「OASISには情熱、最高の音楽、最高のヘアカットがある」。
今夜、アルゼンチンでは3度目となるギグを行うOASIS。ショーに先駆けて、OASISのベーシストであるアンディ・ベルが最近のバンドの状況について語ってくれた。
OASISのノエル・ギャラガーは知っている。60年代に登場したBeatlesに始まり、Rolling Stones、The Kinks、Led Zeppelinといったバンドに引き継がれた長いロックンロールの系譜の中に、OASISも名前を連ねていることを。
「俺達が最後のビッグバンドだ」と、15年バンドを率いてきたOASISのリーダー。不遜な言葉だが、間違ってはいない。Radioheadや Coldplayなどを挙げることもできるだろうが、その他に例を挙げることはなかなかできないはずだ。OASISは今でもその人気を拡大しており、今夜 Riverでギグを行う。
新作「Dig Out Your Soul」で、スーパーグループならではのスランプから脱却することに成功したOASIS。アルバムとしての質だけではなく、レコード売り上げ、そしてかつてのOASISらしい抗いがたい魅力も備えている。
アンディ・ベルがゲム・アーチャーと共にOASISのメンバーとなったのは1999年のこと。OASISがメンバー2人を一気に失い、危機的状況に立たされていた時だ。OASISに加わった時のことを、当時のアンディは、次のように話している。
「ゲムと僕は難しい時期にOASISに入ったんだ。それからずっと、僕達はバンドとして成長してきた。前とは全く違うバンドだよね。Definitely MaybeやMorning Gloryのような名作を作ることは無理かもしれない。でもそれでも、僕はこのメンバーでやってきたことを心から誇りに思ってる。アルバムを作るたびに、 彼らと一緒に音楽を作ることがどんどん楽しくなってきてるんだ」。
アンディのいう「彼ら」とは、ロックンロール兄弟ことギャラガー兄弟を指している。リアムは、ジョン・レノンを崇拝する(息子の名前までレノン・フランシ ス!)、見た目からしてまさにロックスターな弟だ。ノエルは、OASISの実権を握り、リアムと並んで歌えるシンガーであり、リアムの分を補うに余る知性 を持っている。メディアからの注目が絶えない兄だ。兄弟喧嘩は日常茶飯事で、常に一方は危険を冒している。傍から見ているアンディ・ベルは、2人のことを どう思っているのだろうか?
「リアムとノエルの関係こそがOASISだよね。良いとか悪いとかは問題じゃない。良くても悪くてもそれがOASIS。どちらも欠かせないんだよ」。
2,3年前に比べて、ファンの数がさらに増えてるのでは?
アンディ:そうだね。このツアーのオーディエンスは年齢層が広がってると思う。特に若い子がたくさん来てる。フロントの列にはどこもかしこも若いファンだらけで、昔からのファンは控えめに後ろに控えてる感じがする。
「Dig Out Your Soul」はこれまでのアルバムよりも満足のいく作品ですか?歴史に残るアルバムだと思う?
アンディ:ああ、そう思うよ。でもOASISには。「Dig Out Your Soul」は僕達が作ったアルバムの中では一番のアルバムさ、少なくとも僕がOASISに入ってからはね。OASISが秘めていたサイケデリックなサウン ドをようやく形にすることができたと思う。
あなたがOASISのメンバーになったのは9年前からですね。それからバンドは変わったと思いますか?
アンディ:うん、めまぐるしく変化したよ。入ったばかりの頃は、バンドのことが掴みきれてなかった。目隠しで歩いてるようなね。ゲムと一緒に入った時は「僕らとOASIS」みたいな構図だったのが、今は「俺達OASIS」って感じになってる。
これまでで一番良い思い出は?
アンディ:Wembley Stadiumでのギグかな。それとOASISのメンバーであること自体が幸せだよ。OASISはみんなにとてつもない影響を与えてる。そして他では味わ えない特別な気持ち、それにプライドを僕に与えてくれるんだ。でも他にも良い思い出は色々あるよ、リンゴ・スターやポール・マッカートニーと会えたことも ね。リンゴの息子のザックがOASISのドラマーをやってる時は、一晩中彼のことを語り合ったよ。ポールとはL.A.で会った。彼はSuperbowlで のギグのためにリハーサルをしてたんだ。僕達がレコーディングしてた曲に合わせてベースを弾いてくれ、そのおかげでひらめきを得ることができた。とてもた めになったよ。
ノエルはOASISのことを、Beatles、The Kinks、The Whoと伝統的な英国ロックを汲む最後のビッグバンドだと言っていました。あなたも同感ですか?
