまだその時は来てない んだ。
もうレコード契約は結ばないのでしょうか?
ノエル:イングランドでは結んでないね。俺達の手でやっていくんだ。アメリカではワーナー・ブラザーズと、もしくはそのまま契約を更新するさ。OASIS はアメリカを拠点にしてるわけじゃないからな。でも契約を結ばないとやっていけないだろ?世界中からメールでの注文を募るのか?馬鹿げてる。イングランド では俺達、他の国では一番いい条件を持ってきたところと契約する。だから今OASISは色んなレコード会社と契約してるって訳だ。全くどうかしてるよな。
この形態を取ることで、OASISはさらに力を持つことができると?
ノエル:どうだろうな。マネージャーに稼ぎの20%を払うために仕事をするつもりはないさ。自分の面倒は自分で見ろ、俺の仕事は飲んで書いてクールでいることだ。
ラッセル・ブランドと仲が良いようですが、俳優の道に興味はあります?
ノエル:(笑って)正直に言おう、そのことでいつもあいつがしつこく言ってくるんだ、一緒に連続コメディを書こうよとか何とかかんとか。でも俺はシャイだ から演技には向いてないな、きっと。映画のセットとかそういうのを見るとさ。スタジオに入って1、たぶん2テイクはやるだろ。3テイク目になった時っての は、きっと誰かがしくじった時で俺は不機嫌になってるだろ。で、1日中、同じシーンばかりやらされて、98テイクって羽目になった時。もう我慢の限界だ。 スタジオに入っていって、そいつを撃ち殺して出て行くさ。
トロントでの事件の話に戻ります。あの男は何がしたかったのでしょうか。動機はわかっています?
ノエル:この件は2回判決が持ち越されいて、次の審理は1月なんだ。そこであいつのくそったれな自白が明らかになるってことさ。
あの事件以来、ステージに立つ時の心構えは変わりました?
ノエル:ぜーんぜん。何にも。
ヨーロッパのスタジアムと、アメリカの会場では何が違いますか?
ノエル:アメリカでは「コンサート」って感じだよな。全席指定でさ。イングランドでの俺達のギグは見たことある?スタジアムでの6万人、あれは我を忘れる ね。ギグがどうだったかなんて覚えてねえんだよ。ただその場にいて全てが終わったあとに「ふう。今何が起こったんだ?」って感じさ。アメリカは、みんな演 奏をちゃんと聴いてる、コンサートだろ。イングランドのファンは音楽なんて聴いちゃいないぜ。別に非難してるわけじゃない。これって素晴らしいことなんだ から。こんなことは他のどの国でも体験できないんだよ。みんな勝手に盛り上がってやる気をみなぎらせてる。アメリカでは、もう少し落ち着いて観察してるか ら、俺達の演奏も良いものになるんだろう、たぶんね。
OASISは再びクリエイティブな状態になってきている?
ノエル:ああ、全くその通りだな。「Be Here Now」以降そして「Don't Believe The Truth」まで、本当に刺激のない時期だったんだ。音楽に刺激されてない時の俺って、曲を書くためだけに書くから駄曲ぞろいなんだよな。 「Standing on the Shoulders of Giants」と「Heathen Chemistry」、俺ので何曲か良いのもあるが、ほとんどの曲は平凡な出来だろ。その時学んだ教訓は、何も出てこないんなら大人しく休暇を取れってこ とさ。誰かにアドバイスするなら、こう言おう。追い求めるな、感覚が戻ってくるまで待ち続けろ。犬が逃げた時には探しに行くな。腹が減ったら戻ってくる さ。そうだろ?それにしても犬をわざわざ探しにいくやつなんているのか?イカれてるね。
ニューアルバムでの進歩とは?
