今のOASISでは、他のメンバーの意見も尊重されているのでしょうか。例えば、あなた達の作品があまりよろしくない時など、アンディやゲムが何か言える雰囲気だったのでしょうか。
リアム:どう思う?もちろん言えるわけないさ。
ノエル:二人は、「お前達の作品は全部気に入らない」と言うためにOASISに入ったわけじゃないんだ。リアムが言いたいのはそういうことで、アンディとゲムが自分の意見を持ってないという意味じゃない。
リアム:まだ本格的にまとまったバンドって感じがしないな。発展途上ってところだ。
ノエル:俺達全員が曲を書いてる。自分なりに自信が持てる作品が出来て、他のメンバーも納得したら、仕事に取りかかる。でもその曲のアレンジやプロデュースは、そいつ本人がやらなきゃならない。俺ばかりにインスピレーションを求めないでほしいんだ。
鶴の一声は誰が発するの?
リアム:ノエルさ。
ノエル:一番年老いた雑種犬が、最初にえさにありつくんだ。それが筋ってもんだろう。小奇麗なプードルちゃん達は、俺が終わるまで待って当然だ。
リアム、あなたの書いた「Better Man」の歌詞には、「お前を愛したい/良い男になりたい/痛めつけるつもりはない/ただその手の中にあるものを知りたいんだ」とありますね。あなたのライフスタイルは変わったのでしょうか。
リアム:俺は今でも大馬鹿野郎だ・・・・いや、子供ができてからは変わったな。
最初の3枚のアルバムまでは、曲を書こうと思ったことはなかったんだ。ただ歌って自分を奮い立たせて、他人につっかかって蹴りを入れることさえできればそれでよかった。実際そうしてたしな。今度の9月で30歳になる。子供達に、パブで馬鹿やってる親父の姿を見せたくない。親としての責任があるってことさ。でもたまには子供と一緒にはめを外すのもいいかもな。
ドラッグはやめた?
リアム:いや、でも昔よりは落ち着いてる。毎日毎晩はやらないんだ。そういうノリじゃないやつの周りではやらないようにしてるし。キメた翌朝、鏡の前に立って「このバカ!」と思うんだ。俺の一日が台無しだからな。つまり朝7時に起きて、夜10時にご就寝のお利口な生活ってことさ。朝10時になって鏡をのぞいてもまだだれた顔をしていたら、もう一度だ。「このクズ!」。
ノエル、アラン・ホワイトやゲム、アンディはドラッグをやらないそうですね。こんなリアムに何か言う必要を感じたことは?
ノエル:必要ないね。ギャラガー家では家族会議は開かないんだ。俺がドラッグをやめた時も、一人でやめたんだ。家族は後から知ったのさ。クリスチャンじゃあるまいし、オレンジの衣を身にまとって、頭を丸めてタンバリンを鳴らすようなことはしない。俺がドラッグをやめたのは、ツアーバスの中で何ヶ月も、野郎7人でコカインを吸い回す生活は、人間として良くないと気づいたからだ。思ってないことやまともな頭からは出てこないことを口から滑らせて、取り返しのつかないことになるんだ。
リアム:土曜日にはコカを2,3回キメたし、みんなでマリファナも吸ったぜ。だからこうやってありもしないことを話すのさ。俺には作り話が必要だからな。
アメリカでは、OASISに実力に見合うだけの評判が得られてませんよね。既発アルバムでは600万枚の売り上げを獲得していますが、今回はどうでしょう。
リアム:いいか、前回俺はアメリカに行って、思う存分楽しんできた。もし今回気にいらねえことがあれば、さっさと飛行機に乗って帰るさ。俺達はU2じゃない。あいつらは金で動くからな。OASISは金じゃないんだ。もしひどい扱いをされたら、俺はイギリスに帰る。家族の誰かが死んだ時も、俺は帰る。結局、大事なのは音楽さ。俺には尻のポケットに収まる小銭しか入ってこねえのに、デブったアメリカ人どもが大金儲けるツアーなんてやりたくないね。悪いな。アメリカから俺を遠ざけたかったら、そうやっていつまでもマスターベーションしてればいいんだ!
