あなたはラジオのインタビューを始めとして、いろんなことを自分でやりますよね。
ノエル:あいつらが勝手に俺とリアムに言ってくるんだよ。(L.Aのアクセントで)「あなたとリアムの喧嘩をショーにしたいの」「それより、俺達がお前を ぶちのめすってのはどうだ?」「いい考えね!5分後に、私を叩きのめすふりをしてよ」「ふりじゃなくて本気でやってやるよ。鼻は確実に折れるぜ」。MTV でそいつは「ショーが始まったら、まず私にヘッドロックをかけてくれない?」「いやだね」「冗談よ」「俺は本気だぜ。どういう意味かわかってるよな?」と 言ってやった。ああいう連中は、Sonic Youtuはパンクだとか平気で思ってるからな、俺はそうは思わないけど。ちなみにGreen DayはDickiesの現代版だな。
OASISの活動が終わるときのことを考えたことは?
ノエル:わからない。OASISにはまだまだ可能性があると思うんだ。あの時もっとああすればとか考えたくないから、思う存分挑戦してみようと思ってる。Pulpには「スタジアムでプレイするのは馬鹿だけだ」と言われたけどね。
今よりさらに良くなる自信は?
ノエル:The SmithもThe Jamも充分に活動した後に解散した。The Smithの5枚のアルバムはどれも優劣がつけられない素晴らしい作品ばかりだろう。良い時期に解散したね。
5枚もアルバムを作れる?
ノエル:少なくとも3枚は作るつもりさ。The Jamみたいに。彼らはうだうだ活動を続けなかった。現実には5枚くらい作るかもしれないけど、俺は3枚で辞める気持ちで作るって意味だよ。
バンドでやりたいことがなくなったら、どうします?
ノエル:セッション・ミュージシャンにはならない。俺にもリアムにも歌えない曲がたくさんあるだろ、声域の幅とかそういう問題じゃなくて。ロッド・スチュ ワートのために曲を書き続けるかもな。レーベルを立ち上げたり、プロデューサーになったり…バンドを作って、曲は書くけど俺はメンバーじゃないってのも良 いかも!俺としては、そろそろ70年代音楽のリバイバルが来てもいい頃だと思うんだよ。
メンバーは誰にします?
ノエル:俺、ジョニー・マー、ポール・ウェラー。1枚アルバムを出してさ、ツアーは最高のものになるぞ、きっと。最後はアジアで締めて。ポール・ウェラー が歌って、キーボードを弾いて。俺はリズム・ギター。ジョニーはリード・ギターだ。ドラムとベース?Stone Rosesからレニをつれてくる。大所帯バンドが好きなんだ。SlyとかFamily Stoneみたいな、15人くらいのバンド。
ベースにはジャン・ジャック・バーネルをどうでしょう。
ノエル:失せろ。
「Some Might Say」は騒々しさと緊迫感がたまらない名曲だと思います。いつ書いたの?
ノエル:「Whatever」をレコーディングしていた時。俺はチジックに住んでて、残りのメンバーはコロンビアに泊まっていたんだ。メゾン・ラウンジで ギグを終えて、翌朝の11時にはスタジオに入る予定だった。みんなはホテルに戻り、そこで馬鹿なことをやってホテルを追い出され、一晩中騒いだらしい。 で、俺が翌朝11時きっかりスタジオに到着すると、誰もいねえんだ。そのままなんと夜の8時になるまで誰も来なかったんだぜ。午後2時ごろにあんまり退屈 で書いた曲が「Some Might Say」なんだよ。
他の曲もそういう風に書いたの?
ノエル:「Talk Tonight」はそんな感じかな。その時はテキサスにいて「Whatever」のB面をレコーディングしてた。俺とオーウェンは時間通り1時にスタジオに到着、他のメンバーは4時に到着。あいつらが来る前にレコーディングが終わったくらいさ。
「Acquiesce」は?
