子供の頃、学校生活は楽しめましたか?
リアム:俺、あまり学校に行ったことってないんだよね。子供の頃すでに学校は俺にとっちゃ意味の無いところってわかってたしさ。俺の人生は他のところ、学校の外にあるって確信してたんだ。遊び場では俺はガキ大将じゃなかったしゴマすりもしてなかった。ダチと一緒に遊んでたけど、1人でいることが多かった。グループ、例えばギャングに入ろうとは思ってなかったよ。ただ自分しか信じていなかったんだ。
ノエル:俺は15で学校をやめたんだ。子供時代は静かな性格だったが、今では頭のネジが吹っ飛んじまった。まあどうでもいいけど。あれからたくさんのことを学んだよ。学校では読み書きを習った。言ってみればそれだけさ。
ご両親は、あなた達に理想を押し付けたりはしなかった?
リアム:俺は9歳の時以来、父親とは話してないんだ。家族をダメにした男だからな。でも俺には他の家族がいる。2人の兄貴と俺。みんなであいつから逃げ出したのさ。身体だけでかくて頭はアルコール漬け・・・おふくろは一人ぼっちだった。俺達にはいつも優しくしてくれたけどね。これだけは間違いない。あの男は俺達にはもう必要ないんだ。
どうしてギャラガー家の長男は、OASISでプレイしていないんでしょう。
リアム:音楽を好きなのは俺達と一緒だけど、OASISの仕事の整理とかしてるよ。俺達の中で一番年上なんだ、30歳さ。
よくお母様のことについて話しますよね。彼女だけが、人として信じられるに足ると考えてるかのよう。
リアム:自分のおふくろ以上に信じられる人間なんているのかよ?おふくろは俺達を裏切らない。俺達を育て上げてくれた。そりゃ大変だっただろうさ、俺なんて400回はぶたれたからな。でもそのおかげで今の俺があるんだ。俺は幸せなんだ。おふくろのおかげで自信が持てる。学校では何一つまともにできなかったが、それで怒られることは一度もなかったしね。
今でもお母様の影響力は大きいのですか?例えば、「リアム、もうドラッグはやめなさい」と言われたら?
リアム:ありえねえよ、そんなこと言うわけない。おふくろが心配することなんて俺達何もしてねえし。新聞で俺達の記事を読んで、「ねえリアム、このことについて聞きたいことがあるのよ。キッチンに来なさい!」とは言うけど、でも何かを禁止したことはないよ。
ノエル:親にルールを決められたら、必ずそれを破りたくなるだろう。おふくろのやり方は、子供が自分の力で気づくまで放っておくんだ。賢いのさ。
兄弟であること以外に、二人の間に共通点はありますか?
リアム:(ためらいなく)ドラッグが好きなところかな、特にコカイン。俺は1日に6回はやる。あれの上を行くドラッグはないよ。コカインは良い。俺にとってのドラッグといえばコカインだ。
中毒にはならないのでしょうか?アメリカでは、ロックンロールとドラッグは切り離せないものですが。
リアム:旅行に行く時だって持ち歩いてるぜ、すぐ吸えるように。14歳から始めて、それから毎日欠かさず吸ってるもんな。兄貴だってそうさ、いけないことなのかもしれないが、ぶっ飛ぶのが好きなんだよ。これ以上ドラッグについて話すことはない。意味ねえだろ。俺の住んでるところではみんなドラッグやってたし、今更話題にすることでもないさ・・・・今じゃ、俺も自分のイメージを気にかけなきゃいけなくなったから、酒はあんまり飲まなくなったよ。ジン&トニックからジャック・ダニエルに変えた。1日1ボトル以上は飲まないって決めてるんだ。
ノエル:仕事から帰ってきても、何もすることがないって世界だからな。フットボールにジョン・レノン、そしてドラッグ。それが俺の全てだったわけ。スタジアムに行ったり、ドラッグをキメたり、ビートルズを聴いたり。OASISをやっていなければ、今でも俺はそういう生活をしていただろう。
社会に対して影響力があることはわかっている?子供たちはあなた達を真似しかねませんよ。
リアム:ジャーナリスト達の方からドラッグをやるのかどうか聞いてくるんだぜ、俺達は真実を答えるだけさ。インタビューに嘘はつかない。OASISに嘘はないんだ。でもよく聞けよ、そういうのにいちいちかまってる暇はねえんだ。俺はガキどもに「こういう風に頭をはたけ」とか教えるためにバンドをやってるわけじゃない。エヴァン・ダンドーが「俺はダメな野郎だ、不幸な男だ、不運なアーティストだ」だのほざいてるが、俺には到底受け入れられない。絶対無理。悪事、暴力、フーリガンイズム。俺はそれを売りにしてるつもりはない。
ノエル:俺達の責任じゃないさ。OASISが社会の風紀を乱しているっていう説はめちゃくちゃってことだ。もちろん時々は、ボーンヘッドはバカやるけどさ、カーテンをびりびり引き裂いたり。でも大人しくしてることだってあるんだ。ギグの後に部屋に直行して、ベッドの中で新聞を読むことだってあるんだぜ。
バーニッジの警察とあなた方は顔見知りだと言われていますが。
リアム:2,3、くだらねえことやらかしただけさ。悪いことはしてないぜ。
食料品店を襲ったり?
