発売されたDVD「Lord Don’t Slow Me Down」のことですが、あなたが最初に視聴してから、変更されたところはある?

リアム:なんにも変えてないさ。

ではDVDについてどう思ってるのか聞かせてください。

リアム:良く出来てるよな。ツアー中、つまりまさに仕事をやってる最中の俺達の姿が写ってるし…たいていのことはそのままカメラに収められてるけど、いくつか省いた場面があるんだ。それにいくつかの場面は俺の方から入れるのを拒否した、例えば子供を学校に連れて行ってるところかそういうのをさ。でも、そうだな、35歳にしてはなかなかの映り具合だぜ。Guns N’ Rosesかなんかのようにはするつもりはなかったんだ、だってあのイカレ具合を見てみろよ。俺は昔に比べると落ち着いてるし、本当にやるべきことも見つけられた。この作品はクソったれのRadioheadがこれまでにリリースしたくだらねえものなんか叩き落すに違いないぜ。俺達はいつも楽しんで遊びまわってるだけ、これを見ればわかるだろ?音楽もその延長ってことさ

ではドキュメンタリーを作って良かったんですね。

リアム:ああ、気に入ってるよ。2回くらい見たかな。座って分析、なんてしてねえぞ、ただ見ただけ、それで終わりだ。

いくつかの場面が省かれたって話してたけど。

リアム:いや、省いたのは本当に映しちゃいけない部分だけだ、マジで。カメラが立ち入ってはいけない部分さ。

どういうこと?

リアム:言えねえ。自分で想像するんだな。以上。

わかった。仲間内のことなのね、いいわ。

リアム:そうさ、俺が編み物してるところとかな、映すとやべえだろ!

あなたが1人で踊ってるところがありましたが。

リアム:カメラをおちょくってただけさ。あいつら、俺がステージに出る前にあんなダンスを毎晩踊ってると思わせたかったんだろう。俺は踊らねえ。ただふざけてただけだ。

ロック・ドキュメンタリーとして歴史に残るんでしょうね。

リアム:そんなこと知らねえし、どうでもいいね。そのために作ったわけじゃねえんだから。梯子をかけてそんな地位に登りつめるためじゃねえ。本当にどうでもいいんだよ。どうしてこのフィルムを撮ったのか、撮るべきだったのか、良い出来なのかそうでもないのかもわかんねえ。全然気にしてない。あの撮影方法は好きだよ、惨めったらしく見えねえだろ。あのDVDが100位だろうが10位だろうが知るか。どうでもいい。気にしねえよ。

みんなあのドキュメンタリーが本当にOASISのツアーの様子を忠実に捉えたものなのか疑問に思ってるでしょうね。これまでのあなた達の浮かれ騒ぎを知ってるから…。

リアム:俺達がやってきたのは音楽だ、出てきたばかりのころは死ぬほどたくさんのギグをこなしてたし、今でもギグのチケットはいつでも完売。それが真実さ。俺がそこにいて、みんなもそこにいた。それが真実、俺にとってはな。ドキュメンタリー中のことは全部本当のことだ。いつも俺にカメラが向いてたことも本当だ。カメラの前でセックスはしねえだろ、だからそういうのは映ってないのさ。俺達は嘘はつかないし、みんなを騙しもしない。もし映画でそっけなく映ってたら、個人的に嫌なことでもあったのさ。想像するようなバカ騒ぎを期待してたんなら、10年遅かったな。もう一度言うが俺はごまかしたりしねえ。今の俺達が気にいらねえんなら、もうOASISとは合わねえってことだな

ファンはバンドの一員になったつもりでフィルムを見るでしょう。

リアム:うーん、ファンは俺達がどんなやつか知ってるからな。いろんな場面で素の俺達が映ってると思うぜ。もし気にいらねえんなら、それでいいさ。俺は映画俳優じゃねえんだ、知るか。音楽を作るほうが好きなんだよ。

そう、だからOASISがフィルムをつくると聞いてびっくりしたんです。

リアム:俺達はただ、ツアー中の様子を誰かに撮影してほしかっただけなんだ、やったことがなかったからな。それで出来たのがこの作品ってこと。みんなで集まってリハーサルから始めたわけでもねえ…ただありのままを映しただけだ。

ところで、Girls Aloudが来た時にあなたの様子が一変したのを見て、ニコルはご機嫌斜めだったでしょうね。

リアム:俺、そう見えた?