ノエル:キャリア第一主義のやつらはアメリカに残るんだろうが、俺達はさっさと帰った。1年オフをとらなきゃならなかったからな。
リアム:お前が口にするのはいつも「1年オフ」だよな。すでに1年オフをとっていたとしても、「1年オフをとりたいんだ」。つまり2年のオフ、バカみたいだぜ。
リアム、これまでの写真とタブロイドの記事を総合して考えたんですが、髪が伸びれば伸びるほど、あなたの素行は悪くなっていくように思います。どうです?
リアム:気に入った。これまで聞いた俺の伝説の中でもベストだ。じゃあ、髪を切ろう。
ノエル:関係あるのは髪の長さじゃなくて、こいつの飲む酒の量さ。その推測は間違ってる。
ノエル、2000年のウェンブリー・スタジアム2日目では、酔ったリアムの「パッツィが出て行った、ティーバッグだけ残して」という言葉も一緒にテレビ放映されたわけですが。「これで終わりだ」と思いました?
ノエル:俺個人としては、悪夢だったね。しばらくは忘れられそうにない。
リアム:最悪の一年だったよ。ツアーに出たら、パッツィが出て行ったんだからさ。俺はスーパーマンじゃない。家に帰ったら、あいつはいなくて、俺にはティーバッグしか残ってなかったんだ。だからやけ酒したんだよ、それだけさ。あのギグを見に来たファンに比べちゃ、俺は半分も酔ってなかった。
でもそのファン達は、あなた達を見ようと、結構な金額を払ったわけですよね・・・
リアム:俺はU2でもINXSでもSimple Mindsでもないんだぜ!そういうやつらは、金に執着してるから何でもやるだろうけど、俺はギグよりも楽しいこととか、大切なことが見つかったら、そっちに行くんだよ。もし金を返してほしいんなら、俺が払ってやる。
ノエル:いちおう言っておくが、もちろん、払い戻しはしてないぞ。
「OASIS解散間近、ノエルはソロへ」という噂について話しましょう。
ノエル:ガールフレンドと喧嘩して家から追い出して「消えろ、お前とは話したくない」と言った直後に、「悪かった」と謝るのと同じさ。つまりリアムをやる気にさせるために、ソロアルバムを作ると言ってみただけだ。そしたらこいつが本気にしちまった。怒り狂って毎日のように電話さ、「ソロになるってどういうことだよ?」。でも俺達が本気で解散を考えたことは無い。リアムが牢に入って、他のメンバーが飛行機事故で全滅なんてことが起こっても、他にバンドを組みたいやつなんていないんだ。誤解しないんでほしいんだが、他に友達がいないってわけじゃないからな。
でも解散しそうになったことはあるのでは?
ノエル:ない。みんなで集まって「いいか、俺はお前達を愛してるし、お前達もそうだろう。大切なことは何だ?まずは音楽、次にシンガー、最後に作曲家だ」。だから俺達の周りをうろついてたクズども450人を処分して、リアムは酒をやめてファンタスティックな曲を書き、最高のミュージシャン2人をつかまえて、今ここに至るってわけだ。
最近の音楽界をどう思います?
ノエル:The StrokesやTravis、Black Rebel Motorcycle Clubといった新人バンドは良い曲を作っているが、それも俺達がすでに作りあげたことを繰り返してるだけだ。ギターポップ・アンセムさ。この国で俺をうならせるような新しい音楽を作ってるやつはいねえな。
「Pop Idle」コンテストで優勝したウィル・ヤングはどう?
ノエル:あのバカどもはあのコンテストで一体何を発掘しようとしてるんだ?通称ドクターフォックスに始まってあの審査員達は何様のつもりだ。あいつら、本当に次世代のエルヴィスを見つけられるとでも思ってるのか?まがい物のレコードを作って荒稼ぎしようとしてるだけさ。ウィル・ヤングがギネスブック・オブ・レコードに載ってるんだぜ、ありえねえだろ!でも載ったから何だっていうんだ?あいつはエッフェル塔から飛び降りて、ティーカップの中に着地する芸でも披露したのか?「Strawberry Fields Forever」を書いたのはあいつか?違う。今すぐ失せろ、クズ。
同じくオーディション番組から出てきたHere’Sayの曲「Pure And Simple」は、OASISの「All Around The World」に似ていると言われていますが、訴えるつもりはある?
ノエル:The Sun紙のドミニク・モーハンが俺に電話してきたよ。「All Around The World」に似てるから、訴える準備をしろってな。冗談だろ、俺達が?このOASISが、曲をパクられたからって他のバンドを訴える?そんなことはないね。
Travisのニューアルバムは気に入った?