ノエル:これはアルバムだ。曲の寄せ集めじゃない。同じカテゴリに置くわけじゃないが、レッド・ツェッペリンやピンク・フロイドのアルバムの作りと同じだ ね。ピンク・フロイドのアルバムに入ってる楽曲って一つ一つがぶっ飛ぶ出来で、しかもアルバム全体に脈が通ってるんだ・・・ちゃんと即した状況で聴くと最 高なんだよ。アルバムってのは、リスナーを旅へと誘うように作られている。iTunesや小賢しいダウンロードで落とした穴だらけのアルバムなんて死んで るのと同じだぜ。「じゃあ、1曲目と3曲目と7曲目と9曲目を買おう」。くだらねえ。「Dark Side Of The Moon」にそんなことできないだろ。「Led Zep Ⅳ」でもだ。「Sgt. Pepper」でもそうさ。一体何がしたいんだ?俺達が曲の順序を考えて作ったアルバムだぞ。それをどっかのガキが勝手に3曲抜き出すなんてふざけてる、 だろ?そいつに問題ありだ。俺達のアルバムが理解不能なら、そうやって買ったやつに問題があるんだよ。
音楽的に、これからのOASISはどうなっていくのでしょうか。
ノエル:大量に曲ができてるんだ。エレクトロニックになるかもしれないし、フォークにになるかもしれないし、サイケデリック・フォークになるかもしれな い。俺の気持ち次第だね。次のアルバムは今回のとはまた違ったものになるよ。長いこと目指していたものを、今回のアルバムで完成することが出来た。このア ルバムは最高さ・・・このアルバムなりの方向性、サウンドを持ってる、これまでの何枚かがただの曲のコレクションであったのに対してね。これは本物のアル バムだ。30曲は残ってるから、全部違うの3枚組みアルバムだって作れるぜ。いっそスペース・レゲエでもやろうかな。
イングランドは今、アメリカをどのように見ています?
ノエル:また良い感じに戻ってきたよな・・・アメリカ人を一括りにして考えることなんてできねえんだよ、あまりに色んな人が多すぎてね。みんな、アメリカ 人と言ったら、太ってうるさくてでかい車に乗ってるとまとめるだろ。でも実際行ってみると、全然そうじゃないんだ、だろ?別に上から物を言うわけじゃない が、アメリカ人だってほとんど俺達イギリス人と同じだぜ。残念なことに権力を持った連中はそろって間抜けぞろいだけどな。俺の意見を言わせてもらえば、 ジョージ・ブッシュが現れてきてからさ、アメリカが良くない方向へ向かったのは。でも今回は正しい選択をしたね。バラク・オバマが黒人だからってわけじゃ ない。民主党を選んだって点でだよ。一番重要なことだ。現状況に言及する彼の言葉は、本当にパワフルだろう。もしその通り実行に移すのなら、アメリカにプ ラスに働くだろうね。そしてアメリカ人曰く、アメリカのためになるなら世界のためになるってことさ。
http://blogs.rockymountainnews.com/rocky_mountain_music/2008/12/noel_gallagher_interview_the_l.html
どこまでもビッグでどこまでもパワフルなバンド、OASIS。
それゆえにギャラガー兄弟は思ったことを好きなだけ口に出来るのだ。
しかし、ノエルは語りたくてたまらないのだ。過去にないほどタイトなロックンロールに的を絞ったニューアルバム「Dig Out Your Soul」。それをいかに誇りに思っているかを。
全てが順調というわけではなかった。今年の9月、ノエルは、トロントのステージでファンから乱暴に突き飛ばされるという目に合い、病院に搬送。その時の映像はYoutubeでも話題となった。
ツアー初日のバックステージにいるわけですが、もうあの事件のことでナーバスにはなっていない?
ノエル:いや、むしろ駆け出しのギグのチケットを買ったファンには悪いなと思うよ、何たって練習不足だからな。俺達はまだ・・・これまでに3回しかギグをしてないんだ。最初のギグはまとまりに欠けるものになるかもしれないが、それ以上悪いことなんてそうは起こらねえだろ?
トロントでは、起こってしまったわけですよね。
ノエル:まあ、うん、そうだな。じゃあ押し倒される以外には、ないだろ?ああいうことが再び起こる確率なんて100万分の1に過ぎねえんだ。そういうのを 除けば、何がある?たとえば、観客がおざなりな拍手をして立ち去るとか。くそったれ。そんなの俺の知ったこっちゃねえよ。
ドラマーがザック・スターキーからクリス・シャーロックへと代わりましたが、何か問題があったのでしょうか?
ノエル:大きな痛手だよ、ほんと大きな痛手だった。でも俺達はいつも前回に増してOASISに合ったドラマーを連れてくるんだ。クリスさ。ずっとバンドに いてくれたら思ってる。実は、やつもその気じゃないかと思うんだよ。クリスは俺と同じ世界、イングランド北部の出身なんだ、だからそういう点でもすでにつ ながりはあったってことさ。俺こそOASISにふさわしいなんていうエゴを持ってるというより、OASISが居心地いいって感じなんだろう。ドラムのスキ ルとしては、みんなそれぞれ強みを持ってる。ザックは毎晩安定したドラムを披露してくれる。クリスはそこらへんはルーズだが、よりOASISに合ったドラ ムを叩いてくれる。クリスって観察してても面白いやつだしな。まず、あの2人を比べることなんてできないよ。
「Dig Out Your Soul」は、とても一貫性のあるアルバムだと感じました。レコーディグの前からあらかじめ目指していた方向なの?