そうね、ものすごいスピードで駆け寄った感じだったわね。

リアム:いやいやいや、物音が聞こえたからだよ。俺は誰が来ても駆け寄ったりしねえぞ。絶対だ。ふんぞり返って歩くさ、いつものようにな。ただ何が起こったのか知りたかっただけだよ、どうしてGirls Aloudが俺の部屋に来たのか知りたくてさ。

そういえば、偶然行き会った感じでした。

リアム:まあ、実は俺が電話して、来るように言ったんだけどよ。フィルムが退屈なものになりそうだったから。

シャーロット・チャーチとの揉め事はどうなったの?彼女がフィルム中に映ってることで色々あったみたいだけど。

リアム:知らねえよ。本当にこのドキュメンタリーのことはよく知らねえんだ。撮られたことはわかるし、発売されてることも知ってるけど、一部始終を知ってるわけじゃねえ。彼女が映っていようがなかろうが全くどうでもいいぜ、実をいうと。一緒に遊んだんことは確かなんだし。

あなたは彼女にとても親切よね。彼女色々大変だったんでしょう。

リアム:ああ、俺は…どうして彼女は…まあどうでもいいや。誰が気にする?俺は気にしねえ。

日本のレストランで、ノエルと口論している場面はとても興味深かったです。

リアム:NMEのことだよ。くそったれども、俺達は1ヶ月に一度はあいつらの表紙飾ってるんだぜ。なのにレビューするとなると俺達の曲をけなしやがる。だったら、どうして俺達を表紙に持ってくるんだ?俺達や俺達の有り様が気にいらえねえんなら、さっさとくたばりやがれ。なのにノエル、あの野郎、また表紙の話を受けるんだぜ。またNMEの表紙になるのかよ。お前、今度の曲、NMEがどうレビューしたのかちゃんと読んだのか?あいつらいつもけなしてばっかだぜ、なのにどうしてまた表紙にならなきゃなんねえんだ。そういうことだろ。俺はいつもそういう考えだから、1人で表紙になったのなんて遠い遠い昔のことだぜ。もしその雑誌がOASIS嫌いなら、俺はその表紙になったりしねえ、さようなら、だ。他にも音楽雑誌はたくさんある。表紙になってる時は、良いレビューを書いてくれ、とかそういうことでもねえ。俺が表紙になってやってるんだから、大人しく俺の×××なめやがれってことさ。表紙になろうがなるまいがどうでもいいが、もしトップに来るんなら、音楽に対してもそれなりの評価をすべきだって言ってんだよ。それか完全に手を切るかどっちかだ。終わり。普通に考えればそうだろ。

つまりあなたが言いたいのは「バンドに敬意を払え」ってことですね。

リアム:そうそう。そういうことだ。もし誰かにNMEの表紙になっていただけませんかなんて言われたら、即効「Fuck Off」だ。俺達のほとんどのレコードに対するNMEの評価を読んだら、なぜなのかわかるさ。こんな感じだぜ、この曲で何を訴えたいのだろう。全然魅かれない。全然興味をひかれない。ファック・ユー、お前らじゃ俺達みたいに大金稼ぐことなんてできねえよ。なのにノエルは何のためか知らねえが、NMEの表紙になることは必要だと考えてるらしい。ここまできたら、どのくそマガジンのどのカバーにもなる必要なんてねえ。ただレコードを作って、リリースして、ツアーチケットを売る。俺達はライブをして、良い音楽を作れればそれでいいんだ。俺はNMEのレビューなんて読まねえぞ、クソったれ。これが俺の考えだ。

つまり、あなたがバンドの信念を守ると。

リアム:そうなるだろうな。みんな俺は人生のほとんどを夢見心地で過ごしてると思ってるらしいが、全然違うのさ。

みんなあなたのことをクレイジーだと思ってるけど、実は常に覚醒してると。

リアム:聞けよ。みんなに自分のエゴをもてあそばれることほど、くだらねえことはないぜ。退屈でたまらねえ。みんなそろって「お前はすばらしい!あなたって最高!」。そんなちやほやされるくらいなら、いっそのけ者にされたほうがましだ。

ドキュメンタリーを見る限り、のけ者にはされてないようね。

リアム:そうだな、つまりそうなる前にOASISは方向転換したってことさ。

メンバー個々人でみると、あなたは一番OASISの信念に忠実みたいね。

リアム:うーん、まあな、つまり、ああ、そうだよ。悪いか?

私があなたのエゴをかき立てて見せるわ!悪い?

リアム:ごめん、うとうとしてて聞こえなかった。

私は起きてるわよ。ところであなたはソロアルバムを出す気が全く無いみたいね。

リアム:ない、ないな。全然興味がねえんだ。そういうことを一度始めるとな、クラプトンみたいになっちまうぜ。音楽は俺が俺でい続けるためにあるんだ。スツールに座り始めてみろ、すぐにおいぼれ連中の仲間入りだぜ、わかるよな?俺向きじゃねえだろ。歌う時は立たなきゃならねえ、座るなんて無しだ。オーディエンスが座って俺を見てるってのも気にいらねえな。立って俺に注目しろ。俺が立ってるんだからお前も立て。俺はそうやって歌うのはいやなんだ…ノエルはそれに夢中らしいがな、でも俺は違う。なし!そんなの無しだ!