リアム:(笑って)・・・・思い出させないでくれよ。俺はほんのガキだった。今じゃ警察の厄介になるようなことはしてねえんだ。責められる覚えはない。
ドラッグを持ってるのがバレたり?
リアム:持ち歩いてたことなんて1回もねえよ。そこまでバカじゃない。・・・・・俺達はコンサート会場でドラッグ売買して捕まるマンデイズの間抜けとは違って、もっとずる賢いんだ。OASISは、ドラッグキメてステージにあがることはない。ギグは特別だ。あまりやばい状態で客の前に出ることは許されない。
OASISはブリティッシュロックの救世主のように扱われていますが、それは妥当な評価だと思いますか?
リアム:おふくろがワーキングクラスだったから、その子供の俺とノエルもそうなんだろう。左翼が好きそうな階級分け、俺達に一生つきまとうもの。でもそれだからって、投票して社会を変えようと思ったことはない。俺は投票なんて絶対しないぞ。政治家なんて信じちゃいねえからな。
ノエル:マンチェスター・シティをサポートしていることがまず、ワーキングクラスの証だよな。マンチェスター・ユナイテッドは、世界中の色んなクラスのファンを集めてるが、マン・シティは、道端にたむろする正直なマンキュニアンオンリーだ、クラブが2ndディヴィジョンに落ちようとも忠誠心は変わらない。エリック・カントーナは、俺達のチームでプレイするべきだな。実際、この2つのチームは正反対だよな。マン・ユナイテッドは、大企業、ソニーみたいなもんで、マン・シティはクリエイション・レコードみたいなもんだ。
リアム:ノエルはもう新しい曲を10は書いてるんだぜ。もう少し休んだら、スタジオに戻る予定さ。これからのキャリアを考えたり、5年先に思いを巡らすつもりはない。ただ出来るだけ早く前に進むだけだ。疑問を持つ時間なんてない。俺達が正しければ、すぐにOASISはビッグになるさ、U2みたいにな。
ノエル:俺達にはそれだけの力がある。ここまでくるのに3年かけたんだ。死ぬんじゃないかってくらい働いてきた・・・・もう少しスピードを落としたいよ。
プレッシャーを感じる?
リアム:みんなが俺達を待ってる、当然だな、俺達がやってきたことを思えば。アメリカだったらもっと大変だっただろうけど。俺達の家にあふれてるレコードが、OASISを新世代のローリング・ストーンズへと導いてくれた、刺激に満ちたバンドへね。ものすごい数のギグをこなしてきたが、それだって俺達には楽勝だった、ノープロブレムさ。ただあまりにやりすぎて爆発しそうだから、今は休憩が必要だろうな。
あなた達2人は、喧嘩をよくすると有名ですが、そのせいでバンドが解散の危機に陥ることは?
リアム:くだらねえ!兄貴がクズみてえなことをやったら、俺が殴って、俺がバカなことを喋ると、こいつに殴られる。普通だろ?俺達は兄弟なんだ、どこの兄弟も同じようなもんさ。昨日なんて、インゲン豆缶の値段で喧嘩したぜ。
ノエル:俺の方が年上だから、こいつは俺の言うことを聞くべきなんだ。聞き分けがないことを言ったら、2,3発殴るだけさ。バンドじゃ、俺がボスだろ。これは変わりようのない事実。リアムはロックンロールスターだ。ステージに上がり、マイクの前に立てば、こいつがバンドのフロントマンさ。でもビジネス面で言えば、俺が実権を握ってる。
現在、OASISの曲は歌詞もメロディもノエルが書いていますね。これが変わることはないのでしょうか?