アンディ:そうだね。でも僕達が最後だとは思わないよ。いつかOASISの後を継ぐバンドが出てこなくてはね。今のところそういうバンドは見当たらないけ ど、出てきてほしいよ。Kasabianなんか良いと思うけど、彼らの曲はちょっとダークでミステリアスだよね。もっと情熱的で感情に訴えかける、ロック ンロールにふさわしい姿勢や危険さに満ちて、それでいて子供たちにも歌ってあげられるような曲をつくるバンド。The Beatlesみたいにね。彼らもそういう曲をたくさん作っただろう。
OASISを特別なバンドにしてるものは何なんでしょう。社会に対する姿勢かそれとも楽曲か。
アンディ:情熱だよ。情熱。それに良い音楽、そして最高の髪型。
アルゼンチンで、OASISは絶大な人気を誇る。1991年にInspiral Carpetsのローディとしてすでにブエノスアイレスを訪れたことのあったノエル・ギャラガー。当時のあだ名は「Monobrow(一本眉)」だった。
OASISがアルゼンチンに初めてやってきたのは1998年、Luna Parkのギグだった。そして2001年のHot Festivalを経て、2006年、Campo Argentinoに戻ってきた時、ファンの数は以前の2倍以上に膨れ上がっていた。そして今回がRiverで行う初めてのギグとなる。
RiverがOASISにとって最後のギグになる。ノエルがそう話したという噂は、瞬く間に広がった。ヒステリーを起こしたファンもいたが、多くのファン はノエルがたびたびそのようなことを口にすることを知っていたため、気にはしていなかったようだ。しかしその噂のために、チケットの売り上げが増したこと は確かだ。
アンディ・ベルは噂の出所すら知らないと話した。
「その可能性を匂わせたことすらないよ。誰もね。今はツアーのことを考えるだけで精一杯なんだ」。
ノエルが、OASISの活動を休止してメンバーそれぞれソロアルバムを作るべきだという発言をどう思います?
アンディ:いずれはそうしてもいいとは思うけど、今僕はソロアルバムに取り掛かるつもりはないよ。ノエルのソロ作品を聴いてみたいけど、今は忙しすぎて作 る時間はないんじゃないかな。たぶんいつか聴けるとは思うけど。リアムは新しく立ち上げたアパレルブランドに気が向いてるけど、彼はOASISのために音 楽を作るんだ。僕もソロアルバムはごめんだな。二つのプロジェクトを同時並行させると何かしら問題が起きると思うんだよ。うん、もちろんこれからのことは 誰にもわからない、でも僕にはソロアルバムを作る自分の姿は想像できない。少なくとも今のところはね。
架空のバンド、Spinal Tapのように、OASISにとってドラマーの入れ替わりは常にバンドにとって大きな問題となってきた。
アンディ・ベルは新しいドラマー、クリス・シャーロックをとても気に入っているようだ。
「クリスが来てOASISは進化したよ。ザックももちろん大好きだよ。彼も間違いなく最高のドラマーだ。でもクリスはOASISのメンバーになるために生 まれてきたような男なんだ。兄弟みたいに思ってる。ゲムと僕がOASISに歓迎されたように僕達も彼を待っていたんだ。クリスとなら誰も足を踏み入れたこ とのない境地に行ける気がする」。
ザック・スターキーがOASISから抜けた理由は何だったんでしょう?
アンディ:The Whoとの仕事も重なってだいぶ疲れてたんだと思うよ。どちらかを選ぶ必要があった、二つのバンドを掛け持ちするなんて無理だからね。The Whoが彼のもともとのバンドなんだし。リンゴはキース・ムーンの親友で、キース・ムーンはザックがドラムを志すきっかけになった人物でもあるんだ。だか らThe Whoを選んだのも納得がいくよ。
なんといってもあのThe Whoですもんね!