ノエル:Travisは好きだよ。
それは知ってますよ。ニューアルバムはどうなんです?
ノエル:メンバー全員、本当に感じがいいんだ・・・・
リアム:俺は好きだよ。飛び上がるほどではなかったけどさ。でもいいか、The BeatlesにSex Pistols、Pink Floyd、Neil Youngがあれば、それでいいだろ。他の音楽を聴く必要なんてない。
ノエル:「Definitely Maybe」の上を行くアルバムを作ったブリティッシュバンドはいない。本気でそう思うよ。
Radioheadもそう悪くはないですよね?
ノエル:最悪さ!Radioheadは自己満足の世界に他人を入れたくないんだ。つまりこういうこと。「俺達を見るな。俺達を撮るな。俺達にインタビューするな。実を言うと、俺達の音楽も聴かないでほしい」ってところだな。どこまで続くんだ?最後はこう締めるに違いない。トム・ヨーク曰く「名曲の大半は俺が書いた」。その「名曲」の大半は、ジャック用プラグを耳に突っ込まないと聴けない代物ばかりだぜ。
リアム:Radioheadって確かモリス・ダンスを踊るバンドだったよな。
ノエル:よくもあんなに退屈そうにバンドを続けられるよな。あんなのを見ても、子供たちはギターを手にする気にならない。商業主義やミュージックビデオに文句ばかり言いやがって。もし俺が15歳だったら、バンドなんかやらずに洗車の仕事でも探そうと考え直しちまうぜ。あいつらとは対照的に、俺達は今の仕事が大好きだ。世界一最高さ。確かにRadioheadの「Amnesiac」のうち、何曲かは素晴らしいよ。でもバンド自体はクソだ。Kalma Policeは最高。でも俺に音楽を褒められてもどうせ喜ばないだろうから、勝手に自分だけの世界に浸るがいいさ。
「Be Here Now」や「Standing On The Shoulder Of Giants」の曲をライブで演奏することは、最近少なくなりましたね。どうして?
ノエル:1stや2ndからの曲を眠らせたら、俺達の強みがなくなると思ってたからさ。でも今回、「Morning Glory」や「Definitely Maybe」からの曲を期待してギグに来るのはやめたほうがいい。そうだな、2,3曲はやるだろうが、あとの7曲は、ちゃんと今回のアルバムから演奏する。この4,5年俺達にまとわりついてきた全てのもの打ち勝ったんだ。「Morning Glory」の影はこんなにも大きくのしかかっていた。でも今はそれもなくない。正統なミュージシャンになったのさ。こいつも昔より上手く歌えるようになった。プレッシャーを感じてたのは俺だけじゃなかったんだ。
今度のニューアルバムについて、あなたはとても中途半端なコメントをしていましたよね。「このアルバムは、これまでで2番目に良い出来だ」と。どういう意味だったの?
ノエル:そういうコメントを残すところが、俺の天賦の才能だな。
リアム:アルバムの仕上がりはとても気に入ってるよ。ノエルはいつも何に関しても過小評価しようとするんだ。俺達のレコードを買ってくれるやつなら、自分なりの意見をちゃんと持ってるだろう。こいつの意見なんて無視してくれ。
ノエル:「Live Forever」や「Rock'N'Roll Star」、「Some Might Say」、「Champagne Supernova」、「Cast No Shadow」、「The Masterplan」を書いた俺だからわかるんだよ。「新曲はどう?」と聞かれて嘘はつけないだろ。「Standing On The Shoulder Of Giants」のうち半分の曲は・・・・昔の曲の相手にもならない。「Be Here Now」についても同じだ。ファーストアルバムと比べてみろ。もしみんなが手に入れたいと思うんなら、それは喜ぶべきことだ、ぜひ買ってくれ。レコードショップの「O」セクションで、クソったれOsmondsの隣にOASISのアルバムが並んでるはずだ。でも俺個人としては--俺は自惚れ屋じゃないから言うんだが--今度のアルバムはこれまでで2番目に良い出来だ。
リアム:「Be Here Now」は最高にクールで、「Morning Glory」は、クソだ。
ノエル:いや・・・「Morning Glory」は過大評価されすぎで「Be Here Now」は、かなり神経に障るアルバムだ。6ヶ月前に聴いたんだが、思わず枕に耳を押しつけたくらいだ。お前を責めるつもりはないが、あのアルバムのせいで、俺達はひどいことになった。失敗したんだよ。
リアム:どう思う?もちろん言えるわけないさ。
ノエル:二人は、「お前達の作品は全部気に入らない」と言うためにOASISに入ったわけじゃないんだ。リアムが言いたいのはそういうことで、アンディとゲムが自分の意見を持ってないという意味じゃない。
リアム:まだ本格的にまとまったバンドって感じがしないな。発展途上ってところだ。
ノエル:俺達全員が曲を書いてる。自分なりに自信が持てる作品が出来て、他のメンバーも納得したら、仕事に取りかかる。でもその曲のアレンジやプロデュースは、そいつ本人がやらなきゃならない。俺ばかりにインスピレーションを求めないでほしいんだ。
鶴の一声は誰が発するの?