リアム:(抑えた声で)・・・・ないな。部屋で曲を書くことはあるけど、それをバンドに見せることはないんだ。ノエルは曲を書くのが上手いだけじゃなくて、人間としても上だし、正しいことを言うし、俺より頭も良い。大好きだよ、誰よりも尊敬してる。だからノエルが曲を書けば、全てOKなんだ。出来上がったらまずは、こいつが歌って、それを俺が部屋の隅からこっそり見てるわけ。そうやって歌い方を学ぶのさ。
ノエル:2,3年前にリアムが、OASISの曲を2つ書いたことがあるんだ。やめろとすぐに言い渡してやったよ。お前はそのためにバンドにいるんじゃないってね。俺は完璧主義者だからな、曲を書くのは俺の仕事だ。そのために1人、静かなところにいる必要がある。そこから抜け出すために、酒とドラッグが必要なのさ。ドラッグの助けなしでは「Supersonic」とか「Shakermaker」は生まれなかった。でも「Slide Away」や「Live Forever」はラブソングだろ、何もしないでもするっと出てきたよ。
ノエル、あなた以外のメンバーは、曲作りに参加しようとしませんね。疲れない?ノエル:ちょっとストレスだけどな、でもどうしようもないだろう。他に選択肢はないんだ、これが一番良いやり方なんだよ。少なくとも、バンドを続けたいっていう意思はあるみたいだしね。アメリカを回ってる時、B面をレコーディングするために2,3時間スタジオで過ごしたんだが、他のクズどもが曲をちっとも演奏できないんで、結局俺が全部やったんだぞ。ドラムにベース、ギター、キーボード。それしか方法がなかったんだから。ボーンヘッドや他のやつがもっとまともだったらどうだろうと想像してみたけどさ、結局重要なのは、俺が書いたメロディなんだよな。
あなたの書く歌詞は、ありきたりだという批判に対してどう返答しましょうか?
ノエル:俺は街や電話で聞いた言葉を使ってシンプルに書くのが好きなんだ。すぐに覚えられて、アルファベットみたいに口から出てくる文章が好きなのさ。それでありきたりって言われることもあるが、俺にとってはどうでもいいね。
メロディが思い浮かばなくなるのではという恐れはないみたいですね?
ノエル:実を言うと、俺はもうすでに書きたいことは(長くため息をついて)・・・・音楽に関しちゃ何も心配してないんだ。いつだってメロディは出てくるからね。むしろ、どうやったらもう少し上手く歌詞を書けるか悩んでるところだよ。言いたいことはもう言ったのに、まだ書き続けなきゃならないんだ。もうちょっと世間が寛容であることを望むよ。じゃないと、俺はもう歌詞を書くことを辞めちまいそうだからな。
イングランドのプレスというものも、あなた達にとっては危険要素なのでは?
ノエル:誰かが、カート・コバーンを殺したのはイングランドのプレスだと言っていたよ。図星だな。クソプレスが1人の人間を死に追い詰め得るというのがよくわかるだろう!特に責任が大きいのは、記者どもじゃなくてカメラだな。
リアム:俺は、みんながバイブルを読んでる時に、毎週水曜の新聞を読んで育ったんだ。そして今、俺がプレスに狙われる側に立ったなんて、ふざけた話だよな。OASISをどう扱おうとしているのかがよくわかるよ。俺達の音楽に関する記事は、嘘や誤りだらけなんだから。
突然大金が舞い込んできたわけですが、危ない方向には進まない?
リアム:まだこれっぽっちも使ってないんだ。俺達が有頂天になろうとしても、ノエルが止めるしな。こいついっつも冷め切ってるからさ、全く・・・・もし使うとしたら、まずはマンチェスターを離れるよ、ノエルみたいに。でもロンドンには行かない。田舎に庭付きの家を建てるんだ。街にいると疲れるんだよな。あそこは仕事をする場所で、幸せに暮らせる場所じゃない。ギグをやって、仕事関係のやつらと会って、クラブで暴れる場所さ。でも日常生活はまた別なんだよ。もっと落ち着いた場所が良い。
正直言って、6ヶ月前こうなることを予想していました?