アンディ:その通り。でもこっちだって負けてない。僕達はOASISさ。
今夜、アルゼンチンでは3度目となるギグを行うOASIS。ショーに先駆けて、OASISのベーシストであるアンディ・ベルが最近のバンドの状況について語ってくれた。
OASISのノエル・ギャラガーは知っている。60年代に登場したBeatlesに始まり、Rolling Stones、The Kinks、Led Zeppelinといったバンドに引き継がれた長いロックンロールの系譜の中に、OASISも名前を連ねていることを。
「俺達が最後のビッグバンドだ」と、15年バンドを率いてきたOASISのリーダー。不遜な言葉だが、間違ってはいない。Radioheadや Coldplayなどを挙げることもできるだろうが、その他に例を挙げることはなかなかできないはずだ。OASISは今でもその人気を拡大しており、今夜 Riverでギグを行う。
新作「Dig Out Your Soul」で、スーパーグループならではのスランプから脱却することに成功したOASIS。アルバムとしての質だけではなく、レコード売り上げ、そしてかつてのOASISらしい抗いがたい魅力も備えている。
アンディ・ベルがゲム・アーチャーと共にOASISのメンバーとなったのは1999年のこと。OASISがメンバー2人を一気に失い、危機的状況に立たされていた時だ。OASISに加わった時のことを、当時のアンディは、次のように話している。
「ゲムと僕は難しい時期にOASISに入ったんだ。それからずっと、僕達はバンドとして成長してきた。前とは全く違うバンドだよね。Definitely MaybeやMorning Gloryのような名作を作ることは無理かもしれない。でもそれでも、僕はこのメンバーでやってきたことを心から誇りに思ってる。アルバムを作るたびに、 彼らと一緒に音楽を作ることがどんどん楽しくなってきてるんだ」。
アンディのいう「彼ら」とは、ロックンロール兄弟ことギャラガー兄弟を指している。リアムは、ジョン・レノンを崇拝する(息子の名前までレノン・フランシ ス!)、見た目からしてまさにロックスターな弟だ。ノエルは、OASISの実権を握り、リアムと並んで歌えるシンガーであり、リアムの分を補うに余る知性 を持っている。メディアからの注目が絶えない兄だ。兄弟喧嘩は日常茶飯事で、常に一方は危険を冒している。傍から見ているアンディ・ベルは、2人のことを どう思っているのだろうか?
「リアムとノエルの関係こそがOASISだよね。良いとか悪いとかは問題じゃない。良くても悪くてもそれがOASIS。どちらも欠かせないんだよ」。
2,3年前に比べて、ファンの数がさらに増えてるのでは?
アンディ:そうだね。このツアーのオーディエンスは年齢層が広がってると思う。特に若い子がたくさん来てる。フロントの列にはどこもかしこも若いファンだらけで、昔からのファンは控えめに後ろに控えてる感じがする。
「Dig Out Your Soul」はこれまでのアルバムよりも満足のいく作品ですか?歴史に残るアルバムだと思う?
アンディ:ああ、そう思うよ。でもOASISには。「Dig Out Your Soul」は僕達が作ったアルバムの中では一番のアルバムさ、少なくとも僕がOASISに入ってからはね。OASISが秘めていたサイケデリックなサウン ドをようやく形にすることができたと思う。
あなたがOASISのメンバーになったのは9年前からですね。それからバンドは変わったと思いますか?
アンディ:うん、めまぐるしく変化したよ。入ったばかりの頃は、バンドのことが掴みきれてなかった。目隠しで歩いてるようなね。ゲムと一緒に入った時は「僕らとOASIS」みたいな構図だったのが、今は「俺達OASIS」って感じになってる。
これまでで一番良い思い出は?
アンディ:Wembley Stadiumでのギグかな。それとOASISのメンバーであること自体が幸せだよ。OASISはみんなにとてつもない影響を与えてる。そして他では味わ えない特別な気持ち、それにプライドを僕に与えてくれるんだ。でも他にも良い思い出は色々あるよ、リンゴ・スターやポール・マッカートニーと会えたことも ね。リンゴの息子のザックがOASISのドラマーをやってる時は、一晩中彼のことを語り合ったよ。ポールとはL.A.で会った。彼はSuperbowlで のギグのためにリハーサルをしてたんだ。僕達がレコーディングしてた曲に合わせてベースを弾いてくれ、そのおかげでひらめきを得ることができた。とてもた めになったよ。
ノエルはOASISのことを、Beatles、The Kinks、The Whoと伝統的な英国ロックを汲む最後のビッグバンドだと言っていました。あなたも同感ですか?