ノエル:「Some Might Say」のセッションをしてる時だったかな。もう1曲書かなきゃいけなくて、スピード感のあるリフが頭にあったんだ。そしたら、スタジオに向かうときにセ バーントンネルで電車が止まって2時間半も閉じ込められてさ。俺はアコースティックギターを持ってたから、時間つぶしに書いた曲がこれだ。同じ客室には女 が1人いて(気取った声で)「何をしてるの?」「見ての通り曲を作ってるんだ」「ああ!あなた、ポップ・グループのメンバー?」「見ての通りOASISの メンバーだよ」「娘があなたの曲聴いてたと思うわ」「それって俺の女?」ってな。まあ、どの曲も退屈しのぎに作った曲ってことだ。
歌詞を書くのは嫌いなんですよね。
ノエル:歌詞ね、許されるなら歌詞は書きたくないな。我慢できねえんだ。ムカつくぜ。
リアムについて書いたことはある?
ノエル:ああ、「ナル野郎」ってね(笑う)。「Take Me Away」はあいつのことを思い浮かべて書いたんだ。「お前は俺になれる。すぐになれるさ」ってところ。
「Acquiesce」の「俺達は互いに必要としてる。互いに信じあってる」というところは?
ノエル:リアムはそう思い込んでるみたいなんだよな。俺とあいつについて書かれた曲を、交互に歌いあうっていうのがこの曲のコンセプトだと、リアムは思ってる。でも、「お前馬鹿だろ。あれは俺とガールフレンドのための曲だ。俺にお前は必要ねえんだよ」と言ってやったよ。
リアムについてどう考えてる?
ノエル:でかい口を叩いてばっかりいる。いつも馬鹿なことやってるし。ある夜なんて、誰も一緒に遊んでくれないからって理由で、バンドをやめるとか言い出 したんだぜ。俺はそんな気分じゃなかった。大体俺は外で遊ぶのは好きじゃない。やることねえだろ、特にアメリカではさ。あるバーではステージで暴れるのが 趣味な連中でいっぱいで一晩中喧嘩するはめになって、またあるバーでは年寄りだらけで面白くねえ。まあとにかく、あいつにはいつも笑わせてもらってるよ。
本当にリアムがバンドを辞めるって言ったら?
ノエル:「わかった。それがお前の意志なら許そう」と言うかな。でも誰かがバッグ一杯のドラッグを持って現れたら俺達もさっさとやめてやるよ。
去年1年でリアムは変わった?
ノエル:馬鹿度が増したね。口に出すことはますます常軌を逸してる。あいつは毎回自分の能力以上のことをやろうとするんだ。俺はリアムがギャーギャーわめ いてる時に「この馬鹿を絞め殺せばこれ以上聞かずにすむのにな」と思ってる。で、次の日、あいつがまた騒いでる。仕方ないから「お前一体何が言いたいん だ?」と聞いてやる。リアムは自分が言いたいことを上手く表現できないからな。そしたらあいつは「肉とポテト入りのパイが食いてえって言ってんだよ」。 たったそれだけのことで騒ぐんだぜ。
リアムは学校ではどんな感じだったの?
ノエル:あいつが入学してきた時には、俺はもういなかったんだけど、小さい頃は、まともだったんだ、信じられないだろう。今じゃ、頭おかしいけどさ。 The Fallのマーク・E・スミスタイプの狂い方じゃなくて、ファッキンマッドだ。おかしい。狂ってる。頭がイカレてる。面白い話があるぜ。さっき話したマー ク・E・スミスのことだけど、俺があいつのことでわめき散らしてたんだ。ファッキンリバプール野郎ってね。あの男があまりに喋ってばかりいるからさ。一度 も口を閉じずに1時間延々と喋りまくるんだぜ。リアムは俺がわめいている間、ずーっと黙ってた。そして最後に俺をちらっと見て「あいつの女房もリバプール 出身だぜ」と言うんだ。俺は、「だから何だ、あいつの女房に謝れって言うのかよ、俺は俺の信念を貫いてみせる」と思って、「そいつもうるさい女に決まって るさ」と返した。そしたらリアムは「俺が言いたいのは、人の話に口を挟むなってことだよ」と言いやがった。な、妙にまともだろ。
これまでのスター扱いに関しては?
ノエル:あいつがさらにイカレちまったのはそのせいなんだ。俺達も同じくね。俺達兄弟以外の3人はそれほどでもないかな。
彼はフロントマンだからさらに注目を集めるのでは?