リアム:俺はいつだってOASISはビッグになると確信してたよ。この曲を聴けば疑いようがないだろ?まるで・・・宇宙並みに無限の可能性が詰まってるよ!驚いたのは、そのスピードさ。2ndアルバム頃にスターになると思ってたんだ、1stじゃなくて。
「Definitely Maybe」は、アルバムチャートで1位になりましたが、これからやりたいことは何?
ノエル:世界に俺達のことを知ってもらいたいんだ。イングランドじゃ満足できねえ・・・・本当に何をしたいかと言われたら、ビートルズみたいにスタジオに閉じこもりたいよ。レコーディングに集中するためにね。その後、ワールドツアーをして、プロモーションをして。天国だろうな。
リアム:なんか、これだけじゃ満足できねえんだよな、あっという間でさ。元の場所には戻りたくねえんだ。俺は歌うために生まれた。ロックンロールのおかげで救われたんだ。バンドがなけりゃ、今頃何してたかわかんねえよ。もしかしたら家で静かに暮らしてたのかもな。
この6ヶ月、OASIS周辺の騒がしさはすさまじいものがありましたね。長期間にわたるギグ、眠れぬ夜、喧嘩にグルーピー。この騒々しさにきりもみにされて潰されるのではないかという不安はありませんか?
リアム:俺達には覚悟ができてたんだ、こういう日々が始まることは承知の上でデビューしたんだよ。俺なんて14の頃からこういう生活だったしな、女の子に囲まれてさ。自分で選んだ道だから、耐え忍ぶとかそんな感じじゃない。とにかく、やりたいと思ったことはちゃんと自分の手でやり遂げるってことだよ。俺は何をやりたかったのかって?自分の感情を外へ爆発させたかったんだ、そのためにバンドをやってる。俺達はたった1枚のアルバムで、世界を虜にした。一発屋で終わらないように、俺もバンドもまだまだ世間をぶっ飛ばしてやるつもりさ。これまでになかったような歴史を作ってやるよ。
リアム:俺、あまり学校に行ったことってないんだよね。子供の頃すでに学校は俺にとっちゃ意味の無いところってわかってたしさ。俺の人生は他のところ、学校の外にあるって確信してたんだ。遊び場では俺はガキ大将じゃなかったしゴマすりもしてなかった。ダチと一緒に遊んでたけど、1人でいることが多かった。グループ、例えばギャングに入ろうとは思ってなかったよ。ただ自分しか信じていなかったんだ。
ノエル:俺は15で学校をやめたんだ。子供時代は静かな性格だったが、今では頭のネジが吹っ飛んじまった。まあどうでもいいけど。あれからたくさんのことを学んだよ。学校では読み書きを習った。言ってみればそれだけさ。
ご両親は、あなた達に理想を押し付けたりはしなかった?
リアム:俺は9歳の時以来、父親とは話してないんだ。家族をダメにした男だからな。でも俺には他の家族がいる。2人の兄貴と俺。みんなであいつから逃げ出したのさ。身体だけでかくて頭はアルコール漬け・・・おふくろは一人ぼっちだった。俺達にはいつも優しくしてくれたけどね。これだけは間違いない。あの男は俺達にはもう必要ないんだ。
どうしてギャラガー家の長男は、OASISでプレイしていないんでしょう。
リアム:音楽を好きなのは俺達と一緒だけど、OASISの仕事の整理とかしてるよ。俺達の中で一番年上なんだ、30歳さ。
よくお母様のことについて話しますよね。彼女だけが、人として信じられるに足ると考えてるかのよう。
リアム:自分のおふくろ以上に信じられる人間なんているのかよ?おふくろは俺達を裏切らない。俺達を育て上げてくれた。そりゃ大変だっただろうさ、俺なんて400回はぶたれたからな。でもそのおかげで今の俺があるんだ。俺は幸せなんだ。おふくろのおかげで自信が持てる。学校では何一つまともにできなかったが、それで怒られることは一度もなかったしね。
今でもお母様の影響力は大きいのですか?例えば、「リアム、もうドラッグはやめなさい」と言われたら?