アンディ:そうだね。でも僕達が最後だとは思わないよ。いつかOASISの後を継ぐバンドが出てこなくてはね。今のところそういうバンドは見当たらないけ ど、出てきてほしいよ。Kasabianなんか良いと思うけど、彼らの曲はちょっとダークでミステリアスだよね。もっと情熱的で感情に訴えかける、ロック ンロールにふさわしい姿勢や危険さに満ちて、それでいて子供たちにも歌ってあげられるような曲をつくるバンド。The Beatlesみたいにね。彼らもそういう曲をたくさん作っただろう。
OASISを特別なバンドにしてるものは何なんでしょう。社会に対する姿勢かそれとも楽曲か。
アンディ:情熱だよ。情熱。それに良い音楽、そして最高の髪型。
アルゼンチンで、OASISは絶大な人気を誇る。1991年にInspiral Carpetsのローディとしてすでにブエノスアイレスを訪れたことのあったノエル・ギャラガー。当時のあだ名は「Monobrow(一本眉)」だった。
OASISがアルゼンチンに初めてやってきたのは1998年、Luna Parkのギグだった。そして2001年のHot Festivalを経て、2006年、Campo Argentinoに戻ってきた時、ファンの数は以前の2倍以上に膨れ上がっていた。そして今回がRiverで行う初めてのギグとなる。
RiverがOASISにとって最後のギグになる。ノエルがそう話したという噂は、瞬く間に広がった。ヒステリーを起こしたファンもいたが、多くのファン はノエルがたびたびそのようなことを口にすることを知っていたため、気にはしていなかったようだ。しかしその噂のために、チケットの売り上げが増したこと は確かだ。
アンディ・ベルは噂の出所すら知らないと話した。
「その可能性を匂わせたことすらないよ。誰もね。今はツアーのことを考えるだけで精一杯なんだ」。
ノエルが、OASISの活動を休止してメンバーそれぞれソロアルバムを作るべきだという発言をどう思います?
アンディ:いずれはそうしてもいいとは思うけど、今僕はソロアルバムに取り掛かるつもりはないよ。ノエルのソロ作品を聴いてみたいけど、今は忙しすぎて作 る時間はないんじゃないかな。たぶんいつか聴けるとは思うけど。リアムは新しく立ち上げたアパレルブランドに気が向いてるけど、彼はOASISのために音 楽を作るんだ。僕もソロアルバムはごめんだな。二つのプロジェクトを同時並行させると何かしら問題が起きると思うんだよ。うん、もちろんこれからのことは 誰にもわからない、でも僕にはソロアルバムを作る自分の姿は想像できない。少なくとも今のところはね。
架空のバンド、Spinal Tapのように、OASISにとってドラマーの入れ替わりは常にバンドにとって大きな問題となってきた。
アンディ・ベルは新しいドラマー、クリス・シャーロックをとても気に入っているようだ。
「クリスが来てOASISは進化したよ。ザックももちろん大好きだよ。彼も間違いなく最高のドラマーだ。でもクリスはOASISのメンバーになるために生 まれてきたような男なんだ。兄弟みたいに思ってる。ゲムと僕がOASISに歓迎されたように僕達も彼を待っていたんだ。クリスとなら誰も足を踏み入れたこ とのない境地に行ける気がする」。
ザック・スターキーがOASISから抜けた理由は何だったんでしょう?
アンディ:The Whoとの仕事も重なってだいぶ疲れてたんだと思うよ。どちらかを選ぶ必要があった、二つのバンドを掛け持ちするなんて無理だからね。The Whoが彼のもともとのバンドなんだし。リンゴはキース・ムーンの親友で、キース・ムーンはザックがドラムを志すきっかけになった人物でもあるんだ。だか らThe Whoを選んだのも納得がいくよ。
なんといってもあのThe Whoですもんね!
アンディ:その通り。でもこっちだって負けてない。僕達はOASISさ。