リアム:ノエルさ。
ノエル:一番年老いた雑種犬が、最初にえさにありつくんだ。それが筋ってもんだろう。小奇麗なプードルちゃん達は、俺が終わるまで待って当然だ。
リアム、あなたの書いた「Better Man」の歌詞には、「お前を愛したい/良い男になりたい/痛めつけるつもりはない/ただその手の中にあるものを知りたいんだ」とありますね。あなたのライフスタイルは変わったのでしょうか。
リアム:俺は今でも大馬鹿野郎だ・・・・いや、子供ができてからは変わったな。
最初の3枚のアルバムまでは、曲を書こうと思ったことはなかったんだ。ただ歌って自分を奮い立たせて、他人につっかかって蹴りを入れることさえできればそれでよかった。実際そうしてたしな。今度の9月で30歳になる。子供達に、パブで馬鹿やってる親父の姿を見せたくない。親としての責任があるってことさ。でもたまには子供と一緒にはめを外すのもいいかもな。
ドラッグはやめた?
リアム:いや、でも昔よりは落ち着いてる。毎日毎晩はやらないんだ。そういうノリじゃないやつの周りではやらないようにしてるし。キメた翌朝、鏡の前に立って「このバカ!」と思うんだ。俺の一日が台無しだからな。つまり朝7時に起きて、夜10時にご就寝のお利口な生活ってことさ。朝10時になって鏡をのぞいてもまだだれた顔をしていたら、もう一度だ。「このクズ!」。
ノエル、アラン・ホワイトやゲム、アンディはドラッグをやらないそうですね。こんなリアムに何か言う必要を感じたことは?
ノエル:必要ないね。ギャラガー家では家族会議は開かないんだ。俺がドラッグをやめた時も、一人でやめたんだ。家族は後から知ったのさ。クリスチャンじゃあるまいし、オレンジの衣を身にまとって、頭を丸めてタンバリンを鳴らすようなことはしない。俺がドラッグをやめたのは、ツアーバスの中で何ヶ月も、野郎7人でコカインを吸い回す生活は、人間として良くないと気づいたからだ。思ってないことやまともな頭からは出てこないことを口から滑らせて、取り返しのつかないことになるんだ。
リアム:土曜日にはコカを2,3回キメたし、みんなでマリファナも吸ったぜ。だからこうやってありもしないことを話すのさ。俺には作り話が必要だからな。
アメリカでは、OASISに実力に見合うだけの評判が得られてませんよね。既発アルバムでは600万枚の売り上げを獲得していますが、今回はどうでしょう。
リアム:いいか、前回俺はアメリカに行って、思う存分楽しんできた。もし今回気にいらねえことがあれば、さっさと飛行機に乗って帰るさ。俺達はU2じゃない。あいつらは金で動くからな。OASISは金じゃないんだ。もしひどい扱いをされたら、俺はイギリスに帰る。家族の誰かが死んだ時も、俺は帰る。結局、大事なのは音楽さ。俺には尻のポケットに収まる小銭しか入ってこねえのに、デブったアメリカ人どもが大金儲けるツアーなんてやりたくないね。悪いな。アメリカから俺を遠ざけたかったら、そうやっていつまでもマスターベーションしてればいいんだ!
ノエル:キャリア第一主義のやつらはアメリカに残るんだろうが、俺達はさっさと帰った。1年オフをとらなきゃならなかったからな。
リアム:お前が口にするのはいつも「1年オフ」だよな。すでに1年オフをとっていたとしても、「1年オフをとりたいんだ」。つまり2年のオフ、バカみたいだぜ。
リアム、これまでの写真とタブロイドの記事を総合して考えたんですが、髪が伸びれば伸びるほど、あなたの素行は悪くなっていくように思います。どうです?