リアム:ありえねえよ、そんなこと言うわけない。おふくろが心配することなんて俺達何もしてねえし。新聞で俺達の記事を読んで、「ねえリアム、このことについて聞きたいことがあるのよ。キッチンに来なさい!」とは言うけど、でも何かを禁止したことはないよ。
ノエル:親にルールを決められたら、必ずそれを破りたくなるだろう。おふくろのやり方は、子供が自分の力で気づくまで放っておくんだ。賢いのさ。
兄弟であること以外に、二人の間に共通点はありますか?
リアム:(ためらいなく)ドラッグが好きなところかな、特にコカイン。俺は1日に6回はやる。あれの上を行くドラッグはないよ。コカインは良い。俺にとってのドラッグといえばコカインだ。
中毒にはならないのでしょうか?アメリカでは、ロックンロールとドラッグは切り離せないものですが。
リアム:旅行に行く時だって持ち歩いてるぜ、すぐ吸えるように。14歳から始めて、それから毎日欠かさず吸ってるもんな。兄貴だってそうさ、いけないことなのかもしれないが、ぶっ飛ぶのが好きなんだよ。これ以上ドラッグについて話すことはない。意味ねえだろ。俺の住んでるところではみんなドラッグやってたし、今更話題にすることでもないさ・・・・今じゃ、俺も自分のイメージを気にかけなきゃいけなくなったから、酒はあんまり飲まなくなったよ。ジン&トニックからジャック・ダニエルに変えた。1日1ボトル以上は飲まないって決めてるんだ。
ノエル:仕事から帰ってきても、何もすることがないって世界だからな。フットボールにジョン・レノン、そしてドラッグ。それが俺の全てだったわけ。スタジアムに行ったり、ドラッグをキメたり、ビートルズを聴いたり。OASISをやっていなければ、今でも俺はそういう生活をしていただろう。
社会に対して影響力があることはわかっている?子供たちはあなた達を真似しかねませんよ。
リアム:ジャーナリスト達の方からドラッグをやるのかどうか聞いてくるんだぜ、俺達は真実を答えるだけさ。インタビューに嘘はつかない。OASISに嘘はないんだ。でもよく聞けよ、そういうのにいちいちかまってる暇はねえんだ。俺はガキどもに「こういう風に頭をはたけ」とか教えるためにバンドをやってるわけじゃない。エヴァン・ダンドーが「俺はダメな野郎だ、不幸な男だ、不運なアーティストだ」だのほざいてるが、俺には到底受け入れられない。絶対無理。悪事、暴力、フーリガンイズム。俺はそれを売りにしてるつもりはない。
ノエル:俺達の責任じゃないさ。OASISが社会の風紀を乱しているっていう説はめちゃくちゃってことだ。もちろん時々は、ボーンヘッドはバカやるけどさ、カーテンをびりびり引き裂いたり。でも大人しくしてることだってあるんだ。ギグの後に部屋に直行して、ベッドの中で新聞を読むことだってあるんだぜ。
バーニッジの警察とあなた方は顔見知りだと言われていますが。
リアム:2,3、くだらねえことやらかしただけさ。悪いことはしてないぜ。
食料品店を襲ったり?
リアム:(笑って)・・・・思い出させないでくれよ。俺はほんのガキだった。今じゃ警察の厄介になるようなことはしてねえんだ。責められる覚えはない。
ドラッグを持ってるのがバレたり?
リアム:持ち歩いてたことなんて1回もねえよ。そこまでバカじゃない。・・・・・俺達はコンサート会場でドラッグ売買して捕まるマンデイズの間抜けとは違って、もっとずる賢いんだ。OASISは、ドラッグキメてステージにあがることはない。ギグは特別だ。あまりやばい状態で客の前に出ることは許されない。
OASISはブリティッシュロックの救世主のように扱われていますが、それは妥当な評価だと思いますか?