ノエル:あいつの後ろにはたくさんの女の子達がついて回って、俺の後ろには、歌詞を研究しつくしたそばかすだらけの学生達がついて回る。俺はあいつより年上だから、あのちっちゃな頭で何を考えてるかなんて想像もつかないよ。
彼はみんなに注目されてると思ってるようですが、実際そうですよね。
ノエル:ああ、マスコミの前に出ていって「俺は生まれたときからスターだ」とわめくタイプだね。「カート・コバーンは悲しい曲しか書けなくて、運命を自分 の思い通りにすることも出来ないやつだから聞いててムカつく」とか抜かすタイプさ。でもみんなに注目されることで天狗になるんなら、結局、方向は違うけど カート・コバーンと大差ないぜ、だろ?だからあいつはそういうことを言うべきじゃない。
彼はむしろフランク・シナトラに似てません?
ノエル:(にっこり笑って)そうだね。
もしあなたが「もうこれでおわりだ」と言ったらリアムはどうするでしょう?
ノエル:俺が他の誰かのために曲を書いて、プロデューサーをして、釣り堀経営を始めたらってこと?ああ!あいつは心身ともにぼろぼろになるだろうな。今で も俺がバンドを一緒に続けてるのは、ただ一つの理由からだ。おふくろにお願いされてるからだよ。「リアムは1人じゃ何も出来ないから」ってな。俺はおふく ろのためだけにバンドを続けてるんだ。だからあいつはおふくろに感謝すべきだね。
今度のツアーでは、リアムはまともだったようにみえますが実情は違うんでしょうね。あなたもツアー中は好きなことをいろいろしたんじゃないですか?
ノエル:全然普通じゃねえよ。あいつも自分で自分は異常だとわかってるんだ。いつも外でうろうろして、未だにジョークを理解できねえ。俺はロンドンで ジョークに触れてるからわかるんだけどさ。女の子達を引き連れてると、絶対に一人、馬鹿なやつが「私、あなたのバンドってくだらないと思うわ」と言ってく る。俺なら「俺もそう思うぜ」「あなたも馬鹿よね」。そしたら俺は、50ポンドを渡して「お前達、ただ飲む金がほしいだけなんだろ?」と、さらっと受け流 すぜ。リアムときたら、全て本気にとるからな。
うぶですね。
ノエル:この世を生き抜く秘訣さ。
彼、これからどうなるんでしょう。
ノエル:俺が知るかよ。実を言うとどうでもいい。
何か将来の計画はある?
ノエル:ああ、本を書きたいんだ。OASISの歴史をね。もう題名も考えてある。「悲しいけどこれが真実、OASISの栄光と堕落」
今夜歓迎会があるとしたら行く?
ノエル:冗談だろ?リアムと一緒に行ったことがあるけど、部屋に入ったとたん、全員立ち上がって賞賛の嵐だ。「今すぐ、消えろ」と思ったね。男が「リーラ ンドさんとノートンさんが来てくれて嬉しいです」と紹介しやがったから、俺はその馬鹿に「お前には俺がモーターバイク(訳注:ノートンというバイクのメー カーがある)に見えるのか?」。するとそいつは俺を見て「何ですって?」。俺の代わりにリアムが「うちの兄貴がモーターバイクに見えるのかって聞いてんだ よ」と返してさ。あいつらが俺達の名前だけでもちゃんと言えたら、素晴らしい夜になってたのにな。あの連中は、どんなに俺達のために力を尽くしてきたか、 どんなに良いチームか誇りに思え、そういうことばかり言ってくる。俺は「ちょっと待ってくれ、俺は曲を書くのに忙しいんだ、だから誇りに思うのは、俺と OASISだけだ。もちろんお前は論外」と言ってやるよ。あいつらが「でも私達があなた方のためにすばらしい仕事をしているのを知ってほしいんです」と 言ってきたら「わかった、で、いくら払えって言うんだ?!お前はそういう仕事をして給料をもらうんだろ、クソったれ!」と言うさ。
で、それに対して彼らはどう答えてきました?