ノエル:大きく違うのは、俺がプロデュースに一切加わらなかったことだろうな。これまではいつも参加してきたんだ。誰も信じてなかったから。でもデイヴな ら信用できる。「さあ、俺に何をしてほしいのか言ってみろ」ってね。プロデュースに関して思い煩うことはもうないんだ。ミキシングデスクに座る代わり に・・・今夜飲みにいくことに思いを巡らす余裕ができたのさ。これって俺にとっては大事なことなんだよ、これまでは朝の6時まで器材をいじくったりしてた んだから。
あなた以外のメンバーも作曲活動に関わるようになってきましたね。いつからそのような流れに?
ノエル:みんなが作曲に貢献してくれる今のバンドの方が、俺は好きだね。バンドって本来こうあるべきだろう。俺は、1人で全曲書いて全曲レコーディングし て全曲プロデュースして、アルバムのアートワークのアイディアも出してっていう全ての作業にうんざりしてたんだ。俺名義でレコードを出すわけでもないの に、もうやってらんねえってさ、わかるだろ?ゲムとアンディにバンドに入ってもらった時にこう伝えたんだ、「曲を書く心構えをしててくれ。セッション ミュージシャンとしてOASISに入ったんなら、給料もそれ相応にしか払わない。バンドのメンバーとして入ったんなら、貢献するのが当然だろう」ってね。 最初の年はちょっと難しかったな、アンディもゲムも俺と同じような曲を書いてきたからさ。こう言ったことを覚えてるよ、「いいか、自分のスタイルで書いて くれ。俺のことは気にしなくていい。お前らが俺と同じような曲を書くことはできないだろう。俺は俺の曲を書く。俺の仕事を横取りしないで、自分の曲を書い てくれ」。
今では財産も知名度も地位も名声も賞の類も全て手に入れたわけですが、今も音楽を続ける理由とは?
ノエル:(しばらく考える)。うーん・・・一度頂点まで行ってしまうと、その後のペースは落ちていくもんなんだよな、正直言って。いや・・・よくわからな いな。ただ他にやることが思いつかないんだ。誤解するなよ。俺は今でもステージに上がって大勢のファンの前でギターを弾くのが本当に大好きなんだ。大体嫌 いなやつなんているのか?最高の見せ場だぜ、だろ?今回のレコードには心から満足してる。俺は今の状態をそこまで深く分析したりはしないんだ。朝目を覚ま し髭をそりながら、自問自答するのさ。俺は今幸せか?もちろん幸せさ。そうじゃなきゃ、さっさと他の仕事でも探しに行ってるぜ。でもまだその時は来てない んだ。
もうレコード契約は結ばないのでしょうか?
ノエル:イングランドでは結んでないね。俺達の手でやっていくんだ。アメリカではワーナー・ブラザーズと、もしくはそのまま契約を更新するさ。OASIS はアメリカを拠点にしてるわけじゃないからな。でも契約を結ばないとやっていけないだろ?世界中からメールでの注文を募るのか?馬鹿げてる。イングランド では俺達、他の国では一番いい条件を持ってきたところと契約する。だから今OASISは色んなレコード会社と契約してるって訳だ。全くどうかしてるよな。
この形態を取ることで、OASISはさらに力を持つことができると?
ノエル:どうだろうな。マネージャーに稼ぎの20%を払うために仕事をするつもりはないさ。自分の面倒は自分で見ろ、俺の仕事は飲んで書いてクールでいることだ。
ラッセル・ブランドと仲が良いようですが、俳優の道に興味はあります?
ノエル:(笑って)正直に言おう、そのことでいつもあいつがしつこく言ってくるんだ、一緒に連続コメディを書こうよとか何とかかんとか。でも俺はシャイだ から演技には向いてないな、きっと。映画のセットとかそういうのを見るとさ。スタジオに入って1、たぶん2テイクはやるだろ。3テイク目になった時っての は、きっと誰かがしくじった時で俺は不機嫌になってるだろ。で、1日中、同じシーンばかりやらされて、98テイクって羽目になった時。もう我慢の限界だ。 スタジオに入っていって、そいつを撃ち殺して出て行くさ。
トロントでの事件の話に戻ります。あの男は何がしたかったのでしょうか。動機はわかっています?
ノエル:この件は2回判決が持ち越されいて、次の審理は1月なんだ。そこであいつのくそったれな自白が明らかになるってことさ。
あの事件以来、ステージに立つ時の心構えは変わりました?
ノエル:ぜーんぜん。何にも。
ヨーロッパのスタジアムと、アメリカの会場では何が違いますか?