リアム:おふくろがワーキングクラスだったから、その子供の俺とノエルもそうなんだろう。左翼が好きそうな階級分け、俺達に一生つきまとうもの。でもそれだからって、投票して社会を変えようと思ったことはない。俺は投票なんて絶対しないぞ。政治家なんて信じちゃいねえからな。
ノエル:マンチェスター・シティをサポートしていることがまず、ワーキングクラスの証だよな。マンチェスター・ユナイテッドは、世界中の色んなクラスのファンを集めてるが、マン・シティは、道端にたむろする正直なマンキュニアンオンリーだ、クラブが2ndディヴィジョンに落ちようとも忠誠心は変わらない。エリック・カントーナは、俺達のチームでプレイするべきだな。実際、この2つのチームは正反対だよな。マン・ユナイテッドは、大企業、ソニーみたいなもんで、マン・シティはクリエイション・レコードみたいなもんだ。
リアム:ノエルはもう新しい曲を10は書いてるんだぜ。もう少し休んだら、スタジオに戻る予定さ。これからのキャリアを考えたり、5年先に思いを巡らすつもりはない。ただ出来るだけ早く前に進むだけだ。疑問を持つ時間なんてない。俺達が正しければ、すぐにOASISはビッグになるさ、U2みたいにな。
ノエル:俺達にはそれだけの力がある。ここまでくるのに3年かけたんだ。死ぬんじゃないかってくらい働いてきた・・・・もう少しスピードを落としたいよ。
プレッシャーを感じる?
リアム:みんなが俺達を待ってる、当然だな、俺達がやってきたことを思えば。アメリカだったらもっと大変だっただろうけど。俺達の家にあふれてるレコードが、OASISを新世代のローリング・ストーンズへと導いてくれた、刺激に満ちたバンドへね。ものすごい数のギグをこなしてきたが、それだって俺達には楽勝だった、ノープロブレムさ。ただあまりにやりすぎて爆発しそうだから、今は休憩が必要だろうな。
あなた達2人は、喧嘩をよくすると有名ですが、そのせいでバンドが解散の危機に陥ることは?
リアム:くだらねえ!兄貴がクズみてえなことをやったら、俺が殴って、俺がバカなことを喋ると、こいつに殴られる。普通だろ?俺達は兄弟なんだ、どこの兄弟も同じようなもんさ。昨日なんて、インゲン豆缶の値段で喧嘩したぜ。
ノエル:俺の方が年上だから、こいつは俺の言うことを聞くべきなんだ。聞き分けがないことを言ったら、2,3発殴るだけさ。バンドじゃ、俺がボスだろ。これは変わりようのない事実。リアムはロックンロールスターだ。ステージに上がり、マイクの前に立てば、こいつがバンドのフロントマンさ。でもビジネス面で言えば、俺が実権を握ってる。
現在、OASISの曲は歌詞もメロディもノエルが書いていますね。これが変わることはないのでしょうか?
リアム:(抑えた声で)・・・・ないな。部屋で曲を書くことはあるけど、それをバンドに見せることはないんだ。ノエルは曲を書くのが上手いだけじゃなくて、人間としても上だし、正しいことを言うし、俺より頭も良い。大好きだよ、誰よりも尊敬してる。だからノエルが曲を書けば、全てOKなんだ。出来上がったらまずは、こいつが歌って、それを俺が部屋の隅からこっそり見てるわけ。そうやって歌い方を学ぶのさ。
ノエル:2,3年前にリアムが、OASISの曲を2つ書いたことがあるんだ。やめろとすぐに言い渡してやったよ。お前はそのためにバンドにいるんじゃないってね。俺は完璧主義者だからな、曲を書くのは俺の仕事だ。そのために1人、静かなところにいる必要がある。そこから抜け出すために、酒とドラッグが必要なのさ。ドラッグの助けなしでは「Supersonic」とか「Shakermaker」は生まれなかった。でも「Slide Away」や「Live Forever」はラブソングだろ、何もしないでもするっと出てきたよ。
ノエル、あなた以外のメンバーは、曲作りに参加しようとしませんね。疲れない?ノエル:ちょっとストレスだけどな、でもどうしようもないだろう。他に選択肢はないんだ、これが一番良いやり方なんだよ。少なくとも、バンドを続けたいっていう意思はあるみたいだしね。アメリカを回ってる時、B面をレコーディングするために2,3時間スタジオで過ごしたんだが、他のクズどもが曲をちっとも演奏できないんで、結局俺が全部やったんだぞ。ドラムにベース、ギター、キーボード。それしか方法がなかったんだから。ボーンヘッドや他のやつがもっとまともだったらどうだろうと想像してみたけどさ、結局重要なのは、俺が書いたメロディなんだよな。
あなたの書く歌詞は、ありきたりだという批判に対してどう返答しましょうか?