リアム:気に入った。これまで聞いた俺の伝説の中でもベストだ。じゃあ、髪を切ろう。
ノエル:関係あるのは髪の長さじゃなくて、こいつの飲む酒の量さ。その推測は間違ってる。
ノエル、2000年のウェンブリー・スタジアム2日目では、酔ったリアムの「パッツィが出て行った、ティーバッグだけ残して」という言葉も一緒にテレビ放映されたわけですが。「これで終わりだ」と思いました?
ノエル:俺個人としては、悪夢だったね。しばらくは忘れられそうにない。
リアム:最悪の一年だったよ。ツアーに出たら、パッツィが出て行ったんだからさ。俺はスーパーマンじゃない。家に帰ったら、あいつはいなくて、俺にはティーバッグしか残ってなかったんだ。だからやけ酒したんだよ、それだけさ。あのギグを見に来たファンに比べちゃ、俺は半分も酔ってなかった。
でもそのファン達は、あなた達を見ようと、結構な金額を払ったわけですよね・・・
リアム:俺はU2でもINXSでもSimple Mindsでもないんだぜ!そういうやつらは、金に執着してるから何でもやるだろうけど、俺はギグよりも楽しいこととか、大切なことが見つかったら、そっちに行くんだよ。もし金を返してほしいんなら、俺が払ってやる。
ノエル:いちおう言っておくが、もちろん、払い戻しはしてないぞ。
「OASIS解散間近、ノエルはソロへ」という噂について話しましょう。
ノエル:ガールフレンドと喧嘩して家から追い出して「消えろ、お前とは話したくない」と言った直後に、「悪かった」と謝るのと同じさ。つまりリアムをやる気にさせるために、ソロアルバムを作ると言ってみただけだ。そしたらこいつが本気にしちまった。怒り狂って毎日のように電話さ、「ソロになるってどういうことだよ?」。でも俺達が本気で解散を考えたことは無い。リアムが牢に入って、他のメンバーが飛行機事故で全滅なんてことが起こっても、他にバンドを組みたいやつなんていないんだ。誤解しないんでほしいんだが、他に友達がいないってわけじゃないからな。
でも解散しそうになったことはあるのでは?
ノエル:ない。みんなで集まって「いいか、俺はお前達を愛してるし、お前達もそうだろう。大切なことは何だ?まずは音楽、次にシンガー、最後に作曲家だ」。だから俺達の周りをうろついてたクズども450人を処分して、リアムは酒をやめてファンタスティックな曲を書き、最高のミュージシャン2人をつかまえて、今ここに至るってわけだ。
最近の音楽界をどう思います?
ノエル:The StrokesやTravis、Black Rebel Motorcycle Clubといった新人バンドは良い曲を作っているが、それも俺達がすでに作りあげたことを繰り返してるだけだ。ギターポップ・アンセムさ。この国で俺をうならせるような新しい音楽を作ってるやつはいねえな。
「Pop Idle」コンテストで優勝したウィル・ヤングはどう?
ノエル:あのバカどもはあのコンテストで一体何を発掘しようとしてるんだ?通称ドクターフォックスに始まってあの審査員達は何様のつもりだ。あいつら、本当に次世代のエルヴィスを見つけられるとでも思ってるのか?まがい物のレコードを作って荒稼ぎしようとしてるだけさ。ウィル・ヤングがギネスブック・オブ・レコードに載ってるんだぜ、ありえねえだろ!でも載ったから何だっていうんだ?あいつはエッフェル塔から飛び降りて、ティーカップの中に着地する芸でも披露したのか?「Strawberry Fields Forever」を書いたのはあいつか?違う。今すぐ失せろ、クズ。
同じくオーディション番組から出てきたHere’Sayの曲「Pure And Simple」は、OASISの「All Around The World」に似ていると言われていますが、訴えるつもりはある?
ノエル:The Sun紙のドミニク・モーハンが俺に電話してきたよ。「All Around The World」に似てるから、訴える準備をしろってな。冗談だろ、俺達が?このOASISが、曲をパクられたからって他のバンドを訴える?そんなことはないね。
Travisのニューアルバムは気に入った?
ノエル:Travisは好きだよ。
それは知ってますよ。ニューアルバムはどうなんです?