ノエル:「さすがイギリス人!あなたのユーモアセンスはジョン・クリース並みね!」。
それが最後の歓迎会?
ノエル:その後にも1回行った。どっかのレコード会社がディナーを用意してて、俺達は食うものがなかったから「仕方ない、行って何か食ってこう」ってこと になった。広い部屋に入っていったら、他のバンドメンバーは来ても俺は来ないと思ってたらしい。だから妙に感謝されてね。「本当にありがとう」「俺はただ 飯を食いにきたんだ。誰とも話すつもりはない」。食事の後、そいつはスピーチをぶった。「バンドに感謝を。ノエルには話しかけないで」。みんな拍手。
アメリカでは、専用のマネージャーを雇うんですか?
ノエル:いや。みんなイギリスにはイギリス、アメリカにはアメリカのマネージャーがいるようだけど、俺達は違う。「意味わかんねえよ?!俺達にはもうマ ネージャーがいる。どうしてさらに他人に20%払わなきゃいけねえんだ?」ってな具合さ。マーカスとは契約さえしてないんだ。ただ握手しただけ。一枚の紙 切れより重みのある握手だよ。
彼が金の半分を持って逃げたら?
ノエル:訴える。
でも、最初から契約してないんですから。
ノエル:じゃあ、家を燃やそう。心当たりがあるだろうから誰が犯人かすぐにわかるだろ。俺は得しないが、それはやつも同じだ。
■ノエルのフェイバリット
アルバム:
1.The Beatles - 67-70
2.Sex Pistols - Never Mind The Bollocks
3.The Jam - Snap!
4.The Who - Greatest Hits
5.The Small Faces - Ogden's Nut Gone Flake
6.Paul Weller - Stanley Road
7.Primal Scream - Screamadelica
8.The Stone Roses - The Stone Roses
9.The La's - The La's
10.Happy Mondays - Pills Thrills and bellyaches
11. The Stooges- The Stooges
シングル:上のバンドのシングル全て。
本:本は読まない。
映画:
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
スカーフェイス
キング・オブ・コメディ
タクシー・ドライバー
ダーティー・ハリー
レザボア・ドッグス
イエロー・サブマリン
ノエル:あいつらが勝手に俺とリアムに言ってくるんだよ。(L.Aのアクセントで)「あなたとリアムの喧嘩をショーにしたいの」「それより、俺達がお前を ぶちのめすってのはどうだ?」「いい考えね!5分後に、私を叩きのめすふりをしてよ」「ふりじゃなくて本気でやってやるよ。鼻は確実に折れるぜ」。MTV でそいつは「ショーが始まったら、まず私にヘッドロックをかけてくれない?」「いやだね」「冗談よ」「俺は本気だぜ。どういう意味かわかってるよな?」と 言ってやった。ああいう連中は、Sonic Youtuはパンクだとか平気で思ってるからな、俺はそうは思わないけど。ちなみにGreen DayはDickiesの現代版だな。
OASISの活動が終わるときのことを考えたことは?
ノエル:わからない。OASISにはまだまだ可能性があると思うんだ。あの時もっとああすればとか考えたくないから、思う存分挑戦してみようと思ってる。Pulpには「スタジアムでプレイするのは馬鹿だけだ」と言われたけどね。
今よりさらに良くなる自信は?
ノエル:The SmithもThe Jamも充分に活動した後に解散した。The Smithの5枚のアルバムはどれも優劣がつけられない素晴らしい作品ばかりだろう。良い時期に解散したね。
5枚もアルバムを作れる?
ノエル:少なくとも3枚は作るつもりさ。The Jamみたいに。彼らはうだうだ活動を続けなかった。現実には5枚くらい作るかもしれないけど、俺は3枚で辞める気持ちで作るって意味だよ。
バンドでやりたいことがなくなったら、どうします?
ノエル:セッション・ミュージシャンにはならない。俺にもリアムにも歌えない曲がたくさんあるだろ、声域の幅とかそういう問題じゃなくて。ロッド・スチュ ワートのために曲を書き続けるかもな。レーベルを立ち上げたり、プロデューサーになったり…バンドを作って、曲は書くけど俺はメンバーじゃないってのも良 いかも!俺としては、そろそろ70年代音楽のリバイバルが来てもいい頃だと思うんだよ。
メンバーは誰にします?