ノエル:俺は街や電話で聞いた言葉を使ってシンプルに書くのが好きなんだ。すぐに覚えられて、アルファベットみたいに口から出てくる文章が好きなのさ。それでありきたりって言われることもあるが、俺にとってはどうでもいいね。
メロディが思い浮かばなくなるのではという恐れはないみたいですね?
ノエル:実を言うと、俺はもうすでに書きたいことは(長くため息をついて)・・・・音楽に関しちゃ何も心配してないんだ。いつだってメロディは出てくるからね。むしろ、どうやったらもう少し上手く歌詞を書けるか悩んでるところだよ。言いたいことはもう言ったのに、まだ書き続けなきゃならないんだ。もうちょっと世間が寛容であることを望むよ。じゃないと、俺はもう歌詞を書くことを辞めちまいそうだからな。
イングランドのプレスというものも、あなた達にとっては危険要素なのでは?
ノエル:誰かが、カート・コバーンを殺したのはイングランドのプレスだと言っていたよ。図星だな。クソプレスが1人の人間を死に追い詰め得るというのがよくわかるだろう!特に責任が大きいのは、記者どもじゃなくてカメラだな。
リアム:俺は、みんながバイブルを読んでる時に、毎週水曜の新聞を読んで育ったんだ。そして今、俺がプレスに狙われる側に立ったなんて、ふざけた話だよな。OASISをどう扱おうとしているのかがよくわかるよ。俺達の音楽に関する記事は、嘘や誤りだらけなんだから。
突然大金が舞い込んできたわけですが、危ない方向には進まない?
リアム:まだこれっぽっちも使ってないんだ。俺達が有頂天になろうとしても、ノエルが止めるしな。こいついっつも冷め切ってるからさ、全く・・・・もし使うとしたら、まずはマンチェスターを離れるよ、ノエルみたいに。でもロンドンには行かない。田舎に庭付きの家を建てるんだ。街にいると疲れるんだよな。あそこは仕事をする場所で、幸せに暮らせる場所じゃない。ギグをやって、仕事関係のやつらと会って、クラブで暴れる場所さ。でも日常生活はまた別なんだよ。もっと落ち着いた場所が良い。
正直言って、6ヶ月前こうなることを予想していました?
リアム:俺はいつだってOASISはビッグになると確信してたよ。この曲を聴けば疑いようがないだろ?まるで・・・宇宙並みに無限の可能性が詰まってるよ!驚いたのは、そのスピードさ。2ndアルバム頃にスターになると思ってたんだ、1stじゃなくて。
「Definitely Maybe」は、アルバムチャートで1位になりましたが、これからやりたいことは何?
ノエル:世界に俺達のことを知ってもらいたいんだ。イングランドじゃ満足できねえ・・・・本当に何をしたいかと言われたら、ビートルズみたいにスタジオに閉じこもりたいよ。レコーディングに集中するためにね。その後、ワールドツアーをして、プロモーションをして。天国だろうな。
リアム:なんか、これだけじゃ満足できねえんだよな、あっという間でさ。元の場所には戻りたくねえんだ。俺は歌うために生まれた。ロックンロールのおかげで救われたんだ。バンドがなけりゃ、今頃何してたかわかんねえよ。もしかしたら家で静かに暮らしてたのかもな。
この6ヶ月、OASIS周辺の騒がしさはすさまじいものがありましたね。長期間にわたるギグ、眠れぬ夜、喧嘩にグルーピー。この騒々しさにきりもみにされて潰されるのではないかという不安はありませんか?
リアム:俺達には覚悟ができてたんだ、こういう日々が始まることは承知の上でデビューしたんだよ。俺なんて14の頃からこういう生活だったしな、女の子に囲まれてさ。自分で選んだ道だから、耐え忍ぶとかそんな感じじゃない。とにかく、やりたいと思ったことはちゃんと自分の手でやり遂げるってことだよ。俺は何をやりたかったのかって?自分の感情を外へ爆発させたかったんだ、そのためにバンドをやってる。俺達はたった1枚のアルバムで、世界を虜にした。一発屋で終わらないように、俺もバンドもまだまだ世間をぶっ飛ばしてやるつもりさ。これまでになかったような歴史を作ってやるよ。