ノエル:アメリカでは「コンサート」って感じだよな。全席指定でさ。イングランドでの俺達のギグは見たことある?スタジアムでの6万人、あれは我を忘れる ね。ギグがどうだったかなんて覚えてねえんだよ。ただその場にいて全てが終わったあとに「ふう。今何が起こったんだ?」って感じさ。アメリカは、みんな演 奏をちゃんと聴いてる、コンサートだろ。イングランドのファンは音楽なんて聴いちゃいないぜ。別に非難してるわけじゃない。これって素晴らしいことなんだ から。こんなことは他のどの国でも体験できないんだよ。みんな勝手に盛り上がってやる気をみなぎらせてる。アメリカでは、もう少し落ち着いて観察してるか ら、俺達の演奏も良いものになるんだろう、たぶんね。
OASISは再びクリエイティブな状態になってきている?
ノエル:ああ、全くその通りだな。「Be Here Now」以降そして「Don't Believe The Truth」まで、本当に刺激のない時期だったんだ。音楽に刺激されてない時の俺って、曲を書くためだけに書くから駄曲ぞろいなんだよな。 「Standing on the Shoulders of Giants」と「Heathen Chemistry」、俺ので何曲か良いのもあるが、ほとんどの曲は平凡な出来だろ。その時学んだ教訓は、何も出てこないんなら大人しく休暇を取れってこ とさ。誰かにアドバイスするなら、こう言おう。追い求めるな、感覚が戻ってくるまで待ち続けろ。犬が逃げた時には探しに行くな。腹が減ったら戻ってくる さ。そうだろ?それにしても犬をわざわざ探しにいくやつなんているのか?イカれてるね。
ニューアルバムでの進歩とは?
ノエル:これはアルバムだ。曲の寄せ集めじゃない。同じカテゴリに置くわけじゃないが、レッド・ツェッペリンやピンク・フロイドのアルバムの作りと同じだ ね。ピンク・フロイドのアルバムに入ってる楽曲って一つ一つがぶっ飛ぶ出来で、しかもアルバム全体に脈が通ってるんだ・・・ちゃんと即した状況で聴くと最 高なんだよ。アルバムってのは、リスナーを旅へと誘うように作られている。iTunesや小賢しいダウンロードで落とした穴だらけのアルバムなんて死んで るのと同じだぜ。「じゃあ、1曲目と3曲目と7曲目と9曲目を買おう」。くだらねえ。「Dark Side Of The Moon」にそんなことできないだろ。「Led Zep Ⅳ」でもだ。「Sgt. Pepper」でもそうさ。一体何がしたいんだ?俺達が曲の順序を考えて作ったアルバムだぞ。それをどっかのガキが勝手に3曲抜き出すなんてふざけてる、 だろ?そいつに問題ありだ。俺達のアルバムが理解不能なら、そうやって買ったやつに問題があるんだよ。
音楽的に、これからのOASISはどうなっていくのでしょうか。
ノエル:大量に曲ができてるんだ。エレクトロニックになるかもしれないし、フォークにになるかもしれないし、サイケデリック・フォークになるかもしれな い。俺の気持ち次第だね。次のアルバムは今回のとはまた違ったものになるよ。長いこと目指していたものを、今回のアルバムで完成することが出来た。このア ルバムは最高さ・・・このアルバムなりの方向性、サウンドを持ってる、これまでの何枚かがただの曲のコレクションであったのに対してね。これは本物のアル バムだ。30曲は残ってるから、全部違うの3枚組みアルバムだって作れるぜ。いっそスペース・レゲエでもやろうかな。
イングランドは今、アメリカをどのように見ています?
ノエル:また良い感じに戻ってきたよな・・・アメリカ人を一括りにして考えることなんてできねえんだよ、あまりに色んな人が多すぎてね。みんな、アメリカ 人と言ったら、太ってうるさくてでかい車に乗ってるとまとめるだろ。でも実際行ってみると、全然そうじゃないんだ、だろ?別に上から物を言うわけじゃない が、アメリカ人だってほとんど俺達イギリス人と同じだぜ。残念なことに権力を持った連中はそろって間抜けぞろいだけどな。俺の意見を言わせてもらえば、 ジョージ・ブッシュが現れてきてからさ、アメリカが良くない方向へ向かったのは。でも今回は正しい選択をしたね。バラク・オバマが黒人だからってわけじゃ ない。民主党を選んだって点でだよ。一番重要なことだ。現状況に言及する彼の言葉は、本当にパワフルだろう。もしその通り実行に移すのなら、アメリカにプ ラスに働くだろうね。そしてアメリカ人曰く、アメリカのためになるなら世界のためになるってことさ。