ノエル:メンバー全員、本当に感じがいいんだ・・・・
リアム:俺は好きだよ。飛び上がるほどではなかったけどさ。でもいいか、The BeatlesにSex Pistols、Pink Floyd、Neil Youngがあれば、それでいいだろ。他の音楽を聴く必要なんてない。
ノエル:「Definitely Maybe」の上を行くアルバムを作ったブリティッシュバンドはいない。本気でそう思うよ。
Radioheadもそう悪くはないですよね?
ノエル:最悪さ!Radioheadは自己満足の世界に他人を入れたくないんだ。つまりこういうこと。「俺達を見るな。俺達を撮るな。俺達にインタビューするな。実を言うと、俺達の音楽も聴かないでほしい」ってところだな。どこまで続くんだ?最後はこう締めるに違いない。トム・ヨーク曰く「名曲の大半は俺が書いた」。その「名曲」の大半は、ジャック用プラグを耳に突っ込まないと聴けない代物ばかりだぜ。
リアム:Radioheadって確かモリス・ダンスを踊るバンドだったよな。
ノエル:よくもあんなに退屈そうにバンドを続けられるよな。あんなのを見ても、子供たちはギターを手にする気にならない。商業主義やミュージックビデオに文句ばかり言いやがって。もし俺が15歳だったら、バンドなんかやらずに洗車の仕事でも探そうと考え直しちまうぜ。あいつらとは対照的に、俺達は今の仕事が大好きだ。世界一最高さ。確かにRadioheadの「Amnesiac」のうち、何曲かは素晴らしいよ。でもバンド自体はクソだ。Kalma Policeは最高。でも俺に音楽を褒められてもどうせ喜ばないだろうから、勝手に自分だけの世界に浸るがいいさ。
「Be Here Now」や「Standing On The Shoulder Of Giants」の曲をライブで演奏することは、最近少なくなりましたね。どうして?
ノエル:1stや2ndからの曲を眠らせたら、俺達の強みがなくなると思ってたからさ。でも今回、「Morning Glory」や「Definitely Maybe」からの曲を期待してギグに来るのはやめたほうがいい。そうだな、2,3曲はやるだろうが、あとの7曲は、ちゃんと今回のアルバムから演奏する。この4,5年俺達にまとわりついてきた全てのもの打ち勝ったんだ。「Morning Glory」の影はこんなにも大きくのしかかっていた。でも今はそれもなくない。正統なミュージシャンになったのさ。こいつも昔より上手く歌えるようになった。プレッシャーを感じてたのは俺だけじゃなかったんだ。
今度のニューアルバムについて、あなたはとても中途半端なコメントをしていましたよね。「このアルバムは、これまでで2番目に良い出来だ」と。どういう意味だったの?
ノエル:そういうコメントを残すところが、俺の天賦の才能だな。
リアム:アルバムの仕上がりはとても気に入ってるよ。ノエルはいつも何に関しても過小評価しようとするんだ。俺達のレコードを買ってくれるやつなら、自分なりの意見をちゃんと持ってるだろう。こいつの意見なんて無視してくれ。
ノエル:「Live Forever」や「Rock'N'Roll Star」、「Some Might Say」、「Champagne Supernova」、「Cast No Shadow」、「The Masterplan」を書いた俺だからわかるんだよ。「新曲はどう?」と聞かれて嘘はつけないだろ。「Standing On The Shoulder Of Giants」のうち半分の曲は・・・・昔の曲の相手にもならない。「Be Here Now」についても同じだ。ファーストアルバムと比べてみろ。もしみんなが手に入れたいと思うんなら、それは喜ぶべきことだ、ぜひ買ってくれ。レコードショップの「O」セクションで、クソったれOsmondsの隣にOASISのアルバムが並んでるはずだ。でも俺個人としては--俺は自惚れ屋じゃないから言うんだが--今度のアルバムはこれまでで2番目に良い出来だ。
リアム:「Be Here Now」は最高にクールで、「Morning Glory」は、クソだ。
ノエル:いや・・・「Morning Glory」は過大評価されすぎで「Be Here Now」は、かなり神経に障るアルバムだ。6ヶ月前に聴いたんだが、思わず枕に耳を押しつけたくらいだ。お前を責めるつもりはないが、あのアルバムのせいで、俺達はひどいことになった。失敗したんだよ。