ノエル:俺、ジョニー・マー、ポール・ウェラー。1枚アルバムを出してさ、ツアーは最高のものになるぞ、きっと。最後はアジアで締めて。ポール・ウェラー が歌って、キーボードを弾いて。俺はリズム・ギター。ジョニーはリード・ギターだ。ドラムとベース?Stone Rosesからレニをつれてくる。大所帯バンドが好きなんだ。SlyとかFamily Stoneみたいな、15人くらいのバンド。
ベースにはジャン・ジャック・バーネルをどうでしょう。
ノエル:失せろ。
「Some Might Say」は騒々しさと緊迫感がたまらない名曲だと思います。いつ書いたの?
ノエル:「Whatever」をレコーディングしていた時。俺はチジックに住んでて、残りのメンバーはコロンビアに泊まっていたんだ。メゾン・ラウンジで ギグを終えて、翌朝の11時にはスタジオに入る予定だった。みんなはホテルに戻り、そこで馬鹿なことをやってホテルを追い出され、一晩中騒いだらしい。 で、俺が翌朝11時きっかりスタジオに到着すると、誰もいねえんだ。そのままなんと夜の8時になるまで誰も来なかったんだぜ。午後2時ごろにあんまり退屈 で書いた曲が「Some Might Say」なんだよ。
他の曲もそういう風に書いたの?
ノエル:「Talk Tonight」はそんな感じかな。その時はテキサスにいて「Whatever」のB面をレコーディングしてた。俺とオーウェンは時間通り1時にスタジオに到着、他のメンバーは4時に到着。あいつらが来る前にレコーディングが終わったくらいさ。
「Acquiesce」は?
ノエル:「Some Might Say」のセッションをしてる時だったかな。もう1曲書かなきゃいけなくて、スピード感のあるリフが頭にあったんだ。そしたら、スタジオに向かうときにセ バーントンネルで電車が止まって2時間半も閉じ込められてさ。俺はアコースティックギターを持ってたから、時間つぶしに書いた曲がこれだ。同じ客室には女 が1人いて(気取った声で)「何をしてるの?」「見ての通り曲を作ってるんだ」「ああ!あなた、ポップ・グループのメンバー?」「見ての通りOASISの メンバーだよ」「娘があなたの曲聴いてたと思うわ」「それって俺の女?」ってな。まあ、どの曲も退屈しのぎに作った曲ってことだ。
歌詞を書くのは嫌いなんですよね。
ノエル:歌詞ね、許されるなら歌詞は書きたくないな。我慢できねえんだ。ムカつくぜ。
リアムについて書いたことはある?
ノエル:ああ、「ナル野郎」ってね(笑う)。「Take Me Away」はあいつのことを思い浮かべて書いたんだ。「お前は俺になれる。すぐになれるさ」ってところ。
「Acquiesce」の「俺達は互いに必要としてる。互いに信じあってる」というところは?
ノエル:リアムはそう思い込んでるみたいなんだよな。俺とあいつについて書かれた曲を、交互に歌いあうっていうのがこの曲のコンセプトだと、リアムは思ってる。でも、「お前馬鹿だろ。あれは俺とガールフレンドのための曲だ。俺にお前は必要ねえんだよ」と言ってやったよ。
リアムについてどう考えてる?
ノエル:でかい口を叩いてばっかりいる。いつも馬鹿なことやってるし。ある夜なんて、誰も一緒に遊んでくれないからって理由で、バンドをやめるとか言い出 したんだぜ。俺はそんな気分じゃなかった。大体俺は外で遊ぶのは好きじゃない。やることねえだろ、特にアメリカではさ。あるバーではステージで暴れるのが 趣味な連中でいっぱいで一晩中喧嘩するはめになって、またあるバーでは年寄りだらけで面白くねえ。まあとにかく、あいつにはいつも笑わせてもらってるよ。
本当にリアムがバンドを辞めるって言ったら?
ノエル:「わかった。それがお前の意志なら許そう」と言うかな。でも誰かがバッグ一杯のドラッグを持って現れたら俺達もさっさとやめてやるよ。
去年1年でリアムは変わった?
ノエル:馬鹿度が増したね。口に出すことはますます常軌を逸してる。あいつは毎回自分の能力以上のことをやろうとするんだ。俺はリアムがギャーギャーわめ いてる時に「この馬鹿を絞め殺せばこれ以上聞かずにすむのにな」と思ってる。で、次の日、あいつがまた騒いでる。仕方ないから「お前一体何が言いたいん だ?」と聞いてやる。リアムは自分が言いたいことを上手く表現できないからな。そしたらあいつは「肉とポテト入りのパイが食いてえって言ってんだよ」。 たったそれだけのことで騒ぐんだぜ。
リアムは学校ではどんな感じだったの?
ノエル:あいつが入学してきた時には、俺はもういなかったんだけど、小さい頃は、まともだったんだ、信じられないだろう。今じゃ、頭おかしいけどさ。 The Fallのマーク・E・スミスタイプの狂い方じゃなくて、ファッキンマッドだ。おかしい。狂ってる。頭がイカレてる。面白い話があるぜ。さっき話したマー ク・E・スミスのことだけど、俺があいつのことでわめき散らしてたんだ。ファッキンリバプール野郎ってね。あの男があまりに喋ってばかりいるからさ。一度 も口を閉じずに1時間延々と喋りまくるんだぜ。リアムは俺がわめいている間、ずーっと黙ってた。そして最後に俺をちらっと見て「あいつの女房もリバプール 出身だぜ」と言うんだ。俺は、「だから何だ、あいつの女房に謝れって言うのかよ、俺は俺の信念を貫いてみせる」と思って、「そいつもうるさい女に決まって るさ」と返した。そしたらリアムは「俺が言いたいのは、人の話に口を挟むなってことだよ」と言いやがった。な、妙にまともだろ。
これまでのスター扱いに関しては?
ノエル:あいつがさらにイカレちまったのはそのせいなんだ。俺達も同じくね。俺達兄弟以外の3人はそれほどでもないかな。
彼はフロントマンだからさらに注目を集めるのでは?
ノエル:あいつの後ろにはたくさんの女の子達がついて回って、俺の後ろには、歌詞を研究しつくしたそばかすだらけの学生達がついて回る。俺はあいつより年上だから、あのちっちゃな頭で何を考えてるかなんて想像もつかないよ。
彼はみんなに注目されてると思ってるようですが、実際そうですよね。
ノエル:ああ、マスコミの前に出ていって「俺は生まれたときからスターだ」とわめくタイプだね。「カート・コバーンは悲しい曲しか書けなくて、運命を自分 の思い通りにすることも出来ないやつだから聞いててムカつく」とか抜かすタイプさ。でもみんなに注目されることで天狗になるんなら、結局、方向は違うけど カート・コバーンと大差ないぜ、だろ?だからあいつはそういうことを言うべきじゃない。
彼はむしろフランク・シナトラに似てません?
ノエル:(にっこり笑って)そうだね。
もしあなたが「もうこれでおわりだ」と言ったらリアムはどうするでしょう?
ノエル:俺が他の誰かのために曲を書いて、プロデューサーをして、釣り堀経営を始めたらってこと?ああ!あいつは心身ともにぼろぼろになるだろうな。今で も俺がバンドを一緒に続けてるのは、ただ一つの理由からだ。おふくろにお願いされてるからだよ。「リアムは1人じゃ何も出来ないから」ってな。俺はおふく ろのためだけにバンドを続けてるんだ。だからあいつはおふくろに感謝すべきだね。
今度のツアーでは、リアムはまともだったようにみえますが実情は違うんでしょうね。あなたもツアー中は好きなことをいろいろしたんじゃないですか?
ノエル:全然普通じゃねえよ。あいつも自分で自分は異常だとわかってるんだ。いつも外でうろうろして、未だにジョークを理解できねえ。俺はロンドンで ジョークに触れてるからわかるんだけどさ。女の子達を引き連れてると、絶対に一人、馬鹿なやつが「私、あなたのバンドってくだらないと思うわ」と言ってく る。俺なら「俺もそう思うぜ」「あなたも馬鹿よね」。そしたら俺は、50ポンドを渡して「お前達、ただ飲む金がほしいだけなんだろ?」と、さらっと受け流 すぜ。リアムときたら、全て本気にとるからな。
うぶですね。
ノエル:この世を生き抜く秘訣さ。
彼、これからどうなるんでしょう。
ノエル:俺が知るかよ。実を言うとどうでもいい。
何か将来の計画はある?
ノエル:ああ、本を書きたいんだ。OASISの歴史をね。もう題名も考えてある。「悲しいけどこれが真実、OASISの栄光と堕落」
今夜歓迎会があるとしたら行く?
ノエル:冗談だろ?リアムと一緒に行ったことがあるけど、部屋に入ったとたん、全員立ち上がって賞賛の嵐だ。「今すぐ、消えろ」と思ったね。男が「リーラ ンドさんとノートンさんが来てくれて嬉しいです」と紹介しやがったから、俺はその馬鹿に「お前には俺がモーターバイク(訳注:ノートンというバイクのメー カーがある)に見えるのか?」。するとそいつは俺を見て「何ですって?」。俺の代わりにリアムが「うちの兄貴がモーターバイクに見えるのかって聞いてんだ よ」と返してさ。あいつらが俺達の名前だけでもちゃんと言えたら、素晴らしい夜になってたのにな。あの連中は、どんなに俺達のために力を尽くしてきたか、 どんなに良いチームか誇りに思え、そういうことばかり言ってくる。俺は「ちょっと待ってくれ、俺は曲を書くのに忙しいんだ、だから誇りに思うのは、俺と OASISだけだ。もちろんお前は論外」と言ってやるよ。あいつらが「でも私達があなた方のためにすばらしい仕事をしているのを知ってほしいんです」と 言ってきたら「わかった、で、いくら払えって言うんだ?!お前はそういう仕事をして給料をもらうんだろ、クソったれ!」と言うさ。
で、それに対して彼らはどう答えてきました?
ノエル:「さすがイギリス人!あなたのユーモアセンスはジョン・クリース並みね!」。
それが最後の歓迎会?
ノエル:その後にも1回行った。どっかのレコード会社がディナーを用意してて、俺達は食うものがなかったから「仕方ない、行って何か食ってこう」ってこと になった。広い部屋に入っていったら、他のバンドメンバーは来ても俺は来ないと思ってたらしい。だから妙に感謝されてね。「本当にありがとう」「俺はただ 飯を食いにきたんだ。誰とも話すつもりはない」。食事の後、そいつはスピーチをぶった。「バンドに感謝を。ノエルには話しかけないで」。みんな拍手。
アメリカでは、専用のマネージャーを雇うんですか?
ノエル:いや。みんなイギリスにはイギリス、アメリカにはアメリカのマネージャーがいるようだけど、俺達は違う。「意味わかんねえよ?!俺達にはもうマ ネージャーがいる。どうしてさらに他人に20%払わなきゃいけねえんだ?」ってな具合さ。マーカスとは契約さえしてないんだ。ただ握手しただけ。一枚の紙 切れより重みのある握手だよ。
彼が金の半分を持って逃げたら?
ノエル:訴える。
でも、最初から契約してないんですから。
ノエル:じゃあ、家を燃やそう。心当たりがあるだろうから誰が犯人かすぐにわかるだろ。俺は得しないが、それはやつも同じだ。
■ノエルのフェイバリット
アルバム:
1.The Beatles - 67-70
2.Sex Pistols - Never Mind The Bollocks
3.The Jam - Snap!
4.The Who - Greatest Hits
5.The Small Faces - Ogden's Nut Gone Flake
6.Paul Weller - Stanley Road
7.Primal Scream - Screamadelica
8.The Stone Roses - The Stone Roses
9.The La's - The La's
10.Happy Mondays - Pills Thrills and bellyaches
11. The Stooges- The Stooges
シングル:上のバンドのシングル全て。
本:本は読まない。
映画:
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ
スカーフェイス
キング・オブ・コメディ
タクシー・ドライバー
ダーティー・ハリー
レザボア・ドッグス
イエロー・サブマリン